※この記事には広告(PR)が含まれています。広告リンクは記事の後半にあります。
測量士や測量士補の資格を取ろうか考えるとき、「測量の仕事の年収はどれくらいなのか」「年齢が上がると給料はどうなるのか」が気になります。
ここでは、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」から、測量の技術者の年収を、全体・男女・年齢・会社の規模で並べます。転職サイトの自社データではなく、国の統計の数字だけを使います。
この記事で分かること
- 国の統計の「測量技術者」(測量士・測量士補などの仕事)の年収の目安は約543万円(月の給与36万2,400円・年間賞与108万1,700円・平均46.1歳)
- 土木技術者(約625万円)・建築技術者(約679万円)より低く、働く人全体の平均(約546万円)とほぼ同じ
- 年齢別では45〜49歳が約606万円・50〜54歳が約600万円。60〜64歳は約757万円と高いが、人数が少ない区分
- 働く人の約7割(69.6%)が10〜99人の会社にいて、その年収の目安は約554万円
測量技術者の年収の目安は約543万円
| 区分 | 年収の目安 | 月の給与(残業代込み) | 年間賞与 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|---|
| 測量技術者 | 約543万円 | 36万2,400円 | 108万1,700円 | 46.1歳 |
| 土木技術者 | 約625万円 | 41万7,900円 | 123万4,700円 | 46.0歳 |
| 建築技術者 | 約679万円 | 45万6,200円 | 131万6,100円 | 43.4歳 |
| 働く人全体(全産業・全職種) | 約546万円 | 37万500円 | 100万9,600円 | ― |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表・産業大分類 第1表(企業規模10人以上)。年収の目安=月の給与(きまって支給する現金給与額)×12+年間賞与その他特別給与額で計算した額で、統計に載っている金額ではありません
国の統計で「測量技術者」に入る人の年収の目安は約543万円です。月の給与は36万2,400円(このうち残業代などを除く所定内給与は34万4,100円)、年間賞与は108万1,700円で、平均年齢は46.1歳、平均の勤続年数は12.6年、残業は月8時間でした。この区分で働く人は約3万250人(10人以上の会社で雇われている人)です。
同じ建設の技術者でも、土木技術者は約625万円、建築技術者は約679万円で、測量技術者はそれより80万〜140万円ほど低くなっています。働く人全体の平均(約546万円)とはほぼ同じです。
月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。手取りではありません。
測量士・測量士補は、統計のどの区分に入るか
賃金構造基本統計調査の職種は、総務省の「日本標準職業分類」にもとづいています。日本標準職業分類では、「測量技術者」は土地や水路などの測量の計画、機械の調整、作業の実施と指揮、成果のとりまとめといった技術的な仕事をする人で、例として測量士・測量士補、道路測量士、航空写真測量技術者などがあげられています。
一方で、測量の作業を手伝う「測量作業者」は、測量技術者ではなく「その他の建設従事者」(左官・内装仕上工などと同じ区分)に入ります。また、統計は仕事の内容で分けているので、資格を持っているかどうかでは分けていません。測量士の資格がある人だけの年収は、この統計からは分かりません。
男女別の年収の目安
| 区分 | 年収の目安 | 働く人 | 月の給与 | 年間賞与 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|---|---|
| 男性 | 約559万円 | 約2万5,230人 | 37万3,100円 | 111万2,700円 | 46.2歳 |
| 女性 | 約463万円 | 約5,020人 | 30万8,300円 | 92万5,600円 | 45.4歳 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男・女)
測量技術者の約8割(83.4%)は男性です。男性の年収の目安は約559万円、女性は約463万円で、約96万円の差があります。平均年齢はどちらも45〜46歳です。
年齢別:45〜54歳で約600万円
| 年齢 | 年収の目安 | 働く人の割合 | 月の給与 | 年間賞与 |
|---|---|---|---|---|
| 〜19歳 | 約265万円 | 1.4% | 21万700円 | 12万1,200円 |
| 20〜24歳 | 約362万円 | 9.9% | 25万1,600円 | 60万2,800円 |
| 25〜29歳 | 約419万円 | 8.1% | 27万9,600円 | 83万4,400円 |
| 30〜34歳 | 約486万円 | 8.8% | 31万7,500円 | 104万9,200円 |
| 35〜39歳 | 約532万円 | 7.0% | 35万500円 | 110万9,700円 |
| 40〜44歳 | 約564万円 | 4.9% | 36万4,700円 | 126万4,600円 |
| 45〜49歳 | 約606万円 | 11.5% | 39万4,400円 | 133万円 |
| 50〜54歳 | 約600万円 | 18.1% | 38万9,500円 | 132万5,100円 |
| 55〜59歳 | 約563万円 | 9.3% | 36万8,300円 | 120万7,300円 |
| 60〜64歳 | 約757万円 | 13.5% | 51万9,900円 | 132万8,300円 |
| 65〜69歳 | 約418万円 | 5.2% | 30万800円 | 56万8,000円 |
| 70歳〜 | 約332万円 | 2.5% | 24万9,400円 | 32万7,900円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第5表(男女計・企業規模計)。割合は労働者数から計算
