溶接工の年収は?国の統計で約455万円、会社の規模で約200万円の差・年齢別【2026年3月公表】

溶接工の年収 国の統計の金属溶接・溶断従事者は約455万円 製造業

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溶接の仕事をしていると、「溶接工の年収は、ほかの工場の仕事と比べて高いのか低いのか」「会社や年齢でどれくらい変わるのか」が気になります。

ここでは、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」から、溶接の仕事をする人の年収を、全体・ほかの金属の仕事との比較・会社の規模・年齢・男女で並べます。転職サイトの自社データではなく、国の統計の数字だけを使います。

この記事で分かること

  • 国の統計の「金属溶接・溶断従事者」(アーク溶接工・ガス溶接工など)の年収の目安は約455万円(月の給与32万3,400円・年間賞与66万6,400円・平均41.8歳)
  • 工場で製造・組立などをする人全体(約472万円)より少し低く、鉄工・製缶(約507万円)より約52万円低い
  • 会社の規模で大きく違い、1,000人以上は約626万円、10〜99人は約425万円で、約200万円の差。働く人の56.6%は10〜99人の会社
  • 年齢別では50〜54歳の約539万円がいちばん高い

溶接工の年収の目安は約455万円

区分年収の目安月の給与(残業代込み)年間賞与平均年齢
金属溶接・溶断従事者約455万円32万3,400円66万6,400円41.8歳
鉄工,製缶従事者約507万円35万1,000円85万4,400円43.5歳
金属工作機械作業従事者(旋盤工など)約484万円33万3,600円83万5,500円42.8歳
金属プレス従事者約458万円31万6,900円77万7,700円42.7歳
板金従事者約454万円31万1,400円80万5,600円43.0歳
生産工程の仕事 全体約472万円32万4,300円82万4,200円43.1歳

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表・第2表(企業規模10人以上)。年収の目安=月の給与(きまって支給する現金給与額)×12+年間賞与その他特別給与額で計算した額で、統計に載っている金額ではありません

国の統計で溶接の仕事が入る「金属溶接・溶断従事者」の年収の目安は約455万円です。月の給与は32万3,400円で、このうち残業代などを除く所定内給与は27万7,200円。残業は月19時間で、月の給与の約14%(4万6,200円)が残業代などの分です。年間賞与は66万6,400円、平均年齢は41.8歳、平均の勤続年数は13.3年で、この区分で働く人は約9万4,250人です。

ほかの金属の仕事と比べると、鉄骨工・ボイラー組立工などが入る「鉄工,製缶従事者」(約507万円)、旋盤工などの「金属工作機械作業従事者」(約484万円)より低く、金属プレス(約458万円)・板金(約454万円)とほぼ同じです。違いの多くは年間賞与で、溶接は66万6,400円と、比べた中でいちばん少なくなっています。

月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。手取りではありません。

溶接工は、統計のどの区分に入るか

厚生労働省の「業種別主な職種早見表」では、アーク溶接工・ガス溶接工・レーザー溶接工が「金属溶接・溶断従事者」に入ります。工場で働く人も、そうでない人も、溶接・溶断を主にする人は同じ区分です。一方で、鉄骨工・ボイラー組立工・橋りょう工は「鉄工,製缶従事者」という別の区分です。

統計は仕事の内容で分けているので、溶接の資格(溶接技能者の評価試験など)を持っているかどうかでは分けていません。

会社の規模別:約200万円の差

会社の規模年収の目安働く人の割合月の給与年間賞与
1,000人以上約626万円9.1%41万6,000円126万8,100円
100〜999人約458万円34.3%31万3,600円81万8,000円
10〜99人約425万円56.6%31万4,400円47万7,500円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男女計)。割合は労働者数から計算

1,000人以上の会社で働く溶接工の年収の目安は約626万円、10〜99人の会社では約425万円で、約200万円の差があります。月の給与は100〜999人と10〜99人でほぼ同じ(31万円台)ですが、年間賞与が81万8,000円と47万7,500円で大きく違います。働く人の半分以上(56.6%)は10〜99人の会社にいます。

