建設業に転職した人は何で仕事を見つけた?転職エージェント経由は5.3%、いちばん多いのは知人などの紹介【2026年8月公表】

建設業に転職した人は何で仕事を見つけた?転職エージェント経由は5.3% 建設業

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建設業で転職を考えると、「転職エージェントを使うべきか」「ほかの人は何で仕事を見つけているのか」が気になります。

ここでは、厚生労働省の「令和7年雇用動向調査」(2026年8月公表)から、2025年に建設業の会社に転職した人が、何を通じて今の会社に入ったか(入職経路)を並べます。あわせて、経路ごとに、前の会社より給料が上がった人・下がった人の割合も見ます。

この記事で分かること

  • 建設業の会社に転職した人で、いちばん多い経路は「縁故」(知人などの紹介)41.4%。ハローワークの窓口が16.1%、求人広告が12.2%
  • 転職エージェントなどの「民営職業紹介所」を通した人は5.3%。すべての業種(9.7%)の半分ほど
  • 前の会社より給料が上がった人の割合は、民営職業紹介所を通した人で77.8%と高い(ただし人数は約9千人と少ない)

施工管理の転職で、転職エージェント・求人サイト・知人の紹介のどれを使うかの分け方は施工管理の転職エージェントはどう選ぶ?にまとめています。

建設業に転職した人の入職経路:いちばん多いのは縁故41.4%

入職経路建設業に転職した人製造業に転職した人すべての業種
縁故(知人などの紹介)41.4%23.4%24.6%
うち前の会社の紹介15.0%10.1%6.7%
ハローワーク(窓口)16.1%19.2%13.2%
ハローワークインターネットサービス3.4%3.3%3.2%
求人広告12.2%22.2%30.1%
民営職業紹介所(転職エージェントなど)5.3%11.4%9.7%
出向・出向先からの復帰5.2%5.3%4.3%
学校0.2%0.6%1.1%
その他16.2%14.6%13.8%

出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査」第14表(入職経路別入職者数)から計算。「出向・出向先からの復帰」は表の2つの経路を足したものです。

2025年に建設業の会社に転職した人(約17万人)のうち、41.4%が「縁故」、つまり知人や前の会社などの紹介で今の会社に入っていました。すべての業種(24.6%)と比べて、はっきり多くなっています。そのうち前の会社の紹介で移った人が15.0%あります。

一方、転職エージェントなどの「民営職業紹介所」を通した人は5.3%で、すべての業種(9.7%)や製造業(11.4%)より少なくなっています。求人広告も12.2%で、すべての業種(30.1%)の半分以下です。

この数字を読むときの注意

  • 「建設業」は、転職した先の会社の業種です。 前の会社が建設業だったかどうかは、この表では分かりません
  • 1人1つの経路です。 転職した本人が、今の会社に入ったいちばんの経路を答えています。エージェントと求人サイトを両方使った人も、表に出るのは1つだけです
  • 表の区分名は調査のものです。「民営職業紹介所」には、転職エージェントなどの民間の職業紹介事業者が入ります。求人サイトで見つけて自分で応募した場合が、「求人広告」と「その他」のどちらに入るかは、公表資料では区別できません
  • 転職した人とは、入社する前の1年間に働いていた人です。調査のときにその会社に在籍していて、前の職場で雇われて働いていた人の数字です

経路ごとに、給料は上がったのか

入職経路(建設業に転職した人)人数上がった変わらない下がった
民営職業紹介所(転職エージェントなど)約0.9万人77.8%13.3%5.6%
求人広告約2.1万人62.3%15.0%22.2%
縁故(知人などの紹介)約7.0万人49.4%33.4%17.4%
うち前の会社の紹介約2.5万人23.2%62.6%13.8%
ハローワーク(窓口)約2.7万人46.0%20.4%33.9%
建設業に転職した人全体約17.0万人49.9%27.7%19.8%

出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査」第14表(入職経路、賃金変動区分別入職者数)から計算

建設業の会社に転職した人のうち、民営職業紹介所を通した人は77.8%が前の会社より給料が上がり、下がった人は5.6%でした。建設業に転職した人全体(上がった49.9%)より多くなっています。一方、前の会社の紹介で移った人は、「変わらない」が62.6%でした。

