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クレーン・デリック運転士の免許を取ろうか考えるとき、「クレーンの運転の仕事の年収はどれくらいか」「年齢が上がっても続けられるのか」が気になります。
ここでは、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」から、クレーンの運転の仕事をする人の年収を、全体・ほかの運転の仕事との比較・会社の規模・年齢で並べます。転職サイトの自社データではなく、国の統計の数字だけを使います。
この記事で分かること
- 国の統計の「クレーン・ウインチ運転従事者」の年収の目安は約587万円(月の給与41万2,900円・年間賞与91万2,000円・平均47.7歳)
- 働く人全体の平均(約546万円)より約41万円高く、建設機械(ショベル・ブルドーザーなど)の運転の仕事(約488万円)より約99万円高い
- 年齢別では50〜54歳の約628万円がいちばん高く、60〜64歳・65〜69歳も約585万円と大きくは下がらない
- トラッククレーンの運転は、統計では建設機械の運転の区分に入る
クレーン運転の仕事の年収の目安は約587万円
| 区分 | 年収の目安 | 月の給与(残業代込み) | 年間賞与 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|---|
| クレーン・ウインチ運転従事者 | 約587万円 | 41万2,900円 | 91万2,000円 | 47.7歳 |
| 船内・沿岸荷役従事者 | 約601万円 | 42万2,200円 | 94万5,900円 | 42.9歳 |
| 営業用大型貨物自動車運転者 | 約507万円 | 38万6,900円 | 42万9,600円 | 51.5歳 |
| 建設・さく井機械運転従事者 | 約488万円 | 36万2,600円 | 52万7,300円 | 49.5歳 |
| その他の定置・建設機械運転従事者 | 約452万円 | 32万1,600円 | 66万3,400円 | 47.3歳 |
| 働く人全体(全産業・全職種) | 約546万円 | 37万500円 | 100万9,600円 | ― |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表・産業大分類 第1表(企業規模10人以上)。年収の目安=月の給与(きまって支給する現金給与額)×12+年間賞与その他特別給与額で計算した額で、統計に載っている金額ではありません
国の統計でクレーンの運転の仕事が入る「クレーン・ウインチ運転従事者」の年収の目安は約587万円です。月の給与は41万2,900円(このうち残業代などを除く所定内給与は35万9,000円)、残業は月19時間、年間賞与は91万2,000円でした。平均年齢は47.7歳、平均の勤続年数は16.3年です。
この区分で働く人は約1万6,200人と、ほかの職種より少ない区分です。人数が少ないので、年齢別などに細かく分けた数字は振れやすいことに気をつけて見てください。
月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。手取りではありません。
クレーンの運転は、統計のどの区分に入るか
厚生労働省の「業種別主な職種早見表」では、クレーン運転工・ウインチ運転工・コンベア運転工・デリック操作工が「クレーン・ウインチ運転従事者」に入ります。工場や港、建設現場で天井クレーンやタワークレーンなどを運転する人が入ると考えられます。
一方で、トラッククレーン運転工は「建設・さく井機械運転従事者」(掘削機械・ショベル・ブルドーザーなどの運転と同じ区分)に入ります。移動式クレーンを運転する人の一部は、この記事の約587万円ではなく、建設機械の運転の区分(約488万円)で集計されています。また、免許(クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士など)を持っているかどうかでは分けていません。
年齢別:60代も約585万円
| 年齢 | 年収の目安 | 働く人の割合 | 月の給与 | 年間賞与 |
|---|---|---|---|---|
| 〜19歳 | 約376万円 | 0.4% | 27万9,000円 | 40万8,500円 |
| 20〜24歳 | 約438万円 | 4.3% | 32万5,100円 | 47万9,300円 |
| 25〜29歳 | 約512万円 | 6.7% | 35万3,700円 | 87万2,800円 |
| 30〜34歳 | 約560万円 | 6.5% | 40万3,100円 | 76万4,200円 |
| 35〜39歳 | 約589万円 | 10.9% | 41万1,700円 | 94万6,500円 |
| 40〜44歳 | 約621万円 | 9.2% | 42万5,200円 | 110万9,600円 |
| 45〜49歳 | 約609万円 | 13.8% | 42万5,100円 | 98万9,600円 |
| 50〜54歳 | 約628万円 | 14.9% | 44万8,400円 | 90万500円 |
| 55〜59歳 | 約614万円 | 15.1% | 42万9,800円 | 98万7,300円 |
| 60〜64歳 | 約585万円 | 12.7% | 41万4,300円 | 87万4,900円 |
| 65〜69歳 | 約586万円 | 4.1% | 41万1,900円 | 92万700円 |
| 70歳〜 | 約378万円 | 1.3% | 27万3,300円 | 49万8,600円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第5表(男女計・企業規模計)。割合は労働者数から計算
