施工管理の平均年収はいくら?建築約679万円・土木約625万円、年齢別・会社の規模別に【2026年3月公表】

建設業

※この記事には広告(PR)が含まれています。広告リンクは記事の後半にあります。

施工管理の仕事をしていると、「自分の年収は相場と比べて高いのか、低いのか」「年齢や会社の大きさで、普通はどれくらいなのか」が気になります。

ここでは、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」から、施工管理の人が入る職種の年収を、年齢別・会社の規模別・経験年数別に並べます。転職サイトの自社データではなく、国の統計の数字だけを使います。

この記事で分かること

  • 施工管理を含む技術者の平均年収は、建築技術者で約679万円、土木技術者で約625万円。働く人全体の平均(約546万円)より高い
  • 建築技術者の年収は55〜59歳の約880万円がいちばん高く、30〜34歳は約636万円
  • 1,000人以上の会社では、建築技術者の年収は約861万円。10〜99人の会社(約586万円)と約275万円の差

施工管理の転職で、転職エージェント・求人サイト・知人の紹介のどれを使うかの分け方は施工管理の転職エージェントはどう選ぶ?にまとめています。

施工管理を含む技術者の平均年収は約625万〜679万円

職種平均年収(目安)月の給与(残業代込み)年間賞与平均年齢
建築技術者約679万円45万6,200円131万6,100円43.4歳
土木技術者約625万円41万7,900円123万4,700円46.0歳
働く人全体(全産業・全職種)約546万円37万500円100万9,600円44.4歳

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第1表(職種(小分類)別)・産業大分類 第1表(産業計)。平均年収は「月の給与×12か月+年間賞与」で計算した目安です。

施工管理の人が入る職種の平均年収は、建築技術者で約679万円、土木技術者で約625万円 です。働く人全体の平均(約546万円)より、建築技術者は約133万円、土木技術者は約79万円高くなっています。

この数字を読むときの注意

  • 「施工管理」という名前の職種は、この統計にはありません。 厚生労働省の職種の区分では、建築施工管理技術者・建築現場監督は「建築技術者」に、土木施工管理技術者・土木現場監督は「土木技術者」に入ります。建築技術者には、建築士や設計の人も入っています
  • 年収は計算した目安です。 月の給与は2025年6月分の「きまって支給する現金給与額」(基本給・手当・残業代を含む)で、これを12倍し、前の年1年間の賞与を足しました。税金や社会保険料を引く前の額です
  • フルタイムで働く人(一般労働者)の数字です。 働く人が10人以上の会社が対象です
  • 全員の平均です。 資格の有無、役職、会社によって大きく変わります

年齢別の年収:建築技術者は55〜59歳で約880万円

年齢建築技術者土木技術者働く人全体
20〜24歳約412万円約435万円約361万円
25〜29歳約551万円約555万円約448万円
30〜34歳約636万円約599万円約507万円
35〜39歳約710万円約669万円約557万円
40〜44歳約748万円約625万円約595万円
45〜49歳約765万円約686万円約614万円
50〜54歳約808万円約726万円約634万円
55〜59歳約880万円約735万円約641万円
60〜64歳約743万円約646万円約506万円
65〜69歳約585万円約516万円約402万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第5表(職種(小分類)、年齢階級別)・産業大分類 第1表(産業計)。年収は「月の給与×12+年間賞与」で計算した目安です。

建築技術者の年収は、年齢とともに上がり、55〜59歳の約880万円 がいちばん高くなっています。30〜34歳では約636万円で、20代後半(約551万円)より約85万円高い水準です。

土木技術者も55〜59歳の約735万円がいちばん高く、どの年齢でも働く人全体の平均を上回っています。60歳を過ぎると、どちらも下がります。

会社の規模別:1,000人以上の会社は約861万円

会社の規模建築技術者土木技術者
1,000人以上約861万円約760万円
100〜999人約659万円約655万円
10〜99人約586万円約564万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第1表(企業規模別)。年収は「月の給与×12+年間賞与」で計算した目安です。

会社の規模で、年収は大きく違います。建築技術者では、1,000人以上の会社の約861万円に対して、10〜99人の会社は約586万円で、約275万円の差 があります。月の給与(残業代込み)は1,000人以上が56万400円、10〜99人が40万400円で月16万円の差、賞与も年187万9,900円と104万9,800円で約83万円の差があります。

土木技術者でも、1,000人以上と10〜99人の差は約197万円です。

経験年数で年収はどう上がるか

その仕事の経験年数建築技術者土木技術者
0年約372万円約402万円
1〜4年約461万円約460万円
5〜9年約547万円約544万円
10〜14年約639万円約584万円
15年以上約753万円約655万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第10表(職種(小分類)、経験年数階級別)。この表には残業代を含む月の給与がないため、「所定内給与(残業代を除く)×12+年間賞与」 で計算しています。上の表より少し低めに出ます。

