工場勤務の平均年収はいくら?約472万円、年齢別・職種別・正社員かどうかで見ると【2026年3月公表】

工場勤務の平均年収(厚生労働省の統計より) 製造業

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工場で働いていると、「自分の年収は相場と比べて低いのか」「年齢が上がっても給料が上がらないのは普通なのか」が気になります。

ここでは、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」から、工場で製造・組立・検査などをする人の年収を、職種別・年齢別・正社員かどうか・学歴・男女・会社の規模で並べます。転職サイトの自社データではなく、国の最新の統計の数字だけを使います。

この記事で分かること

  • 工場で製造・組立・検査などをする人(生産工程の仕事)の平均年収は約472万円。働く人全体の平均(約546万円)より約74万円低い
  • 職種で大きく違い、機械の整備・修理や自動車組立は約590万〜600万円、食料品製造は約397万円
  • 年収は40代前半(約520万円)から50代前半(約538万円)まで、ほとんど上がらない

工場で働く人の平均年収は約472万円

区分平均年収(目安)月の給与(残業代込み)年間賞与平均年齢
生産工程の仕事約472万円32万4,300円82万4,200円43.1歳
働く人全体(全産業・全職種)約546万円37万500円100万9,600円44.4歳

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第2表(職種(大分類)別)・産業大分類 第1表(産業計)。平均年収は「月の給与×12か月+年間賞与」で計算した目安です。

工場で製造・組立・検査などをする人の平均年収は 約472万円 です。働く人全体の平均(約546万円)より、約74万円低くなっています。

この数字を読むときの注意

  • 「工場勤務」という区分は、この統計にはありません。 ここでは職種の大分類「生産工程従事者」(機械を使って製品を作る・組み立てる・検査する・機械を整備する仕事)の数字を使っています。工場で働く事務職や設計・開発の技術者は入っていません。自動車整備など、工場の外で働く人も一部入っています
  • 年収は計算した目安です。 月の給与は2025年6月分の「きまって支給する現金給与額」(基本給・手当・残業代・深夜勤務の手当を含む)で、これを12倍し、前の年1年間の賞与を足しました。税金や社会保険料を引く前の額です
  • フルタイムで働く人(一般労働者)の数字です。 働く人が10人以上の会社が対象です

職種別の年収:機械の整備・修理や自動車組立は約590万円以上

職種平均年収(目安)平均年齢月の残業時間
機械の整備・修理(その他の機械整備・修理従事者)約598万円42.5歳13時間
自動車組立約592万円41.0歳19時間
製銑・製鋼・非鉄金属製錬約588万円42.1歳20時間
化学製品製造約550万円41.7歳13時間
機械検査約523万円43.7歳14時間
一般機械の組立(はん用・生産用・業務用機械器具組立)約523万円42.3歳14時間
金属工作機械作業約484万円42.8歳18時間
製品検査(金属製品)約461万円44.0歳14時間
ゴム・プラスチック製品製造約458万円43.0歳17時間
金属溶接・溶断約455万円41.8歳19時間
電気機械器具組立約446万円44.1歳12時間
食料品・飲料・たばこ製造約397万円43.5歳15時間
紡織・衣服・繊維製品製造約319万円45.8歳9時間

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第1表(職種(小分類)別)。主な職種を抜き出しています。年収は「月の給与×12+年間賞与」で計算した目安です。

同じ工場の仕事でも、職種で年収は大きく違います。いちばん高い機械の整備・修理(約598万円)と、食料品・飲料・たばこ製造(約397万円)では、約200万円の差があります。

自動車組立や製鋼・金属製錬は、残業時間も月19〜20時間と長めです。年収には残業代や深夜勤務の手当も入っています。

年齢別の年収:40代から50代前半はほとんど上がらない

年齢生産工程の仕事働く人全体
20〜24歳約362万円約361万円
25〜29歳約407万円約448万円
30〜34歳約455万円約507万円
35〜39歳約502万円約557万円
40〜44歳約520万円約595万円
45〜49歳約535万円約614万円
50〜54歳約538万円約634万円
55〜59歳約522万円約641万円
60〜64歳約414万円約506万円
65〜69歳約328万円約402万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第6表(職種(大分類)、性、年齢階級別)・産業大分類 第1表(産業計)。男女計。年収は「月の給与×12+年間賞与」で計算した目安です。

20代前半では、工場で働く人も働く人全体も約362万円で、ほぼ同じです。そこから差が開きます。

工場で働く人の年収は、30代前半の約455万円から40代前半の約520万円までは約66万円上がりますが、40代前半から50代前半(約538万円)までは 約17万円しか上がりません。働く人全体は、40代前半から50代後半まで約47万円上がっています。「40代から年収が上がらない」と感じるのは、平均の数字にも表れています。

