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建設会社や設計事務所で働いていると、「建築士は1級と2級でどれくらい受かるのか」「学科と製図、どちらが難しいのか」が気になります。
ここでは、国土交通省と、試験を実施している公益財団法人 建築技術教育普及センターの発表から、1級・2級建築士の合格率を、学科・設計製図・総合に分けて並べます。
この記事で分かること
- 令和7年の一級建築士の総合合格率は11.4%(学科16.5%、設計製図35.0%)
- 令和7年の二級建築士の総合合格率は22.6%(学科40.9%、設計製図46.4%)
- 令和8年の学科の試験は、一級26.2%・二級42.5%。一級の学科は、この5年でいちばん高い合格率
令和7年の合格率:一級は総合11.4%、二級は22.6%
| 試験 | 学科の試験 | 設計製図の試験 | 総合(最初から最後まで) |
|---|---|---|---|
| 一級建築士 | 16.5% | 35.0% | 11.4% |
| 二級建築士 | 40.9% | 46.4% | 22.6% |
出典:国土交通省「令和7年一級建築士試験『設計製図の試験』の合格者を決定」(2025年12月24日)、建築技術教育普及センター「二級建築士試験 試験結果」
建築士の試験は、学科の試験に合格した人が、設計製図の試験を受けるしくみです。総合合格率は、学科の試験から受けた人も、学科が免除されて製図から受けた人も含めた、全体の合格率です。
令和7年の一級建築士は総合11.4%で、受けた人の約9人に1人が合格しました。二級建築士は総合22.6%で、約4〜5人に1人です。
一級建築士の推移:総合は10%前後
| 年 | 学科の試験 | 設計製図の試験 | 総合 |
|---|---|---|---|
| 令和3年 | 15.2% | 35.9% | 9.9% |
| 令和4年 | 21.0% | 33.0% | 9.9% |
| 令和5年 | 16.2% | 33.2% | 9.9% |
| 令和6年 | 23.3% | 26.6% | 8.8% |
| 令和7年 | 16.5% | 35.0% | 11.4% |
| 令和8年 | 26.2% | (10月11日に試験) | ― |
出典:国土交通省「令和7年一級建築士試験『設計製図の試験』の合格者を決定」、「令和8年一級建築士試験『学科の試験』の合格者を決定」(2026年9月2日)、建築技術教育普及センター「一級建築士試験 試験結果」
一級建築士の総合合格率は、この5年で8.8%〜11.4%でした。学科の試験は15〜23%台、設計製図の試験は26〜36%台で、学科の試験で多くの人が止まる形です。
令和7年の一級の受験者(総合)は35,127人、合格者は3,988人でした。
令和8年の学科の試験は、受験者29,094人のうち7,619人が合格し、合格率26.2%で、この5年でいちばん高くなりました。設計製図の試験は2026年10月11日に行われます。
二級建築士の推移:総合は20%台前半
| 年 | 学科の試験 | 設計製図の試験 | 総合 |
|---|---|---|---|
| 令和3年 | 41.9% | 48.6% | 23.6% |
| 令和4年 | 42.8% | 52.5% | 25.0% |
| 令和5年 | 35.0% | 49.9% | 22.3% |
| 令和6年 | 39.1% | 47.0% | 21.8% |
| 令和7年 | 40.9% | 46.4% | 22.6% |
| 令和8年 | 42.5% | (9月13日に試験済み) | ― |
出典:建築技術教育普及センター「二級建築士試験 試験結果」、「令和8年建築士試験『学科の試験』合格者決定」(2026年8月24日)
二級建築士の総合合格率は、この5年で21.8%〜25.0%でした。学科も製図も4〜5割が合格しますが、両方をあわせると2割台になります。
令和7年の二級の受験者(総合)は20,597人、合格者は4,645人でした。
令和8年の学科の試験は、受験者16,082人のうち6,829人が合格し、合格率42.5%でした。設計製図の試験は9月13日に行われ、最終の合格発表は12月3日の予定です。
一級建築士の合格者はどんな人?
