1級施工管理技士の勉強はどこから?第二次検定は建築39.0%・土木38.9%、受ける人の約7割は「第二次だけ」【令和7年度】

1級施工管理技士の勉強の計画に使う数字 建設業

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1級の施工管理技士を受けるとき、「独学で受かるのか」「第一次と第二次、どちらでつまずく人が多いのか」が気になります。

ここでは、試験を実施している一般財団法人 建設業振興基金と一般財団法人 全国建設研修センターの発表から、1級の第二次検定の合格率と受けている人の内訳を並べ、勉強の計画を立てるときに確かめたいことをまとめます。勉強時間や「独学で受かった人の割合」は、試験機関が出していないので、この記事では数字で示せません。

この記事で分かること

  • 1級の第二次検定の合格率は、建築39.0%・土木38.9%(令和7年度)。受けた人の約6割が不合格
  • 電気工事は69.6%・管工事は63.3%で、同じ1級でも種類によって大きく違う
  • 1級土木の第二次検定を受けた24,667人のうち、17,491人は第二次だけを受けた人(前の年までに第一次に受かった人など)

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1級 第二次検定の合格率:建築・土木は約4割

1級の種類第二次 受検者第二次 合格率
建築18,160人39.0%
土木24,667人38.9%
電気工事9,494人69.6%
管工事6,886人63.3%

出典:一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 1級建築施工管理技術検定」「令和7年度 1級電気工事施工管理技術検定」の試験地別実施状況、一般財団法人 全国建設研修センター「1級土木施工管理技術検定」「1級管工事施工管理技術検定」の合格発表公表資料(令和7年度)

令和7年度の1級の第二次検定は、建築39.0%・土木38.9%で、受けた人の約6割が不合格でした。一方で、電気工事は69.6%、管工事は63.3%と、6〜7割が合格しています。同じ1級でも、種類によって合格率はかなり違います。

ただし、受ける人の経験や人数が種類ごとに違うので、合格率だけで「どの種類がやさしいか」は言えません。

第一次検定の合格率:4種類とも約4〜5割

1級の種類第一次 受検者第一次 合格率
建築41,812人48.5%
土木47,715人43.1%
電気工事24,821人41.5%
管工事23,826人38.7%

出典:同上(令和7年度)

第一次検定は、4種類とも合格率が38.7%〜48.5%でした。第一次・第二次とも、半分前後かそれより低い合格率の試験です。令和8年度の第一次検定は、建築46.7%・土木49.8%・電気工事36.3%でした(くわしくは施工管理技士の合格率は?)。

第二次検定を受ける人の約7割は「第二次だけ」の人(1級土木)

区分人数
1級土木 第二次検定の受検者24,667人
うち、第二次検定だけを受けた人17,491人(約7割)

出典:一般財団法人 全国建設研修センター「1級土木施工管理技術検定」合格発表公表資料(令和7年度)。割合は17,491÷24,667で計算しています

1級土木の第二次検定を受けた24,667人のうち、17,491人(約7割)は第二次検定だけを受けた人でした。前の年までに第一次に受かっていて、その年は第二次だけを受けた人などです。第一次に受かったあと、第二次は別の年に受ける人が多いことが分かります。

そのため、第一次と第二次の合格率を掛けても、1年で両方に受かる人の割合にはなりません。勉強の計画も、「第一次と第二次を別の年に分ける」場合と「同じ年に両方を受ける」場合で変わります。

第二次検定は実務経験が必要、経験記述は自分の現場で書く

令和6年度から、1級の第一次検定は19歳以上なら、学歴や実務経験がなくても受けられるようになりました(国土交通省の技術検定の見直し)。第一次に受かると「1級施工管理技士補」になります。

一方で、第二次検定を受けるには実務経験が必要です。第二次検定には、自分が担当した工事の経験をもとに書く問題(経験記述)があります。過去の問題や書き方の本で形は学べますが、書く中身は自分の現場の経験です。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 1級の第二次検定は、建築・土木で約4割、電気工事・管工事で6〜7割が合格(令和7年度)
  • 1級土木の第二次検定の受検者の約7割は、第二次だけを受けた人
  • 第二次検定を受けるには実務経験が必要

言えないこと

  • 独学で受かる人の割合、講座を使った人の合格率。試験機関はこの数字を出していません
  • 必要な勉強時間
  • どの種類がやさしいか。受ける人の経験や人数が違うので、合格率だけでは比べられません

施工管理技士の合格率の数字は、YouTubeのショート動画でも並べています:施工管理技士の数字(合格率・一次と二次)の再生リスト

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勉強の計画を考えるときに

合格率は試験の難しさの目安にはなりますが、自分に合う勉強方法までは分かりません。次のことを先に確かめておくと、計画が立てやすくなります。

  • 第二次検定に必要な実務経験の年数を、受検の手引きで確かめる
  • 第一次と第二次を同じ年に受けるか、別の年に分けるかを決める
  • 会社に受検費用や講習会の補助があるかを確かめる
  • 過去の問題を1回分解いて、苦手なところを知る

受験対策の講座を、比べてみたいときは

施工管理技士の受験対策には、通学の講座、試験前の講習会、通信講座、市販の参考書などがあります。第二次検定の経験記述について、添削を受けられる通信講座もあります。

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経験記述は、自分が担当した現場の経験をもとに、自分で書くものです。講座は、添削や書き方の指導を受ける使い方をおすすめします。申し込む前に、講座の内容と料金をリンク先の公式ページで確かめてください。

次のような人には向きません。

  • 受検資格(第二次検定に必要な実務経験の年数など)を、まだ確かめていない人
  • 会社で講習会や受検費用の補助がある人(先に社内の制度を確かめてください)
  • 市販の参考書と過去問だけで勉強を続けられる人
  • まず無料の教材で試してみたい人(どちらも有料の講座です)

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「試験地別実施状況」(令和7年度 1級建築施工管理技術検定・1級電気工事施工管理技術検定)
  • 一般財団法人 全国建設研修センター「技術検定合格発表公表資料」(令和7年度 1級土木・1級管工事)
  • 国土交通省「施工管理技術検定の受検資格の見直し」(令和6年度から)
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