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建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録していると、「レベルが上がると、年収はどれくらいになるのか」「自分の年収は目安と比べてどうなのか」が気になります。
ここでは、国土交通省が2026年4月に改定した「CCUSレベル別年収」と、CCUSの運営状況(2026年7月末)から、レベルごとの年収の目安と、この数字を読むときの注意をまとめます。
この記事で分かること
- 全国・全分野のレベル別年収は、レベル1が395万円〜535万円以上、レベル4が572万円〜754万円以上
- この年収は、令和7年10月の公共事業労務費調査と、令和8年3月からの設計労務単価をもとにした目安で、支払いの義務はない
- CCUSに登録している技能者は、2026年7月末で189万3,445人
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レベル別年収(令和8年4月改定・全国・全分野)
| レベル | 標準値 | 目標値 |
|---|---|---|
| レベル1 | 395万円 | 535万円以上 |
| レベル2 | 444万円 | 599万円以上 |
| レベル3 | 472万円 | 664万円以上 |
| レベル4 | 572万円 | 754万円以上 |
出典:国土交通省「CCUSレベル別年収の概要(令和8年4月改定)」全国・全分野。「目標値」は各レベルの平均以上、「標準値」は下位15%程度の年収にあたる値です
全国・全分野で見ると、レベル1の標準値は395万円、レベル4の目標値は754万円以上です。
国土交通省の資料では、「目標値」はそのレベルの平均以上、「標準値」は下位15%程度にあたる年収とされています。つまり、標準値はそのレベルの中で下のほうの年収、目標値は平均以上の年収の目安です。
レベル1とレベル4を比べると、標準値で177万円、目標値で219万円の差があります(資料の数字から計算)。
この年収はどうやって決めた?
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| もとにした調査 | 公共事業労務費調査(令和7年10月調査) |
| 使った単価 | 令和8年3月からの公共工事設計労務単価 |
| レベルの当てはめ方 | レベル判定を受けていない人も、経験年数と資格からレベルを推定 |
| 支払いの義務 | ない(「法的拘束力はなく、支払いを義務付けるものではない」) |
出典:国土交通省「CCUSレベル別年収の概要(令和8年4月改定)」
国土交通省の資料では、公共工事の設計労務単価が賃金として支払われた場合に考えられる年収として、このレベル別年収を出しています。
レベル判定を受けていない人については、資料の注記で次のように推定したとされています。
- レベル1相当:経験5年未満
- レベル2相当:経験5年以上10年未満
- レベル3相当:経験10年以上、または一級技能士
- レベル4相当:登録基幹技能者
資料には、「本資料に示す金額に法的拘束力はなく、支払いを義務付けるものではない」と書かれています。会社がこの金額を払わなければならない、という決まりではありません。
CCUSの登録は189万人(2026年7月末)
| 項目 | 2026年7月末の累計 |
|---|---|
| 技能者の登録数 | 1,893,445人 |
| 事業者の登録数 | 315,210社 |
出典:建設キャリアアップシステム「運営状況について」(2026年7月31日時点)
CCUSに登録している技能者は、2026年7月末の累計で189万3,445人です。事業者は31万5,210社が登録しています。
レベル別年収は、分野(職種)ごと・地域ごとの表も国土交通省の資料に載っています。自分の分野の数字は、資料の分野別の表で確かめられます。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 全国・全分野のレベル別年収は、レベル1が395万円〜535万円以上、レベル4が572万円〜754万円以上
- この年収は、令和7年10月の公共事業労務費調査と令和8年3月からの設計労務単価をもとにした目安
- CCUSの技能者の登録は、2026年7月末で約189万人
言えないこと
- 自分の年収がレベルに合わせていくら上がるか。国土交通省の資料は、支払いを義務付けるものではありません
- 実際にレベル判定を受けた人が、平均いくらもらっているか。この年収は経験年数と資格からの推定も使った目安です
- 民間工事だけの会社で働く人の年収。この数字は公共工事の単価をもとにしています
設計労務単価やCCUSのレベル別年収の数字は、YouTubeのショート動画でも並べています:職人の単価・年収の数字(設計労務単価・CCUS)の再生リスト
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よくある質問
Q. CCUSのレベル別年収とは?
国土交通省が、公共工事の設計労務単価が賃金として支払われた場合に考えられる年収として出している目安です。令和7年10月の公共事業労務費調査と、令和8年3月からの設計労務単価をもとにしています。資料には「法的拘束力はなく、支払いを義務付けるものではない」と書かれています。
Q. 「標準値」と「目標値」はどう違う?
国土交通省の資料では、目標値はそのレベルの平均以上、標準値は下位15%程度にあたる年収とされています。全国・全分野では、レベル1が標準値395万円・目標値535万円以上、レベル4が標準値572万円・目標値754万円以上です。
Q. レベル判定を受けていない人は、どのレベルとして計算されている?
資料の注記では、年収の目安を出すときに、経験5年未満をレベル1相当、5年以上10年未満をレベル2相当、10年以上または一級技能士をレベル3相当、登録基幹技能者をレベル4相当として推定したとされています。
自分の年収と比べるときに
CCUSのレベル別年収は、レベルが上がるほど高くなる目安です。ただし、次のような人は、この数字だけで今の給料が低いかどうかを決めないほうが確実です。
- 自分の年収(ボーナス・手当込み)を、まだ1年分で出していない人
- 自分の分野と地域の数字を、まだ確かめていない人(全国・全分野の数字と違います)
- レベルが上がれば、今の会社でも必ず給料が上がると考えている人(給料は会社が決めます)
まず自分の1年分の年収を出し、自分の分野・地域のレベル別年収と比べ、今の会社がレベルを給料にどう反映しているかを聞いてから、ほかの会社と比べるほうが確実です。
職人・技術系の求人を、見比べてみたいときは
公表されている数字で分かるのは、CCUSのレベルごとの年収の目安までです。自分の職種でどんな求人があるかは、この数字からは分かりません。ガテン系・職人・技術系の求人を集めた求人サイトがあります。
次のような人に向いています。
- 職人として、同じ職種のまま働く会社を比べたい人
- 施工管理ではなく、現場の仕事の求人を見たい人
載っている求人には、配送ドライバーなど業務委託(雇われるのではなく、仕事ごとに契約する働き方)の仕事もあります。応募する前に、職種・雇用形態・給与の条件を、それぞれの求人ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- 正社員の仕事だけを探している人(アルバイト・業務委託の求人も多く載っています)
- 施工管理の仕事に移ることを考えている人
- CCUSの登録やレベル判定の手続きを知りたい人(手続きはCCUSの公式サイトで案内されています)
出典
- 国土交通省「CCUSレベル別年収の概要(令和8年4月改定)」
- 国土交通省「【CCUSポータル】労務費等に関する取組」
- 建設キャリアアップシステム「運営状況について」(2026年7月31日時点)


