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工場で働いたことがないと、「未経験で製造業に転職できるのか」「自分の年齢で入れるのか」が気になります。
ここでは、厚生労働省の「令和7年雇用動向調査」(2026年8月公表)から、2025年に製造業の会社に転職した人が、前にどの業種の会社で働いていたかを、年齢別に並べます。
この記事で分かること
- 製造業の会社に転職した人の39.1%は、前の会社が製造業以外だった
- 前の業種でいちばん多いのは卸売業・小売業(7.9%)。サービス業、飲食・宿泊、医療・福祉が続く
- 20代〜50代は、どの年齢でも約35〜51%が製造業以外から来ている。60歳以上は2割ほど
- 製造業以外から来た人も、約6割はフルタイムで期間の定めのない形で入っている
製造業に転職した人の約4割は、前の会社が製造業以外
| 前の会社の業種 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 製造業 | 27.5万人 | 60.9% |
| 製造業以外 | 17.7万人 | 39.1% |
| 卸売業,小売業 | 3.6万人 | 7.9% |
| サービス業(他に分類されないもの) | 2.6万人 | 5.7% |
| 宿泊業,飲食サービス業 | 2.0万人 | 4.4% |
| 医療,福祉 | 2.0万人 | 4.4% |
| 建設業 | 1.4万人 | 3.2% |
| 運輸業,郵便業 | 1.4万人 | 3.1% |
| そのほかの業種 | 4.7万人 | 10.4% |
| 製造業に転職した人全体 | 45.1万人 | 100% |
出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査」第10-1表(現職産業、前職産業別入職者数)から計算。「そのほかの業種」は、表の残りの業種を足したものです。各業種の数字は四捨五入しているので、足しても「製造業以外」と合わないことがあります。
2025年に製造業の会社に転職した人(約45万人)のうち、前の会社も製造業だった人は60.9%、製造業以外だった人は39.1%でした。およそ5人に2人は、ほかの業種から工場に入っています。
前の業種でいちばん多いのは卸売業・小売業(7.9%)で、サービス業(5.7%)、宿泊業・飲食サービス業(4.4%)、医療・福祉(4.4%)が続きます。
この数字を読むときの注意
- 「前の会社の業種」と「その人の仕事の経験」は別です。 前の会社が小売業でも、倉庫や加工の仕事をしていた人もいます。反対に、前の会社が製造業でも、事務や営業の仕事だった人もいます。この表で分かるのは会社の業種までで、製造の仕事が未経験だったかどうかは分かりません
- 「製造業」は、転職した先の会社の業種です。工場の中の職種(製造ライン・設備保全・品質管理など)は分かりません
- 転職した人とは、入社する前の1年間に働いていた人です。調査のときにその会社に在籍していて、前の職場で雇われて働いていた人の数字です
年齢別:20代〜50代は、約35〜51%が製造業以外から
| 年齢 | 製造業に転職した人 | うち前の会社が製造業以外 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 4.9万人 | 2.5万人 | 50.9% |
| 25〜29歳 | 7.7万人 | 3.5万人 | 45.1% |
| 30〜34歳 | 5.8万人 | 2.5万人 | 42.0% |
| 35〜39歳 | 5.5万人 | 1.9万人 | 34.6% |
| 40〜44歳 | 4.4万人 | 1.8万人 | 41.3% |
| 45〜49歳 | 4.3万人 | 1.7万人 | 39.8% |
| 50〜54歳 | 3.6万人 | 1.3万人 | 34.8% |
| 55〜59歳 | 2.7万人 | 1.1万人 | 40.8% |
| 60〜64歳 | 4.6万人 | 0.7万人 | 14.7% |
出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査」第10-1表から計算。19歳以下と65歳以上は人数が少ないため省いています。
製造業以外から来た人の割合は、20〜24歳で50.9%といちばん高く、年齢が上がると少しずつ下がります。それでも40代で約4割、50代でも3〜4割は、前の会社が製造業以外でした。
60〜64歳は14.7%と低くなっています。60〜64歳で製造業に入った人は、製造業の会社から製造業の会社に移った人(定年後に別の会社で働く人など)が多いためとみられます。
製造業以外から来た人は、どんな形で入ったか
| 前の会社の業種 | 製造業に転職した人 | うちフルタイムで期間の定めなし | 割合 |
|---|---|---|---|
| 製造業 | 27.5万人 | 15.7万人 | 57.2% |
| 製造業以外 | 17.7万人 | 10.4万人 | 58.7% |
出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査」第10-1表(今の会社での就業形態・雇用形態が「一般・期間定めなし」の人)から計算
製造業以外から工場に入った人のうち、58.7%はフルタイムで期間の定めのない形で入っていました。前の会社も製造業だった人(57.2%)とほぼ同じです。
「期間の定めなし」は正社員とは限りませんが、期間工や契約社員のように期間を決めた雇い方ではない、ということです。ほかの業種から来た人が、特に期間を決めた形に偏っているわけではありません。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 2025年に製造業の会社に転職した人の39.1%は、前の会社が製造業以外だった
- 20代〜50代では、どの年齢でも約35〜51%が製造業以外から来ている
- 製造業以外から来た人も、58.7%はフルタイムで期間の定めのない形で入っている
言えないこと
- 製造の仕事が未経験の人の割合。この表は会社の業種で、仕事の中身(職種)までは分かりません
- 自分が採用されるかどうか。求人の数・地域・職種・資格で大きく変わります(製造業の求人の数は製造業の求人倍率は職種でどれだけ違う?で職種別に出しています)
- 製造業以外から来た人の給料が上がったか下がったか。この表には給料の変化がありません
- 転職したあと、続けて働いているかどうか
未経験で工場への転職を考えるときに
製造業に転職した人の約4割はほかの業種から来ていて、20代〜50代ではその割合に大きな差はありません。ただし、次のような人は、この数字をそのまま当てはめないでください。
- 60歳以上の人(製造業以外から来た人の割合は、60〜64歳で14.7%と低くなります)
- 事務や営業など、製造の現場ではない仕事を希望している人(この表は職種を分けていません)
- 製造業以外の業種も含めて、広く探している人
まず、前の仕事で使っていた力(体力・手先の作業・機械の操作・品質のチェック・フォークリフトなどの資格)を書き出し、工場のどの仕事で使えそうかを考えてから、求人を探すほうが確実です。
自分の経験が工場のどの仕事で使えるか、確かめたいときは
統計で分かるのは、転職した人全体の割合までです。自分のこれまでの経験で、工場のどの仕事に入れそうかは、この割合からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。
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申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- 学生の方(申し込みの対象外です)
- すでにこのサービスを利用したことがある方
- 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
- 短期のアルバイトや派遣の仕事だけを探している人
出典
- 厚生労働省「令和7年雇用動向調査」年計 結果表 第10-1表(現職産業(大分類)、企業規模、性、年齢階級、前職産業(大分類)、就業経験(経験1年未満)、就業形態、雇用形態、前従業上の地位別入職者数)(e-Stat、2026年8月31日公開)
- 厚生労働省「令和7年雇用動向調査結果の概要」(2026年8月31日公表)
数字は、男女計・会社の規模計で、前の職場で雇われて働いていた人のものです。人数は千人単位の数字を万人に直して丸めているので、足した数と合計が合わないことがあります。


