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会社から「衛生管理者の資格を取ってほしい」と言われると、「どれくらい受かるのか」「第一種と第二種のどちらを受ければよいのか」が気になります。
ここでは、試験を行う公益財団法人 安全衛生技術試験協会が公表している統計から、令和7年度(2025年4月〜2026年3月)と令和6年度の合格率を並べ、第一種と第二種の違いをまとめます。
この記事で分かること
- 令和7年度の合格率は、第一種衛生管理者が46.8%、第二種衛生管理者が48.7%。どちらも、受けた人の半分より少し少ない
- 受験者数は第一種が66,401人、第二種が40,653人で、どちらも前の年度より増えた
- 製造業や建設業の職場では、第二種の免許では衛生管理者になれない(第一種などが必要)
令和7年度の合格率:第一種46.8%、第二種48.7%
| 種類 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第一種衛生管理者 | 66,401人 | 31,046人 | 46.8% |
| 第二種衛生管理者 | 40,653人 | 19,796人 | 48.7% |
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会「統計」(令和7年度実施試験。2026年5月28日掲載)
令和7年度は、第一種と第二種を合わせて約10万7千人が受け、約5万1千人が合格しました。
合格率は、第一種が46.8%、第二種が48.7%です。第二種は試験の範囲に有害業務に関する問題がなく、合格率は第一種より少し高くなっていますが、差は2ポイントほどです。
前の年度との比較
| 種類 | 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 第一種 | 令和6年度 | 64,911人 | 30,081人 | 46.3% |
| 第一種 | 令和7年度 | 66,401人 | 31,046人 | 46.8% |
| 第二種 | 令和6年度 | 39,262人 | 19,546人 | 49.8% |
| 第二種 | 令和7年度 | 40,653人 | 19,796人 | 48.7% |
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会「令和6年度の各種免許試験(学科)の合格率一覧表」「統計」(令和7年度)
受験者数は、第一種が1,490人、第二種が1,391人、前の年度より増えました。
合格率は、第一種が46.3%から46.8%へ0.5ポイント上がり、第二種は49.8%から48.7%へ1.1ポイント下がりました。2年分を見るかぎり、どちらも40%台後半で、大きくは変わっていません。
衛生管理者とは:第一種と第二種の違い
衛生管理者は、職場で働く人の健康を守るための管理(作業環境の確認、健康診断の後の対応など)を担当する人です。常時50人以上の労働者がいる事業場では、会社が衛生管理者を選ぶことが、労働安全衛生法で決められています。
| 項目 | 第一種衛生管理者 | 第二種衛生管理者 |
|---|---|---|
| 衛生管理者になれる職場 | すべての業種の事業場 | 有害業務と関連の少ない情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など一定の業種の事業場だけ |
| 試験の範囲 | 有害業務に関する問題をふくむ | 有害業務に関する問題はふくまない |
| 合格の基準 | 科目ごと(範囲ごと)に40%以上、かつ合計60%以上 | 科目ごとに40%以上、かつ合計60%以上 |
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会「第一種衛生管理者/第二種衛生管理者」の試験の紹介
製造業や建設業の事業場は、第二種で衛生管理者になれる業種に入っていません(労働安全衛生規則第7条)。工場で衛生管理者になるために受けるなら、第一種を選ぶ必要があります。
受験するには、学歴に応じた労働衛生の実務の経験が必要です。試験協会の案内では、大学・短大・高専を卒業した人は1年以上、高校を卒業した人は3年以上の実務経験などが条件になっています。自分が当てはまるかは、試験協会の案内で確かめてください。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 令和7年度の合格率は、第一種46.8%、第二種48.7%
- 受験者数は、第一種・第二種とも前の年度より増えた
- 第二種で衛生管理者になれるのは一定の業種だけで、製造業・建設業の職場では第一種などが必要
言えないこと
- 自分が受かるかどうか。合格率は受けた人全体の数字で、勉強の時間や実務の経験で変わります
- 1回で受かる人の割合。この統計は、同じ人が何回受けたかを分けていません
- 資格を取ると給料がいくら上がるか。手当があるかどうかは会社によって違い、この統計からは分かりません
衛生管理者の合格率の数字は、YouTubeのショート動画でも並べています:衛生管理者の数字(第一種・第二種の合格率)の再生リスト
衛生管理者の資格を取るか考えるときに
衛生管理者の合格率は、第一種・第二種とも40%台後半です。ただし、次のような人は、この数字だけで受ける種類や時期を決めないほうが確実です。
- 自分の職場の業種で、第二種で衛生管理者になれるかを確かめていない人(製造業・建設業では第一種などが必要です)
- 受験に必要な実務の経験を、自分が満たしているか確かめていない人(学歴によって必要な年数が違います)
- 資格を取れば、手当や給料が上がると考えている人(資格手当があるかは会社によって違います)
まず会社に、どちらの種類が必要か、受験の費用や手当がどうなるかを確かめてから、受ける種類と時期を決めるほうが確実です。
衛生管理者の勉強を、オンライン講座で進めたいときは
統計で分かるのは合格率までで、どう勉強すれば受かるかは分かりません。仕事をしながら受ける人の中には、通勤や休憩の時間にスマートフォンで講義を見られるオンライン講座を使う人もいます。
第一種・第二種のどちらの講座があるか、受講料と内容は、リンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- お金をかけずに勉強したい人(有料の講座です。過去の試験問題は安全衛生技術試験協会のサイトで公表されています)
- 紙のテキストだけで勉強したい人(スマートフォンで講義を見る形の講座です)
- 受験資格や試験の申し込みを知りたい人(試験は安全衛生技術試験協会が行っています)
月ごとの定額などで、第一種・第二種の両方に対応した講義動画と練習問題を使えるオンライン講座もあります。
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料金のプランと講座の中身は、リンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- お金をかけずに勉強したい人(無料で試せる範囲のほかは有料です)
- 最新の試験に合わせた教材だけで勉強したい人(講座のページに、最新の本試験の内容に一部対応していない場合があると書かれています)
衛生管理者のほか、宅建や社労士など、ほかの資格の講座もそろえた通信講座もあります。
第一種・第二種のどちらの講座か、受講料と内容、合格したときの特典などの条件は、リンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- お金をかけずに勉強したい人(有料の講座です)
- 受験資格や試験の申し込みを知りたい人(試験は安全衛生技術試験協会が行っています)
資格をいかせる工場の仕事を、比べてみたいときは
統計で分かるのは、受けた人全体の合格率までです。自分の資格と経験で、どんな条件の工場の仕事があるかは、この数字からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。
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申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- 学生の方(申し込みの対象外です)
- すでにこのサービスを利用したことがある方
- 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
- これから資格の勉強を始める段階で、まだ仕事を変えるつもりはない人
出典
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「統計」(令和7年度実施試験に関する統計情報。2026年5月28日掲載)
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「令和6年度の各種免許試験(学科)の合格率一覧表」
- 公益財団法人 安全衛生技術試験協会「第一種衛生管理者/第二種衛生管理者」試験の紹介
- 労働安全衛生法第12条、労働安全衛生規則第7条