その仕事の経験が長いほど、年収は高くなっています。建築技術者では、経験15年以上の約753万円は、経験0年(約372万円)の約2倍です。

5〜9年と10〜14年のあいだでも、建築技術者は約93万円上がっています。ただし、経験の長い人ほど年齢も高いので、この差のすべてが経験の分だとは言えません。

残業時間:建築技術者は月17時間、25〜34歳は月28時間

区分月の残業時間(2025年6月)
建築技術者17時間
建築技術者(25〜29歳・30〜34歳)28時間
土木技術者12時間
働く人全体11時間

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第1表・第5表・産業大分類 第1表(超過実労働時間数)

建築技術者の残業時間は月17時間で、働く人全体(11時間)より長くなっています。特に25〜34歳は月28時間です。

この記事の年収には 残業代が含まれています。施工管理の年収が高い理由の一部は、残業の多さにもあると読めます。ただし、これは2025年6月の1か月だけの数字で、繁忙期の残業時間は分かりません。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 施工管理を含む技術者の平均年収は、建築技術者で約679万円、土木技術者で約625万円で、働く人全体の平均(約546万円)より高い
  • 建築技術者の年収は55〜59歳の約880万円がいちばん高い
  • 1,000人以上の会社と10〜99人の会社では、建築技術者で約275万円の差がある
  • その仕事の経験が長いほど年収は高く、建築技術者の経験15年以上は0年の約2倍

言えないこと

  • 施工管理の人だけの年収。建築技術者には建築士や設計の人も入っています
  • 1級・2級など、資格ごとの年収。この統計は資格で分けていません
  • 会社ごとの年収(ゼネコン各社の年収など)。この統計は会社の規模で分けているだけです
  • 自分が転職したときの年収。会社・地域・役職・経験で大きく変わります

建設業の給料は、年齢ごとの基本給を建設業の賃金は何歳がいちばん高い?に、ボーナスと残業代を入れた給料を建設業の給料はボーナス込みでいくら?に、職種ごとの求人倍率を建設業の求人倍率は職種でどれだけ違う?にまとめています。会社の規模による賃金の違いは会社の規模で賃金はどれだけ違う?にあります。

建設業の働き方については、残業時間を建設業の平均残業時間はどれくらい?で、有給休暇の取得率を建設業は有給休暇が取りにくい?で、年間休日を建設業の年間休日は本当に少ない?で、辞める人の割合を建設業の離職率は本当に高い?で、ほかの業種と比べています。

自分の年収を、この数字と比べるときに

平均で見ると、施工管理を含む技術者の年収は、働く人全体より高く、年齢・経験・会社の規模で大きく変わります。ただし、これは全員の平均です。次のような人は、平均の数字がそのまま当てはまりません。

  • 残業が月の平均よりはるかに多く、年収の多くを残業代が占めている人
  • 小さな会社にいる人(会社の規模で200万円以上の差があります)
  • 同じ年齢でも、施工管理の経験年数が短い人(経験年数で年収は大きく変わります)

まず自分の年収を、同じ年齢・同じくらいの会社の規模の数字と比べてから、動くかどうかを考えるほうが確実です。

20代の施工管理の年収・残業と、若い年代で建設業に転職した人の給料の変化は施工管理の20代の転職、数字で見ると?25〜29歳の年収約551万円にまとめています。

電験三種を独学・通信講座・通学のどれで勉強するかの選び方は電験三種は独学・通信講座・通学のどれで勉強する?にまとめています。

自分の年収が相場より低いか、確かめたいときは

統計で分かるのは平均までです。自分の施工管理の経験や資格が、ほかの会社でどれくらいの年収になるのかは、平均からは分かりません。建設業界を専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。

公式サイトでは、利用は完全無料で、相談だけでもよいこと、平日の夜や土日祝日の面談も調整できることが案内されています。

【PR】ビルドジョブ|建設業界特化の転職エージェントの無料キャリア面談

申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。

次のような人には向きません。

  • 60歳以上の方(申し込みの対象外です)
  • 施工管理の経験や資格がない人(施工管理の経験者・資格保有者を主な対象にしたサービスです)
  • 業務委託やアルバイトのみを探している人(正社員希望の方向けのサービスです)
  • いまの年収に納得していて、相場の数字だけ知りたい人(この記事の統計で足ります)

出典

  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額)・第5表(職種(小分類)、年齢階級別)・第10表(職種(小分類)、年齢階級、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額)
  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 産業大分類 第1表(産業計)
  • 厚生労働省「賃金構造基本統計調査の新職種区分 職種一覧」(建築技術者・土木技術者に含まれる仕事)

月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。男女計・企業規模10人以上・一般労働者(短時間労働者を除く)の数字です。

タイトルとURLをコピーしました