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「副業をしている人は、月にいくらくらい稼いでいるのか」「現場の仕事の人は、副業でどれくらい働いているのか」が気になります。
副業をしている人の割合は総務省の調査で分かりますが、副業の収入までは分かりません(副業している人はどれくらい?)。ここでは、副業をしている1万1,358人に聞いた労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査から、副業の収入と働く時間を並べます。
この記事で分かること
- 副業の1か月の収入(すべての副業の合計)は、平均9万2,445円、真ん中の人(中央値)は5万円。5万円未満の人が41.2%
- 本業の職種別では、建設・採掘の人が平均11.0万円で2番目に高く、生産工程(工場など)の人は6.1万円でいちばん低い
- 副業で働く時間は週平均14.3時間。週1〜2日程度の人がいちばん多い。インターネット調査で、国全体の平均ではない
副業の収入は月平均9.2万円、真ん中の人は5万円
| 副業の1か月の収入(すべての副業の合計) | 副業をしている人の割合 |
|---|---|
| 1万円未満 | 4.7% |
| 1万円以上2万円未満 | 8.9% |
| 2万円以上3万円未満 | 10.2% |
| 3万円以上4万円未満 | 10.5% |
| 4万円以上5万円未満 | 6.9% |
| 5万円以上10万円未満 | 30.0% |
| 10万円以上15万円未満 | 13.2% |
| 15万円以上20万円未満 | 4.9% |
| 20万円以上25万円未満 | 3.9% |
| 25万円以上 | 6.9% |
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)「副業者の就労に関する調査」(JILPT調査シリーズNo.245、2024年7月) 図表2-4-21(副業をしている人1万1,358人)
副業の1か月の収入は「5万円以上10万円未満」が30.0%でいちばん多く、次いで「10万円以上15万円未満」が13.2%でした。一方で、5万円未満の人を合わせると41.2%で、4割を超えます。
平均は9万2,445円ですが、真ん中の人(中央値)は5万円です。月25万円以上の人も6.9%いて、平均はこうした一部の収入が多い人に引き上げられています。「ふつうの人」の目安としては、平均より中央値の5万円のほうが近いと考えられます。
本業が正社員の人の副業は、真ん中が月5万円
| 本業の働き方 | 人数 | 平均 | 中央値 | 5万円未満 | 10万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 正社員 | 4,327人 | 10万526円 | 5万円 | 37.7% | 30.8% |
| 非正社員(パート・派遣・契約など) | 4,657人 | 6万1,113円 | 4万1,000円 | 51.7% | 17.2% |
| 非雇用者(自営・フリーランス・役員など) | 2,374人 | 13万9,178円 | 9万円 | 26.7% | 48.3% |
| 計 | 1万1,358人 | 9万2,445円 | 5万円 | 41.2% | 28.9% |
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)「副業者の就労に関する調査」(JILPT調査シリーズNo.245、2024年7月) 図表2-4-21。「5万円未満」「10万円以上」は、表の区分の割合をこの記事で足したもの
本業が正社員の人の副業の収入は、平均10万526円、中央値5万円です。本業がパートや派遣などの非正社員の人は、5万円未満が51.7%と半分を超えます。本業が自営やフリーランスの人は、副業の収入も高めです。
本業の職種別:建設・採掘は月11.0万円、生産工程は6.1万円
| 本業の職種 | 人数 | 副業の1か月の収入(平均) | 副業で働く時間(週の平均) |
|---|---|---|---|
| 管理的職業 | 1,352人 | 17.4万円 | 15.6時間 |
| 建設・採掘 | 210人 | 11.0万円 | 17.9時間 |
| 専門的・技術的職業 | 2,745人 | 10.7万円 | 13.6時間 |
| 農林・漁業 | 121人 | 9.2万円 | 19.0時間 |
| 輸送・機械運転 | 279人 | 8.2万円 | 14.6時間 |
| その他 | 505人 | 8.2万円 | 15.2時間 |
| 販売 | 1,277人 | 7.7万円 | 14.4時間 |
| 保安職業 | 91人 | 7.3万円 | 15.6時間 |
| 運搬・清掃・梱包等 | 801人 | 6.9万円 | 15.8時間 |
| サービス職業 | 1,406人 | 6.9万円 | 14.7時間 |
| 事務 | 1,973人 | 6.6万円 | 12.8時間 |
| 生産工程 | 598人 | 6.1万円 | 13.3時間 |
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)「副業者の就労に関する調査」(JILPT調査シリーズNo.245、2024年7月) 図表2-4-23・図表2-4-16(数字はグラフの値)
本業の職種別に副業の収入の平均をみると、いちばん高いのは管理的職業の17.4万円で、建設・採掘が11.0万円で2番目でした。建設・採掘の人は、副業で働く時間も週17.9時間と長めです。一方で、工場の製造ラインなどの生産工程の人は6.1万円で、12の職種の中でいちばん低くなっています。
ただし、建設・採掘の人は210人、保安職業は91人と、人数が少ない職種もあります。人数が少ないと、少数の収入が多い人で平均が大きく動くので、目安として見てください。総務省の調査では、本業が建設業の人の副業は約3割が同じ建設業でした(副業している人はどれくらい?)。
副業で働く時間は週平均14.3時間、週1〜2日がいちばん多い
| 副業で働く時間(1週間・すべての副業の合計) | 割合 |
|---|---|
| 5時間未満 | 22.3% |
| 5時間以上10時間未満 | 27.6% |
| 10時間以上20時間未満 | 26.7% |
| 20時間以上30時間未満 | 11.0% |
| 30時間以上40時間未満 | 4.7% |
| 40時間以上 | 7.8% |
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)「副業者の就労に関する調査」(JILPT調査シリーズNo.245、2024年7月) 図表2-4-14(平均14.3時間、中央値10時間)
副業で働く時間は、10時間未満の人が約半分(49.9%)です。主な副業で働く頻度は「週の1〜2日程度」が31.4%でいちばん多く、「週末など本業が休みの日」は13.2%でした。本業が正社員の人は、副業で働く時間が週平均12.9時間で、ほかの働き方の人より短くなっています。
主な副業の働き方は、パート・アルバイトが46.9%で約半分です。次いで、自由業・フリーランス・個人請負が21.2%、自営業主が7.4%でした(図表2-4-2の本文)。
副業が会社で禁止されている人は?
