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施工管理技士の1級を取ろうか考えると、「どれくらい受かるのか」「第一次と第二次、どちらが難しいのか」が気になります。種類によっても違いがあります。
ここでは、試験を実施している一般財団法人 建設業振興基金と一般財団法人 全国建設研修センターの発表から、1級の建築・土木・電気工事・管工事の4種類の合格率を並べます。
この記事で分かること
- 令和7年度の第一次検定の合格率は、4種類とも約4〜5割(38.7%〜48.5%)
- 第二次検定は種類で大きく違い、建築・土木は約4割、電気工事・管工事は6〜7割
- 令和8年度の第一次検定は、建築46.7%・土木49.8%・電気工事36.3%
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令和7年度の合格率:1級の4種類を比べる
| 1級の種類 | 第一次 受検者 | 第一次 合格率 | 第二次 受検者 | 第二次 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 建築 | 41,812人 | 48.5% | 18,160人 | 39.0% |
| 土木 | 47,715人 | 43.1% | 24,667人 | 38.9% |
| 電気工事 | 24,821人 | 41.5% | 9,494人 | 69.6% |
| 管工事 | 23,826人 | 38.7% | 6,886人 | 63.3% |
出典:一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 1級建築施工管理技術検定」「令和7年度 1級電気工事施工管理技術検定」の試験地別実施状況、一般財団法人 全国建設研修センター「1級土木施工管理技術検定」「1級管工事施工管理技術検定」の合格発表公表資料(令和7年度)
令和7年度の第一次検定は、4種類とも合格率が38.7%〜48.5%で、受けた人の半分以下しか受かっていません。
第二次検定は種類で分かれます。建築(39.0%)と土木(38.9%)は約4割、電気工事(69.6%)と管工事(63.3%)は6〜7割でした。
この数字を読むときの注意
- 第二次検定の受検者には、前の年までに第一次に受かった人も入っています。 たとえば1級土木の令和7年度の第二次の受検者24,667人のうち、17,491人は第二次だけを受けた人でした
- そのため、第一次と第二次の合格率を掛けても、1年で両方受かる人の割合にはなりません
- 合格率は、実際に受けた人(受検者)に対する合格者の割合です
令和8年度の第一次検定:土木は49.8%に上がった
| 1級の種類 | 受検者 | 合格者 | 合格率 | 令和7年度 |
|---|---|---|---|---|
| 建築(7月19日) | 42,826人 | 19,993人 | 46.7% | 48.5% |
| 土木(7月5日) | 50,012人 | 24,927人 | 49.8% | 43.1% |
| 電気工事(7月12日) | 27,387人 | 9,947人 | 36.3% | 41.5% |
出典:一般財団法人 建設業振興基金「1級建築施工管理技術検定 第一次検定 実施結果」「1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 実施結果」(令和8年8月25日 合格通知)、一般財団法人 全国建設研修センター「令和8年度1級土木施工管理技術検定『第一次検定』」(令和8年8月13日)。建築・電気工事の合格率は合格者÷受検者で計算しています。1級管工事の令和8年度の第一次検定は、この記事を書いた時点で結果が出ていません
令和8年度の第一次検定は、土木が49.8%で前の年度より6.7ポイント上がり、電気工事は36.3%で5.2ポイント下がりました。建築は46.7%でほぼ同じくらいです。
合格率は年度によって上下します。1級管工事の第一次検定は、令和5年度37.5%、令和6年度52.3%、令和7年度38.7%と、1年で10ポイント以上動いた年もあります(全国建設研修センターの発表)。
第二次検定の推移:1級土木は3〜4割、1級管工事は下がった
| 年度 | 1級土木 第二次 | 1級管工事 第二次 |
|---|---|---|
| 令和5年度 | 33.2%(27,304人受検) | ― |
| 令和6年度 | 41.2%(27,220人受検) | 76.2%(8,736人受検) |
| 令和7年度 | 38.9%(24,667人受検) | 63.3%(6,886人受検) |
出典:一般財団法人 全国建設研修センター「1級土木施工管理技術検定『第二次検定』」「1級管工事・電気通信工事・造園施工管理技術検定『第二次検定』」の合格発表公表資料。1級管工事の令和6年度の合格率は、合格者6,661人÷受検者8,736人で計算しています
1級土木の第二次検定は、3年間とも3〜4割でした。1級管工事の第二次検定は、令和6年度の76.2%から令和7年度は63.3%に下がっています。
第一次検定は実務経験がなくても受けられる
令和6年度から、1級の第一次検定は19歳以上なら、学歴や実務経験がなくても受けられるようになりました(国土交通省の技術検定の見直し)。第一次に受かると「1級施工管理技士補」になります。
一方で、第二次検定を受けるには実務経験が必要です。第一次に受かった人がすぐに第二次を受けられるとは限らないため、第一次と第二次の受検者の数には差があります。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 1級の第一次検定は、4種類とも受けた人の約4〜5割が合格している(令和7年度)
- 1級の第二次検定は、建築・土木が約4割、電気工事・管工事が6〜7割(令和7年度)
