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工場で働くと、残業代やボーナスを入れて、給料は月にいくらになるのでしょうか。
このサイトのほかの記事では、残業代とボーナスを含まない「所定内給与」を使ってきました。この記事では、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」から、残業代とボーナスも入った給料の総額と、その内訳 を業種ごとに並べます。感想ではなく、公表されている数字だけを使います。
この記事で分かること
- 製造業の給料は、残業代・ボーナス込みで月平均43万282円。すべての業種の平均(35万5,941円)より約7.4万円高い
- そのうち残業代は月3万1,739円、ボーナスは月にならすと9万4,351円
- フルタイムに限ると、製造業は基本給や毎月の手当では全業種の平均より低く、残業代とボーナスで上回っている
製造業は、残業代・ボーナス込みで月43.0万円
| 内訳 | 製造業(月平均) |
|---|---|
| 基本給や毎月の手当(所定内給与) | 30万4,192円 |
| 残業代など(所定外給与) | 3万1,739円 |
| ボーナスなど(特別に支払われた給与) | 9万4,351円 |
| 合計(現金給与総額) | 43万282円 |
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025年分結果確報」第1表(事業所規模5人以上・1か月平均)
製造業で働く人の給料は、残業代とボーナスを入れて 月平均43万282円 です。12か月分にすると約516万円になります。
残業代は月3.2万円、ボーナスは月にならして9.4万円
残業代などは月3万1,739円で、毎月決まって支払われる給料(33万5,931円)の約9.4%です。
ボーナスなどは、1年間に支払われた分を12か月でならした金額で、月9万4,351円です。1年分にすると約113万円になります。給料の総額のうち、約22%がボーナスなどにあたります。
この数字を読むときの注意
- 税金や社会保険料を引く前の金額(額面)です。 手取りではありません
- パートタイムで働く人も含んだ平均です。 製造業では、働く人の13.00%がパートタイムです
- ボーナスなどは、1年分を12か月でならした金額です。 実際には夏と冬などにまとめて支払われます
- 従業員5人以上の事業所の数字です。 会社・職種・年齢の違いはすべてならされています
建設業・運輸業・全業種と比べると
| 業種 | 基本給や毎月の手当 | 残業代など | ボーナスなど | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 製造業 | 30万4,192円 | 3万1,739円 | 9万4,351円 | 43万282円 |
| 建設業 | 33万9,278円 | 2万6,622円 | 9万6,901円 | 46万2,801円 |
| 運輸業・郵便業 | 27万6,228円 | 4万2,061円 | 6万756円 | 37万9,045円 |
| すべての業種(調査産業計) | 26万7,532円 | 1万9,895円 | 6万8,514円 | 35万5,941円 |
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025年分結果確報」第1表(事業所規模5人以上・1か月平均)
製造業の残業代など(3万1,739円)は、すべての業種の平均(1万9,895円)の約1.6倍です。この4つの中で残業代がいちばん多いのは運輸業・郵便業(4万2,061円)で、製造業はその次です。
合計では、建設業(46万2,801円)が製造業より約3.3万円高くなっています。
フルタイムに限ると、基本給や毎月の手当は全業種より低い
パートタイムの人を除いて、フルタイムで働く人(一般労働者)だけで比べると、製造業の特徴がはっきりします。
| 内訳(フルタイムで働く人) | 製造業 | すべての業種 | 差 |
|---|---|---|---|
| 基本給や毎月の手当 | 33万15円 | 34万634円 | −1万619円 |
| 残業代など | 3万5,346円 | 2万7,477円 | +7,869円 |
| ボーナスなど | 10万7,566円 | 9万7,812円 | +9,754円 |
| 合計 | 47万2,927円 | 46万5,923円 | +7,004円 |
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025年分結果確報」第1表(事業所規模5人以上・一般労働者・1か月平均)。差は表の数字から計算しました。
