※この記事には広告(PR)が含まれています。広告リンクは記事の後半にあります。
工場で働いていると、会社から機械保全や機械加工の技能検定を受けるようにすすめられることがあります。そのとき気になるのが、「どれくらいの人が受かっているのか」「1級と2級でどれだけ違うのか」です。
ここでは、厚生労働省が2026年8月17日に公表した「令和7年度『技能検定』の実施状況」から、全体・等級別の合格率と、受ける人の多い製造の職種の合格率を並べます。
この記事で分かること
- 令和7年度の技能検定は、受検を申し込んだ人が66万7,393人、合格した人が32万6,045人で、合格率は48.9%(前の年度より3.7ポイント上昇)
- 等級別の合格率は、1級35.1%、2級36.3%、3級60.3%、特級34.7%
- 製造の職種では、機械保全が51.8%、機械加工が55.1%
令和7年度の技能検定:合格率48.9%
| 区分 | 令和7年度 |
|---|---|
| 受検申請者数 | 667,393人 |
| 合格者数 | 326,045人 |
| 合格率 | 48.9%(令和6年度は45.2%) |
出典:厚生労働省「令和7年度『技能検定』の実施状況を公表します」(2026年8月17日)
技能検定は、働くうえで必要な技能の程度を国が証明する検定で、合格した人は「技能士」を名乗ることができます。
令和7年度は、受検を申し込んだ人が前の年度より52,737人(7.3%)減った一方、合格した人は485人増え、合格率は48.9%と、前の年度(45.2%)より3.7ポイント上がりました。
等級別の合格率:1級35.1%、3級60.3%
| 等級 | 受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 特級 | 3,744人 | 1,299人 | 34.7% |
| 1級 | 76,744人 | 26,970人 | 35.1% |
| 2級 | 194,378人 | 70,512人 | 36.3% |
| 3級 | 219,186人 | 132,191人 | 60.3% |
| 基礎級 | 82,498人 | 73,185人 | 88.7% |
| 単一等級 | 3,004人 | 1,558人 | 51.9% |
出典:厚生労働省「令和7年度『技能検定』の実施状況」。このほかに随時2級・随時3級があり、全体の数字(667,393人・326,045人)にはそれも含まれます
等級が上がるほど、合格率は下がります。3級は60.3%ですが、2級は36.3%、1級は35.1%で、およそ3人に1人です。いちばん上の特級は34.7%でした。
2級と3級の差は約24ポイントあり、2級からは合格する人の割合がぐっと低くなります。
受ける人の多い職種:製造の職種は5割台
| 職種 | 受検申請者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 機械保全 | 31,534人 | 16,363人 | 51.8% |
| とび | 25,315人 | 14,279人 | 56.4% |
| 機械加工 | 18,427人 | 10,155人 | 55.1% |
| プラスチック成形 | 18,021人 | 9,286人 | 約51.5%※ |
| 塗装 | 16,081人 | 8,322人 | 約51.8%※ |
| 機械検査 | 15,573人 | 8,573人 | 約55.1%※ |
| 工業包装 | 11,575人 | 6,295人 | 約54.4%※ |
| 型枠施工 | 10,869人 | 6,198人 | 約57.0%※ |
| (参考)ファイナンシャル・プランニング | 297,016人 | 129,669人 | 43.7% |
出典:厚生労働省「令和7年度『技能検定』の実施状況」受検申請者数の多い職種(全等級の合計)。※の合格率は、資料の受検申請者数と合格者数から「合格者数÷受検申請者数」で計算し、小数第2位を四捨五入した目安です。ファイナンシャル・プランニング以外の製造・建設の職種を、受検申請者数の多い順に並べています
受ける人がいちばん多いのはファイナンシャル・プランニング(29万7,016人)で、製造の職種では機械保全(31,534人)がいちばん多く、機械加工(18,427人)が続きます。
製造の職種の合格率は、全等級を合わせると5割台です。ただし、この数字は3級から特級までを合わせたもので、職種ごとの等級別の合格率は、この公表資料には載っていません。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 令和7年度の技能検定の合格率は48.9%で、前の年度より上がった
- 1級・2級の合格率は35〜36%で、3級(60.3%)より大きく下がる
- 機械保全・機械加工など受ける人の多い製造の職種は、全等級を合わせると合格率が5割台
言えないこと
- 機械保全や機械加工の、1級・2級ごとの合格率。職種ごとの等級別は、この資料にはありません
- 学科試験と実技試験のどちらで落ちる人が多いか
- 技能士の資格で給料がいくら上がるか。資格手当などは会社ごとに違います
よくある質問
Q. 技能検定の合格率は何%?
令和7年度は48.9%です(受検を申し込んだ667,393人のうち合格者326,045人)。前の年度の45.2%より3.7ポイント上がりました(厚生労働省「令和7年度『技能検定』の実施状況」)。
Q. 1級と2級では、どちらの合格率が低い?
令和7年度の合格率は、1級35.1%・2級36.3%で、ほぼ同じでした。3級は60.3%なので、2級から合格率がぐっと下がります。ただし、等級によって受ける人の経験年数が違うため、合格率だけで試験の難しさを比べることはできません。
Q. 機械保全の合格率は?
令和7年度の機械保全は51.8%(31,534人のうち16,363人)で、受ける人がいちばん多い職種でした。機械保全の等級別の合格率は、この記事で使っている資料には出ていません。
技能検定を受けるか考えるときに
技能検定は、3級なら6割、1級・2級では3人に1人が合格しています。次のような人は、合格率だけで受けるかどうかを決めないほうが確実です。
- 受けたい等級の受検資格(実務の経験の年数など)を、まだ確かめていない人
- 会社に、受検料の補助や資格手当があるかを、まだ確かめていない人
- 合格率が高い職種なら、自分も受かりやすいと考えている人(職種・等級ごとに、受ける人の経験が違います)
まず受けたい職種・等級の受検資格と、会社の補助や手当を確かめてから、どの等級から受けるかを決めるほうが確実です。
条件の違う工場の仕事を、比べてみたいときは
統計で分かるのは、受けた人全体の合格率までです。自分の経験と資格で、どんな条件の工場の仕事があるかは、この数字からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。
【PR】メーカー・製造業に特化!経験豊富なコンサルが導く転職支援【メーカーズジョブ】
![]()
申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- 学生の方(申し込みの対象外です)
- すでにこのサービスを利用したことがある方
- 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
- 技能検定の申し込みや試験の日程について相談したい人(試験の案内は、都道府県の職業能力開発協会などが窓口です)
出典
- 厚生労働省「令和7年度『技能検定』の実施状況を公表します」(2026年8月17日)


