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電験三種の次に電験二種(第二種電気主任技術者)を考えるとき、「一次試験と二次試験で、どれくらい落ちるのか」「何年かけて受かる人が多いのか」が気になります。
ここでは、試験を行っている電気技術者試験センターが公表した数字から、電験二種の一次試験・二次試験の合格率と5年の推移、科目合格の仕組みをまとめます。
この記事で分かること
- 令和7年度の電験二種の合格率は、一次試験35.0%・二次試験16.5%(二次の合格者は611人)
- 二次試験の合格率は、5年で16.5%〜24.0%。一次試験は24.5%〜35.2%で、年によって大きく動く
- 一次試験は科目ごとの合格があり、3年のうちに4科目受かればよい。令和7年度は、4科目合格のほかに3,493人が一部の科目に合格した
- 二次試験に落ちても、次の年度は一次試験が免除される
令和7年度の合格率:一次35.0%・二次16.5%
| 試験 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 試験日 |
|---|---|---|---|---|
| 一次試験(4科目合格) | 35.0% | 7,211人 | 2,524人 | 2025年8月31日 |
| 二次試験 | 16.5% | 3,692人 | 611人 | 2025年11月16日 |
出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「令和7年度第一種及び第二種電気主任技術者試験一次試験の結果について」(2025年10月14日)「令和7年度第一種及び第二種電気主任技術者二次試験の結果について」(2026年1月30日)。受験者数は1科目でも受けた人の合計
令和7年度の電験二種は、一次試験を7,211人が受けて2,524人が4科目すべてに合格し、合格率は35.0%でした。二次試験は、受験資格がある4,196人のうち3,692人が受けて611人が合格し、合格率は16.5%でした。
一次試験の合格基準は、4科目(理論・電力・機械・法規)それぞれ90点満点で54点以上でした。二次試験(電力・管理、機械・制御の2科目・記述式)は、100点満点に直して60点以上(180点満点で108点以上)で、かつ各科目とも平均点以上が合格です。
5年の推移:二次試験は16.5%〜24.0%
| 年度 | 二次 合格率 | 一次 合格率 | 二次 受験者/合格者 | 一次 受験者/合格者 |
|---|---|---|---|---|
| 令和3年度 | 17.2% | 25.7% | 2,407人/413人 | 5,979人/1,539人 |
| 令和4年度 | 24.0% | 35.2% | 2,904人/698人 | 6,189人/2,178人 |
| 令和5年度 | 17.7% | 24.5% | 2,682人/474人 | 6,318人/1,545人 |
| 令和6年度 | 18.9% | 28.9% | 2,922人/553人 | 7,479人/2,159人 |
| 令和7年度 | 16.5% | 35.0% | 3,692人/611人 | 7,211人/2,524人 |
出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気主任技術者試験の試験結果と推移」(2026年1月更新)。合格率は合格者÷受験者で計算
二次試験の合格率は、令和4年度の24.0%を除くと、どの年も16〜19%台です。令和7年度は二次試験の受験者が3,692人と5年でいちばん多く、前の年(2,922人)から770人増えましたが、合格者は553人→611人の増え方にとどまり、合格率は18.9%→16.5%に下がりました。
一次試験は24.5%(令和5年度)から35.2%(令和4年度)まで、年によって10ポイント以上動いています。1年の合格率だけで、試験が易しくなった・難しくなったとは言えません。
科目合格:3年で4科目受かればよい
電験二種の一次試験は、科目ごとに合否が決まります。4科目のうち一部だけ受かった場合は「科目合格」となり、次の年度と、その次の年度の試験では、申請するとその科目が免除されます。つまり、3年のうちに4科目受かれば、二次試験を受けられます。
令和7年度の一次試験では、4科目合格の2,524人のほかに、3,493人が一部の科目に合格しました(受験者に対する割合は48.4%)。科目ごとの合格者は、理論2,581人・電力3,987人・機械2,610人・法規2,996人でした(4科目合格者を含む人数)。
二次試験には科目合格の仕組みはありません。ただし、一次試験に受かった年度の二次試験に落ちても、次の年度は一次試験が免除され、二次試験から受けられます。
電験一種・三種と比べると
同じ令和7年度の電験一種(第一種電気主任技術者)は、一次試験32.0%・二次試験31.7%でした。電験三種は、令和7年度下期の合格率が13.1%です(電験三種には二次試験がなく、1回の試験で4科目を受けます)。数字のくわしい推移は電験三種の合格率は?、三種の科目合格の進め方は電験三種は科目合格で何回に分ける?にまとめています。
電験二種が担当できるのは、電圧17万ボルト未満の事業用電気工作物の保安です(電気技術者試験センターの試験の案内による)。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 令和7年度の電験二種は、一次試験35.0%・二次試験16.5%で、二次試験の合格者は611人だった
- 二次試験の合格率は、5年のうち4年が16〜19%台だった
- 一次試験は科目合格があり、3年で4科目受かれば二次試験を受けられる
言えないこと
- 一次試験から何年で最後まで受かる人が多いか(受けた人ごとの記録は公表されていません)
- どの勉強のしかたなら受かるか
- 令和8年度の合格率(令和8年度の一次試験の結果は、試験センターがこれから発表します)
よくある質問
Q. 電験二種に受験資格はありますか?
一次試験は、学歴や実務経験に関係なく受けられます。二次試験は、同じ年度の一次試験の合格者と、一次試験の免除者(前の年度の一次試験の合格者)だけが受けられます。
Q. 一次試験の合格基準は?
令和7年度は、理論・電力・機械・法規の4科目それぞれ、90点満点で54点以上でした。合格基準は、毎年、試験委員会で決められます。
Q. エネルギー管理士と比べると?
電気の資格のエネルギー管理士の合格率はエネルギー管理士の合格率は?にまとめています。
電験二種を受けるか考えるときに
平均で見ると、二次試験は6人に1人ほどしか受かっていません。次のような人は、合格率の数字だけで決めない方が確実です。
- 今の職場で、電験二種が求められる設備(17万ボルト未満の事業用電気工作物)を担当するかを、まだ確かめていない人
- 電験三種をまだ持っていない人(先に三種の試験の範囲と自分の得意・不得意を確かめた方が、二種の勉強の計画を立てやすくなります)
- 記述式の二次試験の勉強に、何年かかけられるかを、まだ考えていない人
まず職場で二種が必要かと、勉強に使える年数を確かめてから、勉強の方法を考えるほうが確実です。
電験の講座を、比べてみたいときは
合格率は試験の難しさの目安にはなりますが、どの勉強方法が自分に合うかまでは分かりません。二次試験は記述式なので、答案の書き方を見てもらえる講座を使う人もいます。
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次のような人には向きません。
- まず無料の教材や市販の参考書で、自分に合うか試してみたい人(有料の講座です)
- 会社で講習会や受験費用の補助がある人(先に社内の制度を確かめてください)
- 試験の申し込みや科目免除の手続きを知りたい人(試験のことは、電気技術者試験センターが窓口です)
出典
- 一般財団法人 電気技術者試験センター「令和7年度第一種及び第二種電気主任技術者試験一次試験の結果について」(2025年10月14日)
- 一般財団法人 電気技術者試験センター「令和7年度第一種及び第二種電気主任技術者二次試験の結果について」(2026年1月30日)
- 一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気主任技術者試験の試験結果と推移」(2026年1月更新)「第二種電気主任技術者の試験概要」(科目別合格制度)


