クレーン・デリック運転士の合格率は?クレーン限定の学科57.3%・実技48.8%、移動式クレーンとの比較【2026年5月公表】

クレーン・デリック 運転士の合格率は? 製造業

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工場の天井クレーンや、現場の移動式クレーンを運転する仕事を考えると、「免許の試験はどれくらい受かるのか」「どの種類を取ればよいのか」が気になります。

ここでは、試験を行っている公益財団法人 安全衛生技術試験協会が2026年5月28日に掲載した「令和7年度実施試験に関する統計情報」から、クレーン関係の免許試験の受験者数と合格率を並べます。

この記事で分かること

  • 受験者がいちばん多いクレーン・デリック運転士(クレーン限定)は、令和7年度に学科17,550人が受けて合格率57.3%、実技は48.8%
  • 移動式クレーン運転士は、学科65.7%・実技66.3%
  • 実技試験を受ける人は学科よりずっと少ない。登録教習機関で実技の教習を終えた人などは、実技試験が免除されるため

学科試験の合格率:クレーン限定は57.3%

免許の種類受験者合格者合格率
クレーン・デリック運転士(限定なし)946人632人66.8%
クレーン・デリック運転士(クレーン限定)17,550人10,052人57.3%
クレーン・デリック運転士(床上運転式クレーン限定)79人39人49.4%
移動式クレーン運転士4,861人3,194人65.7%
揚貨装置運転士557人407人73.1%

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会「統計」令和7年度 免許試験(学科試験)。クレーン・デリック運転士(限定なし)には限定解除を含みます(2026年5月28日掲載)

クレーン関係の学科試験で、受験者がいちばん多いのはクレーン・デリック運転士(クレーン限定)の17,550人です。工場の天井クレーンなどを運転するための免許で、合格率は57.3%でした。

移動式クレーン運転士(トラッククレーンやクローラクレーンなど)は65.7%で、クレーン限定より高くなっています。

実技試験の合格率:クレーン限定は48.8%

免許の種類受験者合格者合格率
クレーン・デリック運転士(限定なし)79人32人40.5%
クレーン・デリック運転士(クレーン限定)1,801人878人48.8%
クレーン・デリック運転士(床上運転式クレーン限定)59人29人49.2%
移動式クレーン運転士400人265人66.3%
揚貨装置運転士274人243人88.7%

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会「統計」令和7年度 免許試験(実技試験)

実技試験の合格率は、クレーン限定が48.8%で、学科より低くなっています。一方、移動式クレーン運転士は66.3%でした。

実技を受けた人(クレーン限定1,801人)は、学科を受けた人(17,550人)の約1割です。試験協会の案内では、登録教習機関でクレーンの運転の実技教習を終えて1年以内の人などは、実技試験が免除されます。

免許で運転できるクレーンと合格の基準

項目クレーン・デリック運転士(クレーン限定)移動式クレーン運転士
運転できるものつり上げ荷重5トン以上のクレーン(天井クレーンなど)。デリックは運転できないつり上げ荷重5トン以上の移動式クレーン(トラッククレーン、ラフテレーンクレーン、クローラクレーンなど)
受験資格特になし(本人確認の書類が必要)特になし(本人確認の書類が必要)
学科の合格基準科目ごとに40%以上、合計60%以上科目ごとに40%以上、合計60%以上
実技の合格基準減点の合計が40点以下減点の合計が40点以下

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会「クレーン・デリック運転士免許試験(クレーン限定)」「移動式クレーン運転士免許試験」の案内

なお、玉掛け(クレーンに荷をかけたり外したりする作業)の資格は、この試験協会の免許試験ではなく講習で取る資格のため、合格率の統計はありません。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • クレーン関係でいちばん受験者が多いのはクレーン・デリック運転士(クレーン限定)で、学科の合格率は57.3%、実技は48.8%
  • 移動式クレーン運転士は学科65.7%・実技66.3%
  • 実技試験は、登録教習機関の教習を終えた人などは免除されるため、受ける人が少ない

言えないこと

  • 教習所に通った人と通わなかった人で、合格率がどれくらい違うか。この統計には分かれて出ていません
  • 免許を取ったあとの給料が上がるかどうか。資格手当などは会社によって違います
  • 5トン未満のクレーンを運転するときに必要なこと。この記事は5トン以上の免許試験の数字です

工場で働く人の給料は工場勤務の平均年収はいくら?に、ほかの資格の合格率は第二種電気工事士の合格率・難易度は?にまとめています。

クレーンの免許を考えるときに

クレーン・デリック運転士(クレーン限定)の学科は、受けた人の半分以上が合格しています。ただし、次のような人は、この数字だけで受けるかどうか・仕事を変えるかどうかを決めないほうが確実です。

  • 今の職場で、どのつり上げ荷重のクレーンを使っているかを確かめていない人(5トン以上かどうかで必要な資格が変わります)
  • 教習所に通うか、試験場で実技も受けるかを決めていない人(実技の合格率は学科より低めです)
  • 資格を取れば給料が上がると考えている人(資格手当は会社によって違います)

まず今の職場で使うクレーンの種類と、資格手当の有無を確かめてから、ほかの工場の条件と比べるほうが確実です。

資格をいかせる工場の仕事を、比べてみたいときは

統計で分かるのは、受けた人全体の合格率までです。自分の資格と経験で、どんな条件の工場の仕事があるかは、この数字からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。

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次のような人には向きません。

  • 学生の方(申し込みの対象外です)
  • すでにこのサービスを利用したことがある方
  • 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
  • これから免許の勉強を始める段階で、まだ仕事を変えるつもりはない人

出典

  • 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「令和7年度実施試験に関する統計情報について」(2026年5月28日)、「統計」
  • 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「クレーン・デリック運転士免許試験(クレーン限定)」「移動式クレーン運転士免許試験」の案内
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