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工場の設備や保全の仕事をしていると、「エネルギー管理士」という資格を目にすることがあります。「合格率はどれくらいなのか」「試験と研修はどう違うのか」が気になります。
ここでは、試験と研修を行っている一般財団法人 省エネルギーセンターの発表から、令和8年度(2026年8月実施)の試験と、令和7年度の研修の数字を並べます。
この記事で分かること
- 2026年8月2日の試験(第48回)は、受験者8,783人のうち合格者3,019人。合格率は約34.4%
- 令和7年度の研修は、受講者973人のうち修了者556人。修了した人の割合は約57.1%
- 試験は4課目で、それぞれ配点の60%以上で合格。合格した課目は3年以内なら免除される
エネルギー管理士とは
エネルギー管理士は、工場などでエネルギーを効率よく使うための管理をする国家資格です。エネルギーをたくさん使う工場などでは、エネルギー管理士を選任することが法律で決められています。
資格の取り方は、次の2つです。
| 取り方 | 中身 | 受けられる人 |
|---|---|---|
| 試験 | 年1回の筆記試験に合格する | 誰でも受けられる(受験資格の制限なし) |
| 研修 | 講義を受けたあと、修了試験に合格する | 受講の条件がある(省エネルギーセンターの受講の手引で確認) |
出典:省エネルギーセンター「令和8年度 エネルギー管理士試験 受験の手引」「受講の手引」
どちらも、熱分野と電気分野のどちらかを選びます。
令和8年度の試験:合格率は約34.4%
| 区分 | 申込者 | 受験者 | 合格者 |
|---|---|---|---|
| 新規受験者(課目免除の人を含む) | 10,456人 | 8,783人 | 3,019人 |
| 旧資格者 | 19人 | 17人 | 14人 |
出典:省エネルギーセンター「令和8年度第48回エネルギー管理士試験 合格者発表」(試験日:2026年8月2日)
2026年8月2日の試験では、新規受験者の受験者8,783人のうち3,019人が合格しました。受験者に対する合格者の割合は約34.4%です(この記事での計算)。
申し込んだ10,456人のうち、当日受験したのは8,783人で、約1,700人は受験していません。
合格者発表では、熱分野と電気分野に分けた人数は示されていません。
令和7年度の研修:修了は約57.1%
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 申込者 | 1,022人 |
| 受講者 | 973人 |
| 修了者 | 556人 |
出典:省エネルギーセンター「令和7年度(第48回)エネルギー管理研修 修了者発表」
研修は、2025年9月17日から12月5日までの講義のあと、12月14日に修了試験が行われました。受講した973人のうち556人が修了し、割合は約57.1%です(この記事での計算)。
研修も、講義を受ければ必ず取れるものではなく、4割あまりの人は修了していません。令和8年度の研修は、2026年9月16日から12月4日までの講義と、12月13日の修了試験の日程です。
試験の仕組み:課目ごとに合格できる
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 課目 | 熱分野・電気分野とも4課目(課目Ⅰは共通の「エネルギー総合管理及び法規」) |
| 合格の基準 | それぞれの課目で配点の60%以上 |
| 課目合格 | 一部の課目だけ基準を超えた人は、その年の初めから3年以内に同じ分野を受けるとき、その課目が免除される |
| 免状 | 試験に合格したうえで、エネルギーの使用の合理化に関する実務に1年以上ついたことを証明して申請する |
出典:省エネルギーセンター「令和8年度 エネルギー管理士試験 受験の手引」
この試験は、4課目を何年かに分けて合格していくこともできます。新規受験者には、前の年までに一部の課目に合格していて、残りの課目だけを受けた人も含まれています。
そのため、34.4%という合格率は、「初めて受けた人が1回で全部の課目に合格した割合」ではありません。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 令和8年度の試験は、受験者8,783人のうち3,019人が合格(約34.4%)
- 令和7年度の研修は、受講者973人のうち556人が修了(約57.1%)
- 試験は課目ごとに合格でき、3年以内なら合格した課目は免除される
言えないこと
- 熱分野と電気分野のどちらが受かりやすいか。分野別の人数は発表されていません
- 1回の受験で全部の課目に合格する人の割合。課目免除の人も含んだ数字です
- 資格を取ると給料がいくら上がるか。この発表には入っていません
工場で働く人の給料は、工場勤務の平均年収はいくら?に、ほかの資格の合格率は第二種電気工事士の合格率にまとめています。
エネルギー管理士を取るか考えるときに
エネルギー管理士の試験は、受験者の3人に1人くらいが合格しています。ただし、次のような人は、この合格率だけで受けるかどうかを決めないほうが確実です。
- 熱分野と電気分野のどちらが今の仕事に近いか、まだ決めていない人(課目Ⅱ〜Ⅳの中身が大きく違います)
- 免状の申請に必要な実務(1年以上)を、今の仕事で満たせるか確かめていない人
- 1年で全部の課目に合格しなければならないと考えている人(課目合格の制度があります)
まず今の職場でエネルギー管理の仕事にどれくらい関わっているかを確かめ、分野と受ける年数の計画を立ててから、資格をいかせる職場を比べるほうが確実です。
資格と経験をいかせる工場を、比べてみたいときは
統計で分かるのは、受けた人全体の合格率までです。自分の経験と資格で、どんな条件の工場の仕事があるかは、この数字からは分かりません。製造業・メーカーを専門にした転職エージェントの中には、転職するかどうかを決める前の段階でも、無料で面談できるところがあります。
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申し込む前に、面談の内容や条件をリンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- 学生の方(申し込みの対象外です)
- すでにこのサービスを利用したことがある方
- 製造業以外の仕事に移ることを考えている人
- これから資格の勉強を始める段階で、まだ仕事を変えるつもりはない人
出典
- 一般財団法人 省エネルギーセンター「令和8年度第48回エネルギー管理士試験 合格者発表」
- 一般財団法人 省エネルギーセンター「令和7年度(第48回)エネルギー管理研修 修了者発表」
- 一般財団法人 省エネルギーセンター「令和8年度 エネルギー管理士試験 受験の手引」「令和7年度・令和8年度 実施予定」