フルタイムで働く人に限ると、製造業の基本給や毎月の手当は、すべての業種の平均より 月に約1.1万円低く なっています。それでも合計では約7,000円上回ります。残業代とボーナスが多いぶんで、基本給や毎月の手当の差を埋めている 形です。
言いかえると、製造業の給料は、残業やボーナスが減ったときの影響を受けやすいということでもあります。
前の年より4.2%増えた
| 業種 | 合計(月平均) | 前の年との比較 |
|---|---|---|
| 製造業 | 43万282円 | 4.2%増 |
| 建設業 | 46万2,801円 | 2.0%増 |
| 運輸業・郵便業 | 37万9,045円 | 2.0%減 |
| すべての業種(調査産業計) | 35万5,941円 | 2.3%増 |
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025年分結果確報」第1表(事業所規模5人以上)
2025年の製造業の給料の総額は、前の年より4.2%増えました。すべての業種の平均(2.3%増)より伸びが大きくなっています。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 2025年、製造業の給料は残業代・ボーナス込みで月平均43万282円で、すべての業種の平均より約7.4万円高い
- 製造業の残業代などは月3万1,739円で、すべての業種の平均の約1.6倍
- フルタイムで働く人に限ると、製造業は基本給や毎月の手当では平均より低く、残業代とボーナスで平均を上回っている
- 製造業の給料の総額は、前の年より4.2%増えた
言えないこと
- 手取りの金額。この数字は税金や社会保険料を引く前の額面です
- 自分の会社の残業代やボーナスが、この平均と同じかどうか。会社・職種・時期で大きく変わります
- 職種や年齢ごとの内訳。この表は業種単位の平均です
製造業の年齢ごとの基本給は製造業の賃金は何歳がいちばん高い?に、正社員とそれ以外の差は工場の正社員とそれ以外、給料はいくら違う?に、職種ごとの求人倍率は製造業の求人倍率は職種でどれだけ違う?にまとめています。
残業時間は建設業の平均残業時間はどれくらい?で、有給休暇の取得率は建設業は有給休暇が取りにくい?で、離職率は建設業の離職率は本当に高い?で、製造業をほかの業種と並べて比べています。
建設業の数字は建設業の賃金は何歳がいちばん高い?と建設業の求人倍率は職種でどれだけ違う?に、会社の規模による賃金の違いは会社の規模で賃金はどれだけ違う?にまとめています。
ボーナスと残業代を入れた建設業の給料の総額と内訳は、建設業の給料はボーナス込みでいくら?で、ほかの業種と比べています。
製造業で辞めた人と入った人の数は、工場の離職率はどれくらい?で、ほかの業種と比べています。
建設業の年間休日は建設業の年間休日は本当に少ない?で、製造業やほかの業種と比べています。
残業代込みの給料で動くかどうかを考えるときに
平均で見ると、製造業の給料は残業代とボーナスに支えられている部分が大きく、基本給や毎月の手当だけで比べると見え方が変わります。ただし、これは業種全体の平均です。次のような人は、この平均の数字がそのまま当てはまりません。
- 残業がほとんどなく、給料のほとんどが基本給の人
- ボーナスがない、または少ない働き方をしている人
- 夜勤や交替勤務の手当が多く、毎月の手当が平均よりかなり大きい人
まず自分の給与明細を「基本給と毎月の手当」「残業代」「ボーナス」に分けて、この平均と比べてから、動くかどうかを考えるほうが確実です。
基本給や手当の条件を、ほかの会社と比べてみたいときは
業種全体の平均は分かっても、自分の経験で基本給や手当がどのくらいになるかは、平均からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。
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次のような人には向きません。
- 学生の方(申し込みの対象外です)
- すでにこのサービスを利用したことがある方
- 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
- いまの給料の内訳に納得していて、数字だけ知りたい人(この記事の統計で足ります)
出典
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025年分結果確報」第1表(月間現金給与額)・第3表(常用雇用及び労働異動率)
事業所規模5人以上の、2025年の1か月平均です。金額は税金や社会保険料を引く前の額面で、ボーナスなど(特別に支払われた給与)は1年分を12か月でならした金額です。


