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建設の仕事で技術士を目指すと、「建設部門の合格率はどれくらいか」「第一次試験と第二次試験でどれくらい違うのか」が気になります。
ここでは、試験を行っている公益社団法人 日本技術士会が公表した令和7年度の試験の統計から、第一次試験と第二次試験の合格率を部門別に並べます。
この記事で分かること
- 令和7年度の第二次試験の合格率は、建設部門が9.3%(14,094人が受けて1,304人が合格)。全部門の合計は11.4%
- 第一次試験の合格率は、建設部門が33.1%、全部門の合計は33.8%
- 建設部門の第二次試験は、選択科目によって合格率が違い、鋼構造及びコンクリートは6.2%、道路は10.3%
第二次試験:建設部門は9.3%
| 部門 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 建設 | 14,094人 | 1,304人 | 9.3% |
| 上下水道 | 1,605人 | 174人 | 10.8% |
| 電気電子 | 1,027人 | 104人 | 10.1% |
| 機械 | 884人 | 143人 | 16.2% |
| 総合技術監理 | 2,575人 | 584人 | 22.7% |
| 全部門の合計 | 24,135人 | 2,752人 | 11.4% |
出典:公益社団法人 日本技術士会「令和7年度 技術士第二次試験 統計」(合格発表 2026年3月13日)。合格率は受験者に対する合格者の割合。全部門の合計には総合技術監理部門を含みます
技術士の第二次試験は、筆記試験と口頭試験を通った人が最終的な合格者になります。令和7年度の建設部門は14,094人が受けて1,304人が合格し、合格率は9.3%でした。受けた人の約11人に1人です。
建設部門の受験者は、全部門の合計(24,135人)の約6割を占めていて、技術士の試験でいちばん受ける人が多い部門です。
建設部門の選択科目:鋼構造及びコンクリートは6.2%
| 建設部門の選択科目 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 鋼構造及びコンクリート | 2,947人 | 184人 | 6.2% |
| 道路 | 2,444人 | 252人 | 10.3% |
| 施工計画、施工設備及び積算 | 1,912人 | 203人 | 10.6% |
出典:公益社団法人 日本技術士会「令和7年度 技術士第二次試験 統計」建設部門の選択科目別。受験者の多い主な科目
建設部門の中でも、選択科目によって合格率は違います。鋼構造及びコンクリートは6.2%で、道路(10.3%)や施工計画、施工設備及び積算(10.6%)より低くなっています。
施工管理の仕事と近い施工計画、施工設備及び積算は、1,912人が受けて203人が合格しました。
前の年と比べると
| 区分 | 令和6年度 | 令和7年度 |
|---|---|---|
| 建設部門の受験者 | 13,298人 | 14,094人 |
| 建設部門の合格者 | 1,152人 | 1,304人 |
| 建設部門の合格率 | 8.7% | 9.3% |
| 全部門の合計の合格率 | 10.4% | 11.4% |
出典:公益社団法人 日本技術士会「令和6年度」「令和7年度 技術士第二次試験 統計」
令和7年度の建設部門は、受ける人も合格した人も前の年より増え、合格率は8.7%から9.3%に上がりました。
第一次試験:建設部門は33.1%
| 部門 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 建設 | 8,905人 | 2,950人 | 33.1% |
| 上下水道 | 1,013人 | 351人 | 34.6% |
| 電気電子 | 1,410人 | 467人 | 33.1% |
| 機械 | 1,723人 | 475人 | 27.6% |
| 全部門の合計 | 17,013人 | 5,754人 | 33.8% |
出典:公益社団法人 日本技術士会「令和7年度 技術士第一次試験 統計」(合格発表 2026年2月24日)
第一次試験は、技術士になるための最初の試験です。令和7年度の建設部門は8,905人が受けて2,950人が合格し、合格率は33.1%でした。受けた人の約3人に1人です。
第一次試験の全部門の合格率は、年度によって大きく変わっています。
| 年度 | 第一次試験の合格率(全部門) |
|---|---|
| 令和4年度 | 42.2% |
| 令和5年度 | 39.7% |
| 令和6年度 | 37.4% |
| 令和7年度 | 33.8% |
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 受験申込者等推移表」
令和4年度の42.2%から、3年続けて下がっています。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 令和7年度の第二次試験の建設部門の合格率は9.3%で、前の年(8.7%)より上がった
- 建設部門の中でも選択科目で合格率が違い、鋼構造及びコンクリートは6.2%
- 第一次試験の建設部門の合格率は33.1%で、第二次試験よりずっと高い
言えないこと
- 自分が受かるかどうか。受ける人の経験年数や準備の仕方はさまざまです
- 第一次試験に受かった人が、何年後に第二次試験に受かるか
- 技術士を取ったあとの給料が上がるかどうか。資格手当などは会社によって違います
ほかの建設の資格の合格率は施工管理技士の合格率は?と第二種電気工事士の合格率・難易度は?に、施工管理の給料は施工管理の平均年収はいくら?にまとめています。
技術士を目指すか考えるときに
建設部門の第二次試験は、受けた人の約11人に1人しか受からない試験です。ただし、次のような人は、この数字だけで受けるかどうか・仕事を変えるかどうかを決めないほうが確実です。
- 自分の仕事に近い選択科目の合格率を、まだ確かめていない人(科目で6%台から10%台まで違います)
- 今の会社で、技術士に資格手当や昇格の条件があるかを確かめていない人
- 第一次試験の合格率(33.1%)だけを見て、第二次試験も同じくらいと考えている人
まず自分の仕事に近い選択科目の合格率と、今の会社での技術士の扱いを確かめてから、ほかの会社の条件と比べるほうが確実です。
技術士の第二次試験の対策を、講座で進めたいときは
統計で分かるのは合格率までで、どう準備すれば受かるかは分かりません。第二次試験は筆記試験と口頭試験があり、仕事をしながら受ける人の中には、筆記の答案の書き方や口頭試験の対策を通信講座で進める人もいます。
受講料、講座の中身、どの試験・どの部門に向けた講座か、特典の有無は、リンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- お金をかけずに勉強したい人(講座は有料です)
- 紙のテキストだけで勉強したい人(講義は動画で見る形です)
- 第二次試験の受験資格(実務経験の年数など)を、まだ確かめていない人
- 試験の申し込みや日程を知りたい人(試験は日本技術士会が行っています)
出典
- 公益社団法人 日本技術士会「令和7年度 技術士第二次試験 統計」「令和6年度 技術士第二次試験 統計」、令和7年度 技術士第二次試験合格発表(2026年3月13日)
- 公益社団法人 日本技術士会「令和7年度 技術士第一次試験 統計」「技術士第一次試験 受験申込者等推移表」、令和7年度 技術士第一次試験合格発表(2026年2月24日)


