消防設備士の合格率は?2025年度は甲種32.5%・乙種38.3%、類別と5年の推移【2026年9月時点】

消防設備士 合格率は何%? 製造業

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工場やビルの設備の仕事をしていると、消防設備士の資格を求められることがあります。「合格率はどれくらいか」「どの類が受かりやすいのか」が気になります。

ここでは、試験を行っている一般財団法人 消防試験研究センターの「試験実施状況」から、2025年度(令和7年4月〜令和8年3月)の類ごとの合格率と、5年間の推移を並べます。

この記事で分かること

  • 2025年度の合格率は、甲種が32.5%(受験者48,958人)、乙種が38.3%(受験者51,240人)。全体では35.4%
  • 類ごとでは、乙種7類(漏電火災警報器)が64.7%でいちばん高く、乙種3類が26.8%でいちばん低い
  • 受験者がいちばん多いのは乙種6類(消火器)の32,400人で、合格率は35.6%

消防設備士とは:甲種と乙種、特類と1〜7類

区分できる仕事受けられる人
甲種消防用設備等の工事・整備・点検受験資格が必要
乙種消防用設備等の整備・点検誰でも受けられる
類主な設備甲種・乙種
特類特殊消防用設備等甲種だけ
1類屋内消火栓など甲種・乙種
2類泡消火設備など甲種・乙種
3類ガス系の消火設備など甲種・乙種
4類自動火災報知設備など甲種・乙種
5類避難はしごなど甲種・乙種
6類消火器乙種だけ
7類漏電火災警報器乙種だけ

出典:消防試験研究センター「消防設備士試験」の案内

消防設備士は、設備の種類ごとに「類」が分かれていて、類ごとに受ける試験です。

2025年度の類別の合格率

区分受験者合格者合格率
甲種 特類1,292人412人31.9%
甲種 1類12,934人3,707人28.7%
甲種 2類4,334人1,179人27.2%
甲種 3類4,353人1,375人31.6%
甲種 4類21,819人7,527人34.5%
甲種 5類4,226人1,712人40.5%
甲種 計48,958人15,912人32.5%
乙種 1類2,048人584人28.5%
乙種 2類790人235人29.7%
乙種 3類965人259人26.8%
乙種 4類8,047人2,736人34.0%
乙種 5類1,168人481人41.2%
乙種 6類32,400人11,541人35.6%
乙種 7類5,822人3,766人64.7%
乙種 計51,240人19,602人38.3%
合計100,198人35,514人35.4%

出典:消防試験研究センター「試験実施状況」令和7年度(令和7年4月〜令和8年3月)

2025年度は、甲種と乙種を合わせて約10万人が受験し、35.4%が合格しました。

甲種でいちばん受験者が多いのは4類(自動火災報知設備など)の21,819人で、合格率は34.5%。乙種では6類(消火器)の32,400人がいちばん多く、合格率は35.6%です。

合格率がいちばん高いのは乙種7類の64.7%で、ほかの類の多くは3割前後です。甲種1類・2類、乙種1〜3類は3割を下回っています。

5年間の推移:甲種計・乙種計

年度甲種 計乙種 計
2021年度34.7%40.8%
2022年度30.7%39.5%
2023年度29.0%38.9%
2024年度30.1%37.7%
2025年度32.5%38.3%

出典:消防試験研究センター「試験実施状況」令和3年度〜令和7年度

甲種の合格率は、2023年度の29.0%から2年続けて上がり、2025年度は32.5%でした。乙種は5年とも4割前後です。

2026年度に入ってからの4〜7月の分では、甲種計が37.3%(受験者13,541人)、乙種計が41.8%(受験者13,226人)でした(前の年度の同じ時期は、甲種32.1%・乙種39.7%)。年度の途中の数字なので、1年の合計では変わることがあります。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 2025年度の合格率は甲種32.5%、乙種38.3%で、全体では35.4%
  • 類ごとに差があり、乙種7類は64.7%、乙種3類は26.8%
  • 受験者は乙種6類と甲種4類に集まっている

言えないこと

  • 自分が受けたときに受かるかどうか。合格率は受けた人全体の数字です
  • どの類がいちばん仕事にいかせるか。この表は合格率だけです
  • 資格を取ると給料がいくら上がるか。この統計には入っていません

ほかの資格の合格率は、第二種電気工事士の合格率、施工管理技士の合格率に、工場で働く人の給料は工場勤務の平均年収はいくら?にまとめています。

消防設備士を取るか考えるときに

消防設備士の合格率は、多くの類で3割から4割くらいです。ただし、次のような人は、この合格率だけでどの類を受けるかを決めないほうが確実です。

  • 今の職場で、どの設備(消火器・自動火災報知設備・スプリンクラーなど)の点検や工事にかかわっているかを、まだ確かめていない人
  • 甲種を受けるための受験資格を、まだ確かめていない人(乙種は誰でも受けられます)
  • 合格率が高い類から受ければよいと考えている人(仕事で使う設備の類でないと、資格をいかしにくいことがあります)

まず今の仕事で扱う設備の類を確かめ、甲種・乙種のどちらが必要かを職場で聞いてから、受ける類を決めるほうが確実です。

資格と経験をいかせる工場を、比べてみたいときは

統計で分かるのは、受けた人全体の合格率までです。自分の経験と資格で、どんな条件の工場の仕事があるかは、この数字からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。

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申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。

次のような人には向きません。

  • 学生の方(申し込みの対象外です)
  • すでにこのサービスを利用したことがある方
  • 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
  • 消防設備の点検会社やビル管理会社への転職を考えている人(製造業・メーカーを専門にしたサービスです)

出典

  • 一般財団法人 消防試験研究センター「試験実施状況」令和3年度〜令和7年度、令和8年度(4月〜7月)
  • 一般財団法人 消防試験研究センター「消防設備士試験」の案内
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