国土交通省の発表では、令和7年の一級建築士の合格者3,988人について、次のことが示されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均年齢 | 30.0歳 |
| 男女 | 男性67.8%・女性32.2% |
| 職域 | 建設業34.9%・建築士事務所29.6%など |
出典:国土交通省「令和7年一級建築士試験『設計製図の試験』の合格者を決定」
合格者の3人に1人は、建設業で働いている人でした。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 令和7年の総合合格率は、一級11.4%・二級22.6%
- 一級は学科の試験の合格率が低く(15〜23%台)、ここで止まる人が多い
- 令和8年の学科の試験は、一級26.2%・二級42.5%
言えないこと
- 何年・何時間勉強すれば受かるか。この発表には、勉強時間は出ていません
- 資格を取ると給料がいくら上がるか。試験の発表に給料のことは書かれていません
- 1回目で受かった人の割合。総合合格率には、学科が免除されて製図から受けた人も入っています
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よくある質問
Q. 一級建築士の二次試験(設計製図の試験)の合格率は?
令和7年の設計製図の試験の合格率は35.0%でした。令和3年〜令和7年では26.6%〜35.9%です。学科の試験に合格した人などが受ける試験なので、最初から最後までの総合の合格率(令和7年は11.4%)とは別の数字です。令和8年の設計製図の試験は2026年10月11日に行われました。
Q. 二級建築士の倍率はどれくらい?
試験の発表は合格率で、倍率は出ていません。令和7年の総合の合格率22.6%から計算すると、受けた人およそ4.4人に1人が合格した形です(100÷22.6で計算)。
Q. 二級建築士の合格率は、年によってどれくらい変わる?
令和3年〜令和7年の総合の合格率は21.8%〜25.0%で、20%台前半が続いています。学科の試験は35.0%〜42.8%と年によって幅があり、令和8年の学科の試験は42.5%でした。令和8年の最終の合格発表は12月3日の予定です。
建築士を取るか考えるときに
建築士は、一級で総合1割前後、二級で2割台の試験です。ただし、次のような人は、合格率の数字だけで受けるかどうかを決めないほうが確実です。
- 自分に受験資格があるかを、まだ確かめていない人(受験の条件は、建築技術教育普及センターの受験要領で確かめられます)
- 今の職場で、建築士を持つと仕事や手当がどう変わるかを確かめていない人(資格手当があるかは会社で違います)
- 学科の試験と製図の試験で、それぞれどれくらいの準備が必要かを知らない人(一級は学科で止まる人が多い試験です)
まず受験資格と今の職場での資格の扱いを確かめ、過去の試験問題を見てから、受けるかどうかを決めるほうが確実です。
二級建築士の設計製図の対策を、通信講座で進めたいときは
統計で分かるのは合格率までで、どう準備すれば受かるかは分かりません。二級建築士の設計製図の試験は、決められた時間内に図面を仕上げる試験なので、描いた図面を見てもらえる通信講座を使う人もいます。
受講料・添削の回数・申し込みの締め切りは、リンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- 一級建築士を受ける人(二級建築士の設計製図の試験向けの講座です)
- 学科の試験の対策を探している人
- 受験資格があるかを、まだ確かめていない人(先に建築技術教育普及センターの受験要領で確かめてください)
出典
- 国土交通省「令和8年一級建築士試験『学科の試験』の合格者を決定」(2026年9月2日)
- 国土交通省「令和7年一級建築士試験『設計製図の試験』の合格者を決定」(2025年12月24日)
- 公益財団法人 建築技術教育普及センター「令和8年建築士試験『学科の試験』合格者決定」(2026年8月24日)
- 公益財団法人 建築技術教育普及センター「一級建築士試験 試験結果」「二級建築士試験 試験結果」


