転職して満足した人の割合は?職業生活全体で54.7%、賃金は49.8%と項目別の満足度【2026年9月公表】

転職して 満足した人の割合は? 全産業のデータ

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転職を考えると、「転職した人は、その後満足しているのか」「何に不満が残りやすいのか」が気になります。

ここでは、厚生労働省が2026年9月25日に公表した「令和7年転職者実態調査」から、転職した人の今の職場への満足度を、項目ごとに並べます。この調査は5年ごとに行われていて、前回は令和2年でした。

この記事で分かること

  • 転職した人のうち、今の職場の「職業生活全体」に満足(「満足」+「やや満足」)している人は54.7%、不満(「不満」+「やや不満」)は10.7%
  • 満足している人がいちばん多い項目は通勤の便(70.0%)と仕事内容・職種(68.7%)
  • 賃金に満足している人は49.8%、不満は27.6%で、満足と不満の差がいちばん小さい

転職した人の満足度:職業生活全体で54.7%

項目満足(満足+やや満足)不満(不満+やや不満)満足度D.I.
職業生活全体54.7%10.7%44.0
通勤の便70.0%12.0%58.0
仕事内容・職種68.7%10.9%57.8
労働時間・休日・休暇65.6%17.7%47.9
人間関係62.1%13.4%48.7
安全や衛生等の職場環境60.0%11.5%48.5
会社の規模・知名度56.5%4.2%52.3
福利厚生53.2%15.1%38.1
賃金49.8%27.6%22.2
会社の将来性49.1%13.8%35.3
役職39.7%7.1%32.6

出典:厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」個人調査 表14(2026年9月25日公表)。令和7年10月1日現在、令和6年10月1日〜令和7年9月30日に今の会社に雇われた転職者が対象。満足度D.I.=「満足」+「やや満足」の割合から「不満」+「やや不満」の割合を引いた値。職業生活全体のあとは、満足の割合の高い順に並べ替えています

転職した人のうち、今の職場の職業生活全体に満足している人は54.7%で、不満の人(10.7%)を大きく上回っています。残りの人は「どちらでもない」などです。

項目別では、通勤の便(70.0%)と仕事内容・職種(68.7%)に満足している人が多く、労働時間・休日・休暇(65.6%)が続きます。

賃金は「満足」と「不満」が近い

一方で、賃金に満足している人は49.8%で半分を切り、不満の人が27.6%と、11項目の中でいちばん多くなっています。満足度D.I.も22.2で、項目の中でいちばん低い値です。

転職のときに仕事内容や通勤は自分で選びやすい一方、賃金は転職したあとも不満が残りやすいことが、この数字に出ています。

男女・正社員かどうかで見た満足度

区分職業生活全体の満足度D.I.
転職者全体44.0
男45.8
女42.2
正社員43.3
正社員以外50.5

出典:厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」個人調査 表14

職業生活全体の満足度D.I.は、正社員(43.3)より正社員以外(50.5)のほうが高い結果でした。男女では大きな差はありません。

これからも今の職場で働きたい人は55.1%

区分今の職場で今後も働きたい機会があれば転職したいわからない
転職者全体55.1%20.6%22.9%
男58.9%18.8%20.4%
女51.0%22.5%25.6%
正社員54.5%20.5%23.6%
正社員以外60.7%20.9%17.2%

出典:厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」個人調査 表15。「不明」は省いています

転職した人のうち、今の職場で今後も働きたい人は55.1%で半分を超えます。ただし、5人に1人(20.6%)は「機会があれば転職したい」と答えています。

前の会社にどれくらい勤めていたか

前の会社での通算の勤務期間割合
6か月未満8.2%
6か月以上1年未満10.8%
1年以上2年未満13.8%
2年以上5年未満27.4%
5年以上10年未満19.3%
10年以上20.0%

出典:厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」個人調査 表9。「不明」(0.7%)は省いています

転職回数そのものは、この調査の公表資料には出ていません。代わりに前の会社での勤務期間を見ると、2年以上5年未満(27.4%)がいちばん多く、10年以上勤めてから転職した人も20.0%いました。1年未満で転職した人は合わせて19.0%です。

会社の側から見た転職者:製造業は4.8%

産業転職者がいる事業所の割合働く人に占める転職者の割合
全体38.2%6.4%
製造業40.9%4.8%
建設業37.0%5.2%

出典:厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」事業所調査 表1・表2(一般労働者がいる事業所について、令和7年10月1日現在)

製造業では、転職者がいる事業所は40.9%、働く人(一般労働者)に占める転職者の割合は4.8%でした。全体(38.2%・6.4%)と比べると、製造業は転職者がいる事業所は多いものの、働く人に占める転職者の割合は低めです。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 転職した人の54.7%が、今の職場の職業生活全体に満足している
  • 満足している人が多いのは通勤の便・仕事内容で、賃金は満足が49.8%、不満が27.6%と、不満が残りやすい
  • 転職した人の20.6%は、機会があればまた転職したいと考えている

言えないこと

  • 自分が転職したら満足できるかどうか。この数字は、転職した人全体の答えです
  • 転職しなかった場合と比べて満足度が高いか低いか。この調査は転職した人だけに聞いています
  • 業種別の満足度。個人の満足度は、業種別には公表されていません

転職で給料がどう変わるかは、製造業に転職すると給料は下がる?と建設業に転職すると給料は下がる?に、前の仕事を辞めた理由は製造業に転職した人の辞めた理由にまとめています。

転職で満足できるかを考えるときに

転職した人の半分以上は、今の職場に満足しています。ただし、次のような人は、この数字だけで転職するかどうかを決めないほうが確実です。

  • 今の職場の何に不満があるのかを、項目ごとに書き出したことがない人
  • 賃金を上げることがいちばんの目的なのに、転職先の給料の条件をまだ確かめていない人(賃金は転職後も不満が残りやすい項目です)
  • 通勤や仕事内容など、今の職場で満足している点を数えていない人

まず今の職場の満足している点と不満な点を項目ごとに書き出し、どの不満を転職で変えたいのかをはっきりさせてから、ほかの会社と比べるほうが確実です。

条件の違う工場の仕事を、比べてみたいときは

統計で分かるのは、転職した人全体の満足度までです。自分の経験で、どんな条件の工場の仕事があるかは、この数字からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。

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次のような人には向きません。

  • 学生の方(申し込みの対象外です)
  • すでにこのサービスを利用したことがある方
  • 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
  • 今の会社で働き続けるつもりで、転職は考えていない人

出典

  • 厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」(2026年9月25日)個人調査 表9・表14・表15、事業所調査 表1・表2
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