施工管理を辞めたいときに見る数字|残業月17時間・年間休日117.9日、転職で給料が上がった人は49.9%【統計で比べる】

施工管理を辞めたいときに見る数字(残業・休日・年収・転職後の給料) 建設業

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施工管理の仕事で「もう辞めたい」と感じたとき、まず気になるのは「自分の職場が、ほかと比べて特別にきついのか」「辞めたら給料は下がるのか」ではないでしょうか。

ここでは、厚生労働省の統計から、施工管理の人が入る職種と建設業の残業時間・休み・年収、そして建設業に転職した人の給料の変化を並べます。体験談や転職サイトの自社データは使わず、国の統計の数字だけで確かめます。

この記事で分かること

  • 施工管理の人が入る建築技術者の残業は月17時間。25〜34歳に限ると月28時間で、働く人全体(11時間)より長い
  • 建設業の年間休日は平均117.9日で全業種の平均並み。ただし100日に届かない会社が約6社に1社(16.1%)ある
  • 建設業に転職した人のうち、前の会社より給料が上がった人は49.9%、下がった人は19.8%

施工管理の転職で、転職エージェント・求人サイト・知人の紹介のどれを使うかの分け方は施工管理の転職エージェントはどう選ぶ?にまとめています。

残業:建築技術者は月17時間、25〜34歳は月28時間

区分月の残業時間
建築技術者(施工管理の人が入る職種)17時間
建築技術者(25〜29歳・30〜34歳)28時間
土木技術者12時間
働く人全体11時間

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第1表・第5表・産業大分類 第1表(超過実労働時間数、2025年6月分)

「施工管理」という名前の職種は統計にはなく、建築の施工管理・現場監督は「建築技術者」、土木は「土木技術者」に入ります。建築技術者の残業は月17時間で、働く人全体(11時間)より長く、特に25〜34歳は月28時間です。ただし、これは2025年6月の1か月の数字で、工期の終わりなど忙しい時期の残業は分かりません。

業種残業時間(月平均)働いた時間の合計出勤日数
すべての業種9.8時間135.1時間17.4日
建設業12.8時間159.8時間19.6日
製造業13.4時間155.5時間18.7日

出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025年分結果確報」第2表(事業所規模5人以上・1か月平均)

建設業全体で見ると、残業は月12.8時間で製造業(13.4時間)とあまり変わりません。違いが大きいのは出勤日数で、建設業は月19.6日と、すべての業種の平均(17.4日)より2日以上多くなっています。くわしくは建設業の平均残業時間はどれくらい?にまとめています。

休み:年間休日は平均117.9日、ただし100日未満の会社が16.1%

区分年間休日(働く人1人あたり)有給休暇の取得率
すべての業種116.6日66.9%
建設業117.9日60.7%
製造業119.3日72.8%

出典:厚生労働省「令和7年就労条件総合調査」第4表・第5表

建設業の年間休日は平均117.9日で、平均で見ると全業種より少なくはありません。ただし、年間休日が100日に届かない会社は、建設業では約6社に1社(16.1%)あります。有給休暇の取得率も60.7%で、全業種(66.9%)より低くなっています。

「休みが少ない」と感じているなら、自分の会社の年間休日が平均(117.9日)とどれくらい違うかを、就業規則や会社カレンダーで確かめると、比べる目安になります。くわしくは建設業の年間休日は本当に少ない?と建設業は有給休暇が取りにくい?にまとめています。

年収:建築技術者は約679万円、会社の規模で約275万円の差

区分平均年収(目安)
建築技術者約679万円
土木技術者約625万円
働く人全体約546万円
建築技術者(1,000人以上の会社)約861万円
建築技術者(10〜99人の会社)約586万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第1表(職種(小分類)別・企業規模別)・産業大分類 第1表。年収は「残業代込みの月の給与×12か月+年間賞与」で計算した目安です。

施工管理の人が入る職種の年収は、働く人全体の平均より高くなっています。ただし、この年収には残業代が含まれています。また、同じ建築技術者でも、1,000人以上の会社と10〜99人の会社では約275万円の差があります。年齢別・経験年数別は施工管理の平均年収はいくら?にまとめています。

建設業に転職した人の給料:上がった人49.9%、下がった人19.8%

転職先の業種給料が上がった変わらない下がった
建設業49.9%27.7%19.8%
製造業41.4%26.0%30.9%
すべての業種40.8%25.5%31.0%

出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査」第13-1表・第14表(転職入職者の賃金変動区分別入職者数)から計算。「分からない」と答えた人を含む人数で割っているため、足しても100%になりません。

2025年に建設業の会社へ転職した人のうち、前の会社より給料が上がった人は49.9%、下がった人は19.8%でした。すべての業種(上がった40.8%・下がった31.0%)と比べると、建設業に移った人のほうが、給料が上がった人の割合が高くなっています。

ただし、ここでの「建設業」は転職した先の会社の業種で、前の会社が建設業だったか、施工管理の仕事だったかは分かりません。また、建設業の離職率は8.7%で、すべての業種(13.7%)より低く、辞める人が特別に多い業種ではありません(建設業の離職率は本当に高い?)。くわしくは建設業に転職すると給料は下がる?にまとめています。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 建築技術者の残業は働く人全体より長く、特に25〜34歳は月28時間
  • 建設業の年間休日は平均では全業種並みだが、100日未満の会社が16.1%ある
  • 建設業に転職した人では、給料が上がった人(49.9%)が下がった人(19.8%)より多い

言えないこと

  • 自分の職場がきついかどうか。会社・現場・時期で大きく違います
  • 施工管理の人だけの数字。建築技術者には建築士や設計の人も入っています
  • 自分が転職したら給料が上がるかどうか。上がった人の割合は、転職した人全体の結果です

辞めるかどうかを考えるときに

辞めたい気持ちが強いときほど、比べる材料をそろえてから決めるほうが確実です。次のことは、今の会社にいるうちに確かめられます。

  • 自分の1か月の残業時間と出勤日数を、2〜3か月分記録して、上の表と比べる
  • 会社の年間休日と、有給休暇の残りの日数を確かめる
  • 資格手当や、1級・2級を取ったときの扱いが社内でどうなっているかを確かめる(施工管理技士の合格率は?)
  • 体や心の不調があるときは、辞めるかどうかより先に、医師や会社の窓口に相談する

今の経験で、ほかの職場の条件を比べてみたいときは

統計で分かるのは、働く人全体の平均までです。自分の経験と資格で、残業や休みの条件がちがう職場があるかは、この数字からは分かりません。建設業界を専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。

公式サイトでは、利用は完全無料で、相談だけでもよいこと、平日の夜や土日祝日の面談も調整できることが案内されています。

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申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。

次のような人には向きません。

  • 60歳以上の方(申し込みの対象外です)
  • 施工管理の経験や資格がない人(施工管理の経験者・資格保有者を主な対象にしたサービスです)
  • 業務委託やアルバイトのみを探している人(正社員希望の方向けのサービスです)
  • 今の会社で働き方を変えられないか、まだ相談していない人

出典

  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年3月公表)
  • 厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025年分結果確報」(2026年2月公表)
  • 厚生労働省「令和7年就労条件総合調査」(2025年12月公表)
  • 厚生労働省「令和7年雇用動向調査」(2026年8月公表)
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