1,000人以上の会社は残業も月28時間と多く(10〜99人は18時間)、月の給与の差には残業代の違いも入っています。

年齢別:50〜54歳で約539万円

年齢年収の目安働く人の割合月の給与年間賞与
〜19歳約280万円1.3%21万7,900円18万5,500円
20〜24歳約327万円11.4%23万9,800円39万6,100円
25〜29歳約359万円10.8%25万7,800円49万2,900円
30〜34歳約419万円11.0%29万7,500円62万3,000円
35〜39歳約478万円11.2%33万8,800円71万1,300円
40〜44歳約513万円11.1%35万5,700円86万2,900円
45〜49歳約520万円13.6%37万9,100円65万3,100円
50〜54歳約539万円12.5%37万4,200円90万1,500円
55〜59歳約534万円8.3%36万8,800円91万6,400円
60〜64歳約428万円5.7%31万500円55万1,900円
65〜69歳約374万円2.1%27万6,800円41万8,300円
70歳〜約367万円1.0%27万4,100円38万3,700円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第5表(男女計・企業規模計)。割合は労働者数から計算

年収の目安は、20代前半の約327万円から年齢とともに上がり、40代で500万円を超え、50〜54歳の約539万円がいちばん高くなります。60〜64歳になると約428万円に下がります。20代から50代まで、どの年齢にも同じくらいの人数がいて、20〜24歳も11.4%います。

男女別

溶接工の約96%(95.8%)は男性です。男性の年収の目安は約459万円(月の給与32万6,300円・年間賞与67万2,200円)、女性は約362万円(25万6,900円・53万4,900円)でした。女性は約3,950人と少ない区分です。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 国の統計の溶接工(金属溶接・溶断従事者)の年収の目安は約455万円で、工場の仕事全体(約472万円)より少し低い
  • 会社の規模による差が大きく、1,000人以上と10〜99人で約200万円違う。差の多くは賞与
  • 50代前半まで年齢とともに上がり、60歳を過ぎると下がる

言えないこと

  • 溶接の資格や技能の等級ごとの年収(統計は資格で分けていません)
  • 造船・自動車・建設など、どの業種の溶接が高いか(この表は全産業の合計です)
  • 地域ごとの年収(この表は全国の平均です)
  • 一人親方など、雇われていない人の収入(この統計は、10人以上の会社に雇われている人だけです)

よくある質問

Q. 溶接工の平均年収はいくらですか?

国の統計の「金属溶接・溶断従事者」の年収の目安は約455万円です(令和7年賃金構造基本統計調査。月の給与×12+年間賞与で計算)。平均の月の給与は32万3,400円です。

Q. 大きい会社の方が年収は高いですか?

平均で見ると、1,000人以上の会社の溶接工は約626万円で、10〜99人の会社(約425万円)より約200万円高くなっています。ただし、大きい会社の人は残業も多く(月28時間)、同じ仕事・同じ時間で比べた数字ではありません。

Q. 溶接の仕事をするのに資格はいりますか?

アーク溶接の仕事をするには、労働安全衛生法で決められた特別教育を受ける必要があり、ガス溶接はガス溶接技能講習の修了などが必要です。仕事の中身によって必要なものが違うので、会社や講習を行う機関で確かめてください。

自分の年収を、この数字と比べるときに

平均で見ると、溶接工の年収は会社の規模と年齢で大きく変わります。ただし、これは全員の平均です。次のような人は、平均の数字がそのまま当てはまりません。

  • 夜勤・交替勤務の手当や残業代が、年収の多くを占めている人
  • 小さな会社にいて、賞与が少ない・無い人(規模で賞与が約79万円違います)
  • 工場の外で、建設や造船の現場の溶接をしている人(業種ごとの数字は、この表にありません)

まず自分の年収を、同じくらいの会社の規模・同じ年齢の数字と比べてから、動くかどうかを考えるほうが確実です。工場で働く人の年収の職種別・年齢別は工場勤務の平均年収はいくら?、残業代込みの給料の内訳は工場の給料は残業代込みでいくら?にまとめています。

自分の年収が相場より低いか、確かめたいときは

統計で分かるのは平均までです。自分の溶接の経験が、ほかの会社でどれくらいの年収になるのかは、平均からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。

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申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。

次のような人には向きません。

  • 学生の方(申し込みの対象外です)
  • すでにこのサービスを利用したことがある方
  • 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
  • いまの年収に納得していて、相場の数字だけ知りたい人(この記事の統計で足ります)

出典

  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(職種(小分類)、性別)・第2表(職種(大分類)別)・第5表(職種(小分類)、年齢階級別)
  • 厚生労働省「令和8年賃金構造基本統計調査 業種別主な職種早見表」

月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。企業規模10人以上・一般労働者(短時間労働者を除く)の数字です。年収の目安は、月の給与を12倍して年間賞与を足した計算の目安で、統計に載っている金額ではありません。

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