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介護施設やホームヘルパーで働こうか考えるとき、「介護職員の年収はどれくらいか」「施設とホームヘルパーで給料はどれくらい違うのか」が気になります。
ここでは、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」から、介護の仕事をする人の年収を、施設で働く介護職員と訪問介護(ホームヘルパー)の比較・年齢・会社の規模で並べます。転職サイトの自社データではなく、国の統計の数字だけを使います。
この記事で分かること
- 国の統計の「介護職員(医療・福祉施設等)」の年収の目安は約388万円(月の給与27万7,700円・年間賞与54万7,800円・平均45.3歳)
- 介護・調理・接客などのサービスの仕事をする人全体(約382万円)より約6万円高い
- 訪問介護(ホームヘルパー)の「訪問介護従事者」は約382万円で、施設の介護職員との差は約6万円
- 年齢別では50〜54歳の約416万円がいちばん高く、60〜64歳は約366万円
- 働く人の64.6%が女性で、勤め先は100〜999人の会社が53.1%
介護職員の年収の目安は約388万円
| 区分 | 年収の目安 | 月の給与(残業代込み) | 年間賞与 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|---|
| 介護職員(医療・福祉施設等) | 約388万円 | 27万7,700円 | 54万7,800円 | 45.3歳 |
| 訪問介護従事者(ホームヘルパー) | 約382万円 | 28万1,600円 | 43万9,700円 | 51.2歳 |
| サービス職業従事者(介護・調理・接客などのサービスの仕事をする人全体) | 約382万円 | 28万300円 | 45万8,400円 | 44.4歳 |
| 働く人全体(全産業・全職種) | 約546万円 | 37万500円 | 100万9,600円 | ― |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表・第2表(男女計・企業規模10人以上)、産業大分類 第1表(産業計)。年収の目安=月の給与(きまって支給する現金給与額)×12+年間賞与その他特別給与額で計算した額で、統計に載っている金額ではありません
国の統計で介護職員が入る「介護職員(医療・福祉施設等)」の年収の目安は約388万円です。月の給与は27万7,700円(このうち残業代などを除く所定内給与は26万2,900円)、残業などは月4時間、年間賞与は54万7,800円でした。介護・調理・接客などのサービスの仕事をする人全体(約382万円)より約6万円高く、働く人全体の平均(約546万円)より約158万円低くなっています。
この区分で働く人は約116万6千人で、平均年齢は45.3歳、平均の勤続年数は9年です。月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。手取りではありません。
介護職員は、統計のどの区分に入るか
厚生労働省の職種の早見表では、「介護職員(医療・福祉施設等)」に入る仕事の例として、介護職員・介護福祉士・ケアワーカー、老人福祉施設や障害者支援施設の生活支援員があげられています。利用者の家を訪ねて介護をする訪問介護員・ホームヘルパーは、別の「訪問介護従事者」に入ります。ケアマネージャーも別の区分(介護支援専門員)です。
どちらの区分も、介護の資格を持っているかどうかでは分かれていません。介護福祉士と、資格を持たずに働く人が同じ区分に入っています。
年齢別:50代前半がいちばん高い
| 年齢 | 年収の目安 | 働く人の割合 | 月の給与 | 年間賞与 |
|---|---|---|---|---|
| 〜19歳 | 約250万円 | 0.6% | 20万1,400円 | 8万8,000円 |
| 20〜24歳 | 約316万円 | 5.9% | 23万7,700円 | 31万200円 |
| 25〜29歳 | 約358万円 | 8.7% | 25万9,300円 | 46万4,300円 |
| 30〜34歳 | 約384万円 | 9.3% | 27万5,900円 | 53万1,200円 |
| 35〜39歳 | 約414万円 | 10.4% | 29万3,100円 | 62万6,300円 |
| 40〜44歳 | 約414万円 | 12.8% | 29万1,500円 | 64万4,100円 |
| 45〜49歳 | 約414万円 | 13.7% | 29万3,200円 | 62万300円 |
| 50〜54歳 | 約416万円 | 14.0% | 29万3,600円 | 64万400円 |
| 55〜59歳 | 約394万円 | 10.6% | 28万1,200円 | 56万8,500円 |
| 60〜64歳 | 約366万円 | 8.6% | 26万4,100円 | 49万1,100円 |
| 65〜69歳 | 約315万円 | 3.5% | 23万8,800円 | 28万400円 |
| 70歳〜 | 約292万円 | 2.0% | 22万3,200円 | 23万7,700円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第5表(男女計・企業規模計)。割合は労働者数から計算
年収の目安は、20代前半の約316万円から上がり、いちばん高いのは50〜54歳の約416万円です。60〜64歳は約366万円、65〜69歳は約315万円でした。働く人がいちばん多いのは50〜54歳(14.0%)で、30歳未満は15.1%、60歳以上は14.1%です。
訪問介護従事者は平均51.2歳で、60歳以上が24.4%を占めます。年齢別でいちばん高いのは40〜44歳の約407万円でした。
会社の規模別:1,000人以上と10〜99人で約32万円の差
| 会社の規模 | 年収の目安 | 働く人の割合 | 月の給与 | 年間賞与 |
