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第二種電気工事士を取ろうか考えると、「どれくらいの人が受かっているのか」「学科と技能、どちらが難しいのか」が気になります。
ここでは、試験を実施している一般財団法人 電気技術者試験センターの発表から、最新の令和8年度上期(2026年8月発表)までの合格率を、学科試験と技能試験に分けて並べます。
この記事で分かること
- 令和8年度上期の合格率は、学科試験62.2%・技能試験73.4%。学科は令和4年度以降の9回でいちばん高い
- 落ちた人の数は、学科が約3万人、技能が約1万6千人。人数で見ると学科のほうが大きな関門
- 受験する人は増えていて、令和8年度上期の学科の受験者は前の年の上期より約1割多い
最新の合格率:学科62.2%・技能73.4%(令和8年度上期)
| 試験 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 学科試験 | 78,290人 | 48,692人 | 62.2% |
| 技能試験 | 58,393人 | 42,875人 | 73.4% |
出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の試験結果と推移」(令和8年度上期。技能試験の結果は2026年8月14日発表)。合格率は合格者÷受験者で計算しています。
令和8年度上期の第二種電気工事士試験は、学科試験の合格率が62.2%、技能試験の合格率が73.4%でした。学科を受けた人の約6割、技能を受けた人の約7割が合格しています。
この数字を読むときの注意
- 学科試験は、CBT方式(パソコン)と筆記方式の合計です
- 技能試験を受けた人には、学科試験を免除された人も入っています。 令和8年度上期は、技能試験を申し込んだ62,458人のうち13,766人(約22%)が学科免除でした。前回や前々回に学科に受かった人などが免除になります
- 合格率は申込者ではなく、実際に受けた人(受験者)で割った数字です
令和4年度からの推移:技能は7割前後、学科は5割台後半〜6割
| 年度・期 | 学科 受験者 | 学科 合格率 | 技能 受験者 | 技能 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和4年度 上期 | 78,634人 | 58.2% | 53,558人 | 74.3% |
| 令和4年度 下期 | 66,454人 | 53.3% | 44,101人 | 70.6% |
| 令和5年度 上期 | 70,414人 | 59.9% | 49,547人 | 73.2% |
| 令和5年度 下期 | 63,611人 | 58.9% | 45,790人 | 68.8% |
| 令和6年度 上期 | 70,139人 | 60.2% | 50,668人 | 71.0% |
| 令和6年度 下期 | 62,323人 | 55.9% | 43,570人 | 69.5% |
| 令和7年度 上期 | 70,945人 | 57.7% | 51,576人 | 72.0% |
| 令和7年度 下期 | 68,142人 | 55.4% | 48,034人 | 71.4% |
| 令和8年度 上期 | 78,290人 | 62.2% | 58,393人 | 73.4% |
出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の試験結果と推移」
令和4年度からの9回で、学科試験の合格率は53.3%〜62.2%、技能試験は68.8%〜74.3%のあいだで動いています。技能試験はどの回も7割前後、学科試験は5割台後半〜6割です。
令和8年度上期の学科62.2%は、この9回でいちばん高い数字です。ただし、回によって3〜5ポイントほど上下しているので、次の回も同じとは限りません。
落ちる人が多いのは学科試験
| 令和8年度上期 | 受験者 | 不合格者 | 不合格の割合 |
|---|---|---|---|
| 学科試験 | 78,290人 | 29,598人 | 37.8% |
| 技能試験 | 58,393人 | 15,518人 | 26.6% |
出典:一般財団法人 電気技術者試験センターの令和8年度上期の数字から計算(受験者−合格者)
不合格になった人は、学科試験が約3万人、技能試験が約1万6千人です。割合でも人数でも、学科試験のほうが大きな関門になっています。
技能試験は、配線図で出された課題を、支給された材料で時間内に作る試験です(試験センターの試験概要)。合格率は7割台ですが、受けた人の4人に1人以上は落ちています。
受験する人は増えている