| 本業の働き方(会社などに雇われている人) | 副業をしている人 | 副業をしていない人 |
|---|---|---|
| 正社員 | 18.3% | 50.5% |
| 非正社員 | 4.3% | 13.1% |
| 計 | 11.0% | 38.4% |
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)「副業者の就労に関する調査」(JILPT調査シリーズNo.245、2024年7月) 図表2-5-1・図表2-5-4(「本業の勤め先で副業が禁止されている」と答えた人の割合)
副業をしていない正社員の人の約半分(50.5%)が「勤め先で副業が禁止されている」と答えています。勤め先が300人以上の会社の正社員では、副業をしていない人の61.7%が「禁止されている」と答えました。副業を始める前に、まず自分の会社の就業規則を確かめる必要があります。
副業の所得(収入から経費などを引いた額)が年20万円を超えると、給与を1か所から受けている人は確定申告が必要です(国税庁 No.1900、令和8年4月1日現在の法令)。くわしくは副業している人はどれくらい?の「副業を始める前に確かめたい2つのこと」にまとめています。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- この調査では、副業の1か月の収入は平均9万2,445円、中央値5万円で、5万円未満が41.2%
- 本業の職種別では、建設・採掘が平均11.0万円、生産工程が6.1万円
- 副業で働く時間は週平均14.3時間で、主な副業はパート・アルバイトが約半分
言えないこと
- 国全体の副業の平均収入。この調査は調査会社の登録モニターへのインターネット調査で、国全体の人を代表しているとは限りません
- 副業の手取り。1か月あたりの収入で、経費や税金を引いたあとの金額とは限りません
- 自分が副業を始めたらいくらになるか。副業の種類や働く時間、地域で大きく違います
副業の多くはパート・アルバイトです。パートの時給はパートの時給は業種別にいくら?に、建設業の人の給料は設計労務単価 令和8年度はいくら?にまとめています。
よくある質問
Q. 平均と中央値、どちらを目安にすればいい?
この調査の副業の月の収入は、平均が9万2,445円、中央値(真ん中の人)が5万円です。平均は月25万円以上の人(6.9%)など、一部の収入が多い人に引き上げられます。「ふつうの人」の目安としては、中央値の5万円のほうが近いと考えられます。
Q. 「収入」と「所得」は違う?
違います。国税庁の案内で確定申告が必要かどうかを決める「20万円」は、所得の金額で判断します。所得は、収入から必要経費などを引いた額です。この記事の副業の月の収入は「収入」の数字で、所得ではありません。
Q. この数字は、国全体の副業の平均?
いいえ。この調査は、調査会社の登録モニター(18〜64歳)へのインターネット調査で、副業をしている1万1,358人の答えです。報告書でも、インターネット調査のため代表性には限界があるとされています。目安として見てください。
副業を始めるか考えるときに
副業の収入は、真ん中の人で月5万円です。ただし、次のような人は、すぐに副業を始めるかどうかを決めないほうが確実です。
- 本業の残業や休日出勤が多く、副業で週に何時間働けるかがまだ分からない人
- 会社の就業規則で、副業が禁止されているか、届け出が要るかをまだ確かめていない人
- 副業の所得が年20万円を超えたときの確定申告を、まだ調べていない人
まず就業規則と、本業のあとに使える時間・体力を確かめてから、働く時間を増やさない方法も含めて考えるほうが確実です。
働く時間を増やさずに、空いている駐車場を貸してみたいときは
統計で分かるのは、副業の収入と働く時間の平均までです。残業が多くて副業の時間が取りにくい人には、自宅や実家の空いている駐車場(バイク1台分以上の広さ)を、使わない時間だけ貸し出せるサービスもあります。広告主は、初期費用・月額・退会手数料は0円と案内しています。
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出典
- 独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)「副業者の就労に関する調査」(JILPT調査シリーズNo.245、2024年7月)(調査期間:2022年10月3日〜13日、調査会社の登録モニター18〜64歳へのインターネット調査、副業をしている人1万1,358人)
- 国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」


