機械保全の年収は?国の統計の機械の整備・修理の仕事は約571万円、55〜59歳で約695万円【2026年3月公表】

機械保全の年収 国の統計の機械の整備・修理の仕事は約571万円 製造業

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工場で機械保全(設備の点検・修理)の仕事をしていると、「保全の年収は、製造ラインの仕事と比べてどうなのか」「年齢が上がると、どこまで上がるのか」が気になります。

ここでは、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」から、機械の整備・修理の仕事をする人の年収を、全体・ほかの工場の仕事との比較・会社の規模・年齢・男女で並べます。転職サイトの自社データではなく、国の統計の数字だけを使います。

この記事で分かること

  • 国の統計の「はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者」(工場の機械や電気機械の整備・修理の仕事)の年収の目安は約571万円(月の給与37万1,800円・年間賞与125万200円・平均42.7歳)
  • 工場で製造・組立などをする人全体(約472万円)より約99万円高い
  • 年齢とともに上がり、55〜59歳の約695万円がいちばん高い。60〜64歳で約511万円に下がる
  • 1,000人以上の会社は約637万円、10〜99人は約500万円。働く人の約8割(77.4%)は100人以上の会社にいる

機械の整備・修理の仕事の年収の目安は約571万円

区分年収の目安月の給与(残業代込み)年間賞与平均年齢
はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者約571万円37万1,800円125万200円42.7歳
その他の機械整備・修理従事者(航空整備士・電車修理工など)約598万円39万200円129万7,500円42.5歳
機械検査従事者約523万円34万8,100円105万600円43.7歳
はん用・生産用・業務用機械器具組立従事者約523万円34万6,400円106万8,300円42.3歳
自動車整備・修理従事者約504万円33万9,500円96万4,000円40.6歳
生産工程の仕事 全体約472万円32万4,300円82万4,200円43.1歳

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表・第2表(企業規模10人以上)。年収の目安=月の給与(きまって支給する現金給与額)×12+年間賞与その他特別給与額で計算した額で、統計に載っている金額ではありません

国の統計で工場の機械の整備・修理の仕事が入る区分の年収の目安は約571万円です。月の給与は37万1,800円(このうち残業代などを除く所定内給与は32万2,400円)、残業は月18時間、年間賞与は125万200円でした。平均年齢は42.7歳、平均の勤続年数は15.0年で、この区分で働く人は約13万5,180人です。

工場で製造・組立などをする人全体(約472万円)より約99万円高く、同じ機械の組立(約523万円)・機械の検査(約523万円)よりも50万円ほど高くなっています。差の大きいところは年間賞与で、125万200円と、生産工程全体(82万4,200円)の約1.5倍です。

月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。手取りではありません。

機械保全は、統計のどの区分に入るか

厚生労働省の「業種別主な職種早見表」では、機械修理工、発電機・電気機械修理工が「はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者」に入ります。工場の設備の点検・修理(機械保全)を主にする人は、この区分に入ると考えられます。

ただし、統計は「機械保全」という名前の仕事で分けているわけではなく、会社が仕事の内容で区分を選んで答えています。設備の設計や保全の計画を主にする人は、機械技術者などの別の区分に入ることがあります。また、資格(技能検定の機械保全など)を持っているかどうかでは分けていません。

年齢別:55〜59歳の約695万円がいちばん高い

年齢年収の目安働く人の割合月の給与年間賞与
〜19歳約310万円1.4%23万8,100円23万9,000円
20〜24歳約412万円9.2%28万1,600円73万6,400円
25〜29歳約485万円11.0%32万700円99万8,300円
30〜34歳約548万円11.4%36万1,400円114万5,600円
35〜39歳約578万円10.9%37万5,900円126万7,400円
40〜44歳約616万円11.1%39万9,500円136万2,800円
45〜49歳約663万円12.8%42万6,100円151万8,000円
50〜54歳約680万円11.4%43万4,500円158万6,600円
55〜59歳約695万円10.3%44万1,700円164万8,500円
60〜64歳約511万円6.3%32万3,200円123万1,500円
65〜69歳約374万円2.5%26万900円60万8,400円
70歳〜約354万円1.5%24万3,100円61万9,800円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第5表(男女計・企業規模計)。割合は労働者数から計算