令和8年度上期の学科試験の受験者は78,290人で、前の年の上期(70,945人)より約10.4%多くなりました。申込者も88,265人で、前の年の上期(78,977人)より約9千人増えています。
令和7年度の1年間(上期と下期の合計)では、学科試験の受験者が139,087人、技能試験の合格者が71,471人でした。
今年(令和8年度)の下期の日程
| 試験 | 日程 |
|---|---|
| 申込 | 2026年8月17日〜9月3日(受付は終了) |
| 学科試験(CBT方式) | 2026年9月24日〜11月8日 |
| 学科試験(筆記方式) | 2026年10月25日 |
| 技能試験 | 2026年12月12日または13日 |
出典:一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験」のページ(2026年9月29日に確認)
下期の申込はすでに終わっています。次に申し込めるのは、令和9年度の上期です。日程は試験センターの発表を確かめてください。
資格を取ったあと:電気工事の仕事の求人倍率は3.19倍
ハローワークの2026年9月の数字では、電気工事の仕事の有効求人倍率は3.19倍で、仕事を探す人1人に対して求人が3件以上ありました(すべての仕事の平均は1.08倍)。くわしくは建設業の求人倍率は職種でどれだけ違う?にまとめています。
ただし、求人倍率はハローワークの求人と求職だけの数字で、資格を持っている人だけの倍率ではありません。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 令和8年度上期の第二種電気工事士の合格率は、学科62.2%・技能73.4%
- 令和4年度以降、技能試験は毎回7割前後、学科試験は5割台後半〜6割
- 落ちた人の数は学科試験のほうが多い
- 受験する人は前の年より増えている
言えないこと
- 自分が受かるかどうか。勉強の時間や、電気の仕事の経験で大きく変わります
- 必要な勉強時間。試験センターはこの数字を出していません
- 学科と技能を続けて1回ずつ受けて、両方受かる人の割合。技能試験には学科免除の人も入っているので、2つの合格率を掛けても正確な数字にはなりません
第二種電気工事士の合格率や技能試験の数字は、YouTubeのショート動画でも並べています:第二種電気工事士の数字(学科・技能の合格率と工具)の再生リスト
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資格を取ってから動くか考えるときに
第二種電気工事士は、受けた人の6〜7割が受かる試験です。ただし、次のような人は、合格率だけで決めないほうが確実です。
- 電気の仕事をしたことがなく、技能試験の工具にも触れたことがない人(技能試験は時間内に作る試験です)
- 資格を取れば給料が上がると考えている人(手当があるかどうかは会社によって違います)
- 今の会社で資格を取る費用を出してもらえるか、まだ確かめていない人
まず今の会社に資格の手当や受験の補助があるかを確かめ、取ったあとにどんな仕事をしたいかを決めてから、受けるかどうかを考えるほうが確実です。
技能試験の材料や工具を、そろえたいときは
技能試験は、決められた時間の中で配線の作品を作る試験で、練習には電線や器具などの材料と工具が必要です。電気技術者試験センターの発表で分かるのは合格率と日程までで、どの材料や工具で練習すればよいかは分かりません。技能試験の練習用に、材料と工具をセットにして売っている会社があります。
買う前に、セットの中身(材料が何回分か・工具が入っているか)と、その年の候補問題に合っているかを、リンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- まだ学科試験の準備をしている人(技能試験は、学科試験に合格した人などが受ける試験です。まず学科から)
- 工具をすでに持っていて、材料だけを少しそろえたい人
- 会社や学校で、練習用の材料や工具が用意されている人
出典
- 一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の試験結果と推移」(令和4年度〜令和8年度上期)
- 一般財団法人 電気技術者試験センター「令和8年度第二種電気工事士上期技能試験の結果について」(2026年8月14日)・「令和7年度第二種電気工事士下期技能試験の結果について」(2026年1月16日)
- 一般財団法人 電気技術者試験センター「第二種電気工事士の試験概要」「第二種電気工事士試験」(下期の日程)
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年9月分)」参考統計表(職業別・常用・パートを含む)