正社員とそれ以外:約513万円と約315万円

区分平均年収(目安)平均年齢
正社員・正職員約513万円41.9歳
正社員・正職員以外約315万円47.6歳

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第9表(職種(大分類)、性、雇用形態別)。生産工程従事者・男女計。年収は「月の給与×12+年間賞与」で計算した目安です。

工場で働く正社員の平均年収は 約513万円、正社員以外は約315万円です。月の給与(残業代込み)は34万4,800円と24万6,600円で約10万円、賞与は年99万2,300円と18万7,300円で約80万円違います。

「正社員・正職員以外」は、会社が正社員としていない人です。期間工や派遣社員の給料そのものを示す数字ではありません。

高卒・大卒、男女で見ると

区分平均年収(目安)
高校卒約474万円
大学卒約511万円
男性約515万円
女性約333万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第6表・第8表(職種(大分類)、性、学歴、年齢階級別)。生産工程従事者。年収は「月の給与×12+年間賞与」で計算した目安です。

工場で働く人は、高校卒が最も多く、高校卒の平均年収は約474万円です。大学卒との差は約36万円です。

男女では約182万円の差があります。女性は残業時間が月10時間と、男性(16時間)より短いことも差の一部です。

会社の規模別:1,000人以上の会社は約579万円

会社の規模平均年収(目安)月の残業時間
1,000人以上約579万円18時間
100〜999人約454万円15時間
10〜99人約403万円12時間

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第2表(企業規模別)。生産工程従事者・男女計。年収は「月の給与×12+年間賞与」で計算した目安です。

大手の工場で働く人ほど年収は高く、1,000人以上の会社の約579万円に対して、10〜99人の会社は約403万円で、約177万円の差 があります。特に賞与は、1,000人以上が年120万4,100円、10〜99人が54万3,100円で、2倍以上違います。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 工場で製造・組立・検査などをする人の平均年収は約472万円で、働く人全体(約546万円)より約74万円低い
  • 職種で約200万円の差があり、機械の整備・修理や自動車組立は約590万円以上
  • 年収は40代前半から50代前半まで約17万円しか上がらない
  • 正社員は約513万円、会社の規模では1,000人以上と10〜99人で約177万円の差がある

言えないこと

  • 期間工・派遣社員の年収。この表は会社が正社員としているかどうかで分けた数字です
  • 会社ごとの年収(トヨタなど特定の会社)。この統計は会社の規模で分けているだけです
  • 年収800万円・1,000万円の人がどれくらいいるか。この記事の数字は平均です
  • 自分が転職したときの年収。職種・会社・地域・経験で大きく変わります

よくある質問

Q. 工場勤務の平均年収はいくら?

工場で製造・組立・検査などをする人(生産工程の仕事)の平均年収は約472万円です(月の給与32万4,300円×12か月+年間賞与82万4,200円で計算した目安)。働く人全体の平均(約546万円)より約74万円低くなっています。「工場勤務」という区分は統計に無いため、職種の「生産工程従事者」の数字です。

Q. 20代で工場勤務だと年収はどれくらい?

20〜24歳は約362万円、25〜29歳は約407万円です。20代前半は働く人全体(約361万円)とほぼ同じですが、20代後半では働く人全体(約448万円)より約41万円低くなります。

Q. 正社員と期間工・派遣で年収はどれくらい違う?

この統計で分かるのは、正社員・正職員(約513万円)と、それ以外(約315万円)の差までです。期間工や派遣社員だけの年収は、この統計には出ていません。

自分の年収を、この数字と比べるときに

平均で見ると、工場で働く人の年収は、職種・年齢・正社員かどうか・会社の規模で大きく変わります。ただし、これは全員の平均です。次のような人は、平均の数字がそのまま当てはまりません。

  • 夜勤や交替勤務の手当が多く、年収の多くを手当や残業代が占めている人
  • 小さな会社の工場にいる人(会社の規模で約177万円の差があります)
  • 職種が上の表のどれにも当てはまらない人(職種で約200万円の差があります)

まず自分の年収を、同じ職種・同じ年齢・同じくらいの会社の規模の数字と比べてから、動くかどうかを考えるほうが確実です。

自分の年収が相場より低いか、確かめたいときは

統計で分かるのは平均までです。自分の職種や経験が、ほかの会社でどれくらいの年収になるのかは、平均からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。

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申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。

次のような人には向きません。

  • 学生の方(申し込みの対象外です)
  • すでにこのサービスを利用したことがある方
  • 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
  • いまの年収に納得していて、相場の数字だけ知りたい人(この記事の統計で足ります)

出典

  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(職種(小分類)別)・第2表(職種(大分類)別)・第6表(職種(大分類)、性、年齢階級別)・第8表(職種(大分類)、性、学歴、年齢階級別)・第9表(職種(大分類)、性、雇用形態別)
  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 産業大分類 第1表(産業計)

月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。企業規模10人以上・一般労働者(短時間労働者を除く)の数字です。

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