- 合格率は年度によって数ポイント〜10ポイント以上動く
言えないこと
- どの種類がやさしいか。受ける人の経験や人数が種類ごとに違うので、合格率だけでは比べられません
- 1年で第一次と第二次の両方に受かる人の割合。第二次の受検者には前の年までの第一次合格者が入っています
- 必要な勉強時間。試験機関はこの数字を出していません
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よくある質問
Q. 1級施工管理技士の合格率は、第一次と第二次でどれくらい違う?
令和7年度の第一次検定は、建築48.5%・土木43.1%・電気工事41.5%・管工事38.7%で、4種類とも約4〜5割でした。第二次検定は種類で分かれ、建築39.0%・土木38.9%は約4割、電気工事69.6%・管工事63.3%は6〜7割でした(建設業振興基金・全国建設研修センターの発表)。
Q. 第一次と第二次を1年でストレートに受かる人の割合は?
試験機関の発表には、この割合は出ていません。第二次検定の受検者には、前の年までに第一次に受かった人も入っているためです(たとえば1級土木の令和7年度は、第二次の受検者24,667人のうち17,491人が第二次だけを受けた人でした)。第一次と第二次の合格率を掛けても、1年で両方受かる人の割合にはなりません。
Q. 1級の合格率は下がっている?
種類と年度で上下しています。令和8年度の第一次検定は、電気工事が36.3%で前の年度より5.2ポイント下がり、土木は49.8%で6.7ポイント上がり、建築は46.7%(前の年度48.5%)でした。第二次検定では、1級管工事が令和6年度の76.2%から令和7年度は63.3%に下がっています。合格の基準になる点数(合格ライン)は、この記事で使った資料には載せていないので、各試験機関の発表で確かめてください。
1級を取ってから動くか考えるときに
1級の施工管理技士は、第一次・第二次とも半分前後かそれより低い合格率の年が多い試験です。ただし、次のような人は、合格率だけで決めないほうが確実です。
- 第二次検定に必要な実務経験の年数を、まだ確かめていない人
- 1級を取れば給料が上がると考えている人(資格手当があるかどうかは会社によって違います)
- 今の会社で、受検の費用や講習の補助があるかをまだ確かめていない人
まず受検の条件と今の会社の資格手当を確かめ、取ったあとにどんな現場を担当したいかを決めてから、受けるかどうかを考えるほうが確実です。
資格と経験をいかせる職場を、比べてみたいときは
統計で分かるのは、受けた人全体の合格率までです。自分の経験と資格で、どんな条件の職場があるかは、この数字からは分かりません。建設業界を専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。
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次のような人には向きません。
- 60歳以上の方(申し込みの対象外です)
- 施工管理の経験や資格がない人(施工管理の経験者・資格保有者を主な対象にしたサービスです)
- 業務委託やアルバイトのみを探している人(正社員希望の方向けのサービスです)
- これから資格の勉強を始める段階で、まだ仕事を変えるつもりはない人
出典
- 一般財団法人 建設業振興基金「試験地別実施状況」(令和7年度 1級建築施工管理技術検定・1級電気工事施工管理技術検定)
- 一般財団法人 建設業振興基金「1級建築施工管理技術検定 第一次検定 実施結果」「1級電気工事施工管理技術検定 第一次検定 実施結果」(令和8年度)
- 一般財団法人 全国建設研修センター「技術検定合格発表公表資料」(令和8年度1級土木 第一次検定、令和7年度1級土木 第二次検定、令和7年度1級管工事 第一次・第二次検定)
- 国土交通省「施工管理技術検定の受検資格の見直し」(令和6年度から)