年収の目安は、20代前半の約412万円から年齢とともに上がり続け、55〜59歳の約695万円がいちばん高くなります。工場の仕事の多くは40代後半から50代前半で伸びが止まりますが、この区分は50代後半まで上がっています。

60〜64歳では約511万円と、55〜59歳より約184万円低くなります。月の給与が44万1,700円から32万3,200円に下がるのが大きく、定年や再雇用で給料が変わる人が多い年齢です(統計からは、一人ひとりの理由までは分かりません)。

会社の規模別:1,000人以上は約637万円

会社の規模年収の目安働く人の割合月の給与年間賞与
1,000人以上約637万円34.3%41万1,700円143万2,700円
100〜999人約556万円43.1%35万5,800円129万700円
10〜99人約500万円22.6%34万2,000円89万6,100円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男女計)。割合は労働者数から計算

1,000人以上の会社で働く人の年収の目安は約637万円、10〜99人の会社では約500万円で、約137万円の差です。この区分は、働く人の約8割(77.4%)が100人以上の会社にいて、ほかの工場の仕事より大きな会社の人が多いのが特徴です。

男女別

この区分で働く人の95.7%は男性です。男性の年収の目安は約579万円(月の給与37万6,300円・年間賞与127万7,300円)、女性は約394万円(27万4,100円・65万2,400円)でした。女性は約5,860人です。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 国の統計の機械の整備・修理の仕事の年収の目安は約571万円で、工場の仕事全体(約472万円)より約99万円高い
  • 50代後半まで年齢とともに上がり、60歳を過ぎると大きく下がる
  • 働く人の約8割は100人以上の会社にいる

言えないこと

  • 「機械保全」という名前の仕事だけの年収(統計の区分は、機械の整備・修理をまとめたものです)
  • 技能検定(機械保全)などの資格を持っている人だけの年収
  • どの業種(自動車・食品・化学など)の工場の保全が高いか
  • 地域ごとの年収(この表は全国の平均です)

よくある質問

Q. 機械保全の平均年収はいくらですか?

国の統計に「機械保全」だけの区分はありません。工場の機械の整備・修理をする人が入る区分の年収の目安は約571万円です(令和7年賃金構造基本統計調査。月の給与×12+年間賞与で計算)。

Q. 製造ラインの仕事から保全に移ると、年収は上がりますか?

平均で見ると、機械の整備・修理の仕事は、工場の仕事全体より約99万円高くなっています。ただし、同じ人が移ったときにいくら上がるかは、この統計からは分かりません。年齢や会社の規模の違いも入った平均です。

Q. 機械保全の技能検定の合格率は?

技能検定の機械保全などの職種の合格率は技能検定の合格率は?にまとめています。

自分の年収を、この数字と比べるときに

平均で見ると、機械の整備・修理の仕事は年齢とともに年収が上がり続けます。ただし、これは全員の平均です。次のような人は、平均の数字がそのまま当てはまりません。

  • 保全の仕事と製造ラインの仕事を兼ねていて、会社がどちらの区分で答えているか分からない人
  • 夜勤・交替勤務や呼び出しの手当が、年収の多くを占めている人
  • 60歳を過ぎて再雇用になった人(60〜64歳の平均は約511万円です)

まず自分の年収を、同じ年齢・同じくらいの会社の規模の数字と比べてから、動くかどうかを考えるほうが確実です。工場で働く人の年収の職種別・年齢別は工場勤務の平均年収はいくら?、製造業の年齢別の賃金は製造業の賃金は何歳がいちばん高い?にまとめています。

保全の経験をいかせる会社を、比べてみたいときは

統計で分かるのは平均までです。自分の保全の経験が、ほかの会社でどれくらいの年収になるのかは、平均からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。

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申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。

次のような人には向きません。

  • 学生の方(申し込みの対象外です)
  • すでにこのサービスを利用したことがある方
  • 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
  • いまの年収に納得していて、相場の数字だけ知りたい人(この記事の統計で足ります)

出典

  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(職種(小分類)、性別)・第2表(職種(大分類)別)・第5表(職種(小分類)、年齢階級別)
  • 厚生労働省「令和8年賃金構造基本統計調査 業種別主な職種早見表」

月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。企業規模10人以上・一般労働者(短時間労働者を除く)の数字です。年収の目安は、月の給与を12倍して年間賞与を足した計算の目安で、統計に載っている金額ではありません。

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