年収の目安は、20代前半の約438万円から上がり、40代から50代は約610万〜630万円の高さが続きます。いちばん高いのは50〜54歳の約628万円です。
ほかの多くの職種と違い、60〜64歳(約585万円)と65〜69歳(約586万円)も、50代とあまり変わりません。月の給与も41万円台のままです。働く人の約2割(18.1%)は60歳以上で、働く人がいちばん多いのは55〜59歳(15.1%)でした。ただし、60代の人数は約2,700人と少ない点には気をつけてください。
会社の規模別:約6割が10〜99人の会社
| 会社の規模 | 年収の目安 | 働く人の割合 | 月の給与 | 年間賞与 |
|---|---|---|---|---|
| 1,000人以上 | 約648万円 | 11.7% | 42万1,400円 | 142万6,400円 |
| 100〜999人 | 約609万円 | 27.7% | 41万6,400円 | 109万5,600円 |
| 10〜99人 | 約564万円 | 60.6% | 40万9,600円 | 72万8,000円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男女計)。割合は労働者数から計算
クレーン運転の仕事は、働く人の約6割(60.6%)が10〜99人の会社にいます。月の給与は規模による差が小さく(40万9,600円〜42万1,400円)、年収の差(1,000人以上 約648万円・10〜99人 約564万円、約84万円)のほとんどは年間賞与の違いです。
働く人の98.9%は男性です(女性は約190人で、数字が振れやすいため年収は載せません)。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 国の統計のクレーン運転の仕事の年収の目安は約587万円で、働く人全体より約41万円高く、建設機械の運転の仕事より約99万円高い
- 60代前半・後半も約585万円と、50代と大きくは変わらない
- 会社の規模による月の給与の差は小さく、年収の差の多くは賞与
言えないこと
- 免許の種類(クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士など)ごとの年収
- トラッククレーンなど移動式クレーンを運転する人だけの年収(建設機械の運転の区分に入っていて、分けて出ていません)
- どの業種(製造・港湾・建設など)のクレーン運転が高いか
- 一人親方など、雇われていない人の収入(この統計は、10人以上の会社に雇われている人だけです)
よくある質問
Q. クレーン運転士の平均年収はいくらですか?
国の統計の「クレーン・ウインチ運転従事者」の年収の目安は約587万円です(令和7年賃金構造基本統計調査。月の給与×12+年間賞与で計算)。トラッククレーンの運転の人は別の区分(建設・さく井機械運転従事者・約488万円)に入ります。
Q. クレーン・デリック運転士の試験の合格率は?
クレーン・デリック運転士の学科・実技の合格率はクレーン・デリック運転士の合格率は?にまとめています。
Q. 60歳を過ぎても続けられますか?
平均で見ると、60〜64歳・65〜69歳の年収の目安は約585万円で、50代と大きくは変わりません。ただし、これは今その年齢で働いている人の平均です。体の状態や会社の制度(定年・再雇用)によって、続けられるかどうかは人によって違います。
クレーンの仕事を考えるときに
平均で見ると、クレーン運転の仕事は年収の目安が高く、60代まで大きく下がりません。ただし、これは全員の平均です。次のような人は、この数字だけで決めない方が確実です。
- 天井クレーン・タワークレーン・移動式クレーンのどれを運転するのか、まだ決まっていない人(免許の種類も、統計の区分も違います)
- 今の職場で、クレーンの運転をどれくらい任されるかを、まだ確かめていない人
- 玉掛けなど、クレーンの仕事でいっしょに必要になる資格を、まだ確かめていない人
まず運転するクレーンの種類と、必要な免許・技能講習を確かめてから、動くかどうかを考えるほうが確実です。業種別の平均年収は平均年収は業種別でいくら?にまとめています。
現場の経験をいかして、施工管理の仕事も考えてみたいときは
国の統計で分かるのは、クレーンの運転の仕事の平均の給料までです。自分の経験でどんな働き方ができるかは、この数字からは分かりません。職人や現場作業員の経験がある人を対象に、施工管理への転職を無料で相談できるサービスがあります。
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申し込む前に、相談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- 40歳以上の方(申し込みの対象外です)
- 職人・現場作業員として働いた経験がない人(経験者を対象にしたサービスです)
- クレーンの運転の仕事をそのまま続けたい人(施工管理への転職を考える人向けのサービスです)
出典
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(職種(小分類)、性別)・第5表(職種(小分類)、年齢階級別)
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 産業大分類 第1表(産業計)
- 厚生労働省「令和8年賃金構造基本統計調査 業種別主な職種早見表」
月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。企業規模10人以上・一般労働者(短時間労働者を除く)の数字です。年収の目安は、月の給与を12倍して年間賞与を足した計算の目安で、統計に載っている金額ではありません。