|---|---|---|---|---|
| 1,000人以上 | 約400万円 | 14.1% | 29万2,000円 | 49万8,800円 |
| 100〜999人 | 約397万円 | 53.1% | 28万900円 | 60万100円 |
| 10〜99人 | 約368万円 | 32.8% | 26万6,200円 | 48万4,100円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男女計)。割合は労働者数から計算
1,000人以上の会社(約400万円)と10〜99人の会社(約368万円)では、年収の目安に約32万円の差があります。月の給与は29万2,000円と26万6,200円、年間賞与は49万8,800円と48万4,100円で、月の給与の差の方が、1年分にすると賞与の差より大きくなっています。働く人は、1,000人以上・100〜999人・10〜99人に、14.1%・53.1%・32.8%と分かれていて、いちばん多いのは100〜999人の会社です。
訪問介護従事者では、10〜99人の会社で働く人が59.1%といちばん多く、年収の目安は1,000人以上が約404万円、100〜999人が約367万円、10〜99人が約381万円でした。
働く人の35.4%は男性です。女性は約75万3千人で、年収の目安は約371万円(平均46.5歳)でした。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 国の統計の介護職員の年収の目安は約388万円で、介護・調理・接客などのサービスの仕事をする人全体より約6万円高い
- 訪問介護(ホームヘルパー)の年収の目安は約382万円で、施設の介護職員と約6万円の差
- 施設の介護職員は、1,000人以上の会社(約400万円)と10〜99人の会社(約368万円)で約32万円の差がある
言えないこと
- 施設の種類(特別養護老人ホーム・デイサービス・病院など)による違い
- 都道府県・地域による違い
- 処遇改善加算を受けている事業所かどうかによる違い
- 介護福祉士などの資格を持っている人だけの年収
- パート(短時間)で働く介護職員の時給
- 10人未満の会社で働く人の年収(この統計は10人以上の会社だけです)
よくある質問
Q. 介護職員の平均年収はいくらですか?
国の統計の「介護職員(医療・福祉施設等)」の年収の目安は約388万円です(令和7年賃金構造基本統計調査。月の給与×12+年間賞与で計算)。介護・調理・接客などのサービスの仕事をする人全体は約382万円です。
Q. ホームヘルパー(訪問介護)の年収はいくらですか?
国の統計の「訪問介護従事者」の年収の目安は約382万円です。月の給与は28万1,600円、年間賞与は43万9,700円、平均年齢は51.2歳でした。
Q. 介護福祉士の資格があると年収は上がりますか?
この統計の介護職員の区分は、資格の有無で分かれていません。資格による違いは、この統計からは分かりません。
Q. 介護職員は残業が多いですか?
施設の介護職員の残業などは月4時間、訪問介護従事者は月6時間でした(平均です)。
介護の仕事を考えるときに
平均で見ると、介護職員の年収は会社の規模と年齢で変わります。ただし、これは全員の平均です。次のような人は、平均の数字がそのまま当てはまりません。
- パート(短時間)で働いている人(この記事の数字は一般労働者=フルタイムに近い人の平均です)
- 夜勤の回数が平均より多い人・少ない人(夜勤の手当で月の給与が変わります)
- 施設の種類や地域が、平均と大きく違う人
- 10人未満の事業所で働いている人
まず自分の年収を、同じくらいの会社の規模・同じ年齢の数字と比べてから、動くかどうかを考えるほうが確実です。業種ごとの平均年収は業種別の平均年収の記事、パートの時給は業種別のパートの時給の記事にまとめています。
施工管理の転職で、転職エージェント・求人サイト・知人の紹介のどれを使うかの分け方は施工管理の転職エージェントはどう選ぶ?にまとめています。
電験三種を独学・通信講座・通学のどれで勉強するかの選び方は電験三種は独学・通信講座・通学のどれで勉強する?にまとめています。
介護の資格をいかして、ほかの職場の条件を見てみたいときは
統計で分かるのは平均までです。自分の資格と経験で、ほかの施設や事業所ならどんな条件になるかは、平均からは分かりません。介護の資格を持っていて転職を考えている人を対象にした、介護の仕事に絞った求人のサービスがあります。
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介護の仕事に絞った求人・転職のサービスです。登録の対象は、介護の資格(介護職員初任者研修・実務者研修・介護福祉士など)を持っていて、いま転職を考えている人です。登録する前に、対象の条件と登録後の流れをリンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- 介護の資格(介護職員初任者研修・実務者研修・介護福祉士など)を持っていない人(登録の対象外です)
- 今は転職を考えていない人
- 介護以外の仕事を探している人
出典
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(職種(小分類)、性別)・第2表(職種(大分類))・第5表(職種(小分類)、年齢階級別)
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 産業大分類 第1表(産業計)
- 厚生労働省「令和8年賃金構造基本統計調査 業種別主な職種早見表」
月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。企業規模10人以上・一般労働者(短時間労働者を除く)の数字です。年収の目安は、月の給与を12倍して年間賞与を足した計算の目安で、統計に載っている金額ではありません。