すべての業種で見ても、民営職業紹介所を通した人は52.1%が上がっていて、全体(40.8%)より多くなっています。

ただし、建設業で民営職業紹介所を通した人は約9千人と少なく、調査は一部の会社を抜き出して行っているので、年によって数字が大きく動きやすい点に注意してください。 また、エージェントを使ったから上がったとは言えません。もともと条件のよい求人を探していた人がエージェントを使った、ということも考えられます。

転職の探し方を決めるときの考え方

建設業では、知人や前の会社などの紹介で移る人が4割を超えていて、ほかの業種より多いのが特徴です。紹介は、職場の様子を事前に聞ける一方で、前の会社の紹介で移った人は「変わらない」が6割を超えていました。

給料を上げることを目的に動くなら、紹介だけでなく、求人広告や紹介会社も含めて、複数の求人の条件を比べてから決めるほうが、比べる材料が増えます。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 2025年に建設業の会社に転職した人の入職経路は、縁故(知人などの紹介)が41.4%でいちばん多く、すべての業種(24.6%)より多い
  • 民営職業紹介所(転職エージェントなど)を通した人は5.3%で、すべての業種(9.7%)より少ない
  • 民営職業紹介所を通した人は、前の会社より給料が上がった人の割合が高い(建設業77.8%・すべての業種52.1%)

言えないこと

  • 転職活動の途中でエージェントや求人サイトを使った人の割合。この表は、今の会社に入った「いちばんの経路」だけです(厚労省の別の調査「転職者実態調査」では、転職活動で使った方法を聞いています)
  • 施工管理の人だけの数字。この調査は職種ではなく、転職先の会社の業種で分けています
  • エージェントを使えば給料が上がるかどうか。経路と給料の変化が一緒に動いているだけで、原因かどうかは分かりません
  • 自分が使うべき探し方。経験・資格・地域・急いでいるかどうかで変わります

転職の探し方を考えるときに

建設業に転職した人の多くは、紹介で動いています。紹介会社を通した人は少数ですが、給料が上がった人の割合は高めでした。次のような人は、この数字をそのまま当てはめないでください。

  • 50代以上の人(年齢が上がると、転職で給料が上がる人の割合は下がります。建設業に転職すると給料は下がる?で年齢別に出しています)
  • 知人や前の会社から、すでに具体的な誘いがある人(条件を比べる相手は、その1社で足りるかもしれません)
  • 建設業以外の業種に移ることを考えている人(この記事の数字は、建設業の会社に移った人のものです)

まず、今の会社の給料・休み・残業を書き出し、紹介で来た話と、求人広告や紹介会社で見つかる求人とを同じ項目で比べてから、決めるほうが確実です。

紹介の話と、ほかの求人を比べたいときは

統計で分かるのは、転職した人全体の割合までです。自分の施工管理の経験や資格で、どんな条件の求人があるかは、この割合からは分かりません。建設業界を専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。

公式サイトでは、利用は完全無料で、相談だけでもよいこと、平日の夜や土日祝日の面談も調整できることが案内されています。

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申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。

次のような人には向きません。

  • 60歳以上の方(申し込みの対象外です)
  • 施工管理の経験や資格がない人(施工管理の経験者・資格保有者を主な対象にしたサービスです)
  • 業務委託やアルバイトのみを探している人(正社員希望の方向けのサービスです)
  • 知人や前の会社からの紹介で、移る先がすでに決まっている人

出典

  • 厚生労働省「令和7年雇用動向調査」年計 結果表 第14表(産業(大分類)、企業規模、性、入職経路、離職期間、賃金変動区分別入職者数)(e-Stat、2026年8月31日公開)
  • 厚生労働省「令和7年雇用動向調査結果の概要」(2026年8月31日公表)

数字は、男女計・会社の規模計・入社前1年以内に働いていた人(転職入職者)のものです。入職者に関する項目は、入職者本人の回答です(同調査の利用上の注意)。給料が上がった・下がったの割合は、分からないと答えた人を含む人数で割っているので、足しても100%になりません。

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