年収の目安は、20代前半の約362万円から年齢とともに上がり、45〜49歳で約606万円、50〜54歳で約600万円になります。働く人がいちばん多いのは50〜54歳(18.1%)で、60歳以上の人も約2割(21.1%)います。
60〜64歳は約757万円と、ほかの年齢より高くなっています。ただし、この年齢の測量技術者は約4,070人と少なく、少ない人数の中に給与の高い人が入ると平均が大きく動きます。65歳を過ぎると約418万円まで下がります。
会社の規模別:約7割が10〜99人の会社
| 会社の規模 | 年収の目安 | 働く人の割合 | 月の給与 | 年間賞与 |
|---|---|---|---|---|
| 1,000人以上 | 約415万円 | 10.2% | 30万1,000円 | 54万2,800円 |
| 100〜999人 | 約569万円 | 20.2% | 35万5,900円 | 141万5,400円 |
| 10〜99人 | 約554万円 | 69.6% | 37万3,200円 | 106万3,800円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男女計)。割合は労働者数から計算
測量技術者の約7割(69.6%)は10〜99人の会社で働いています。ほかの多くの職種と違い、1,000人以上の会社(約415万円)の方が、10〜99人の会社(約554万円)より年収の目安が低くなっていました。1,000人以上の会社の測量技術者は平均49.4歳・約3,090人で、どんな会社・どんな働き方の人が入っているかまでは、この統計からは分かりません。
測量士・測量士補の資格と試験の数字
測量士・測量士補の国家試験は、国土地理院が年1回(例年5月)行っていて、受験資格はありません。令和8年の合格率は、測量士補が44.4%、測量士が24.2%でした。5年分の受験者・合格者の推移は測量士補の合格率は?令和8年は44.4%、測量士は24.2%と5年の推移にまとめています。
測量士・測量士補には、試験に合格するほかに、大学・短大・高等専門学校などで測量の科目を学んで卒業し、決められた年数の実務経験を積むなどして登録する道もあります(測量法で決められています)。自分がどの道で資格を取れるかは、国土地理院の案内で確かめてください。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 国の統計の測量技術者の年収の目安は約543万円で、土木技術者・建築技術者より低く、働く人全体の平均とほぼ同じ
- 年齢とともに上がり、45〜54歳で約600万円。65歳を過ぎると下がる
- 働く人の約7割は10〜99人の会社にいる
言えないこと
- 測量士・測量士補の資格を持っている人だけの年収(統計は資格の有無で分けていません)
- 資格を取ると年収がいくら上がるか
- 地域ごと・会社ごとの年収(この表は全国の平均です)
- 一人で事務所を開いている人など、雇われていない人の収入(この統計は、10人以上の会社に雇われている人だけです)
よくある質問
Q. 測量士の平均年収はいくらですか?
国の統計に「測量士」だけの区分はありません。測量士・測量士補などが入る「測量技術者」の年収の目安は約543万円です(令和7年賃金構造基本統計調査。月の給与×12+年間賞与で計算)。
Q. 測量士と測量士補で、給料は違いますか?
この統計では、測量士と測量士補を分けていないので、違いは分かりません。資格手当があるかどうか・いくらかは、会社ごとに違います。
Q. 土木の施工管理の人と比べると?
国の統計の「土木技術者」(土木の現場監督・道路技術者など)の年収の目安は約625万円で、測量技術者より約82万円高くなっています。施工管理の年収の年齢別・会社の規模別は施工管理の平均年収はいくら?にまとめています。
測量士の資格を取るか考えるときに
平均で見ると、測量技術者の年収は年齢とともに上がり、40代後半〜50代前半で約600万円になります。ただし、これは全員の平均です。次のような人は、この数字だけで決めない方が確実です。
- 今の会社で、測量士・測量士補の資格に手当や仕事の変化があるかを、まだ確かめていない人
- 測量の仕事を続けるか、土木の施工管理など別の仕事に移るかを、まだ決めていない人
- 学校で測量を学んでいて、試験を受けずに登録できる道があるかを、まだ調べていない人
まず今の会社で資格がどう扱われるかと、自分がどの道で資格を取れるかを確かめてから、勉強の方法を考えるほうが確実です。業種別の平均年収は平均年収は業種別でいくら?にまとめています。
測量士の勉強を、オンライン講座で進めたいときは
統計で分かるのは年収の平均までで、どう勉強すれば試験に受かるかは分かりません。仕事をしながら受ける人の中には、スマートフォンやパソコンで講義を見られるオンライン講座を使う人もいます。
講座の中身・受講料と、無料で試せるものがあるときはその条件を、リンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- お金をかけずに勉強したい人(講座は有料です)
- 紙のテキストだけで勉強したい人(講義は動画で見る形です)
- 試験を受けずに、学歴と実務経験で測量士の登録をする予定の人
- 試験の申し込みや日程を知りたい人(試験は国土交通省 国土地理院が行っています)
出典
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(職種(小分類)、性別)・第5表(職種(小分類)、年齢階級別)
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 産業大分類 第1表(産業計)
- 総務省「日本標準職業分類」(平成21年12月設定)小分類 093 測量技術者
- 国土交通省 国土地理院「令和8年測量士補試験の合格者を発表」「令和8年測量士試験の合格者を発表」
月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。企業規模10人以上・一般労働者(短時間労働者を除く)の数字です。年収の目安は、月の給与を12倍して年間賞与を足した計算の目安で、統計に載っている金額ではありません。


