工場の検査の仕事の年収は?機械検査は約523万円・製品検査は約421万〜460万円、年齢別・規模別【2026年3月公表】

工場の検査の仕事の年収 機械検査は約523万円・製品検査は約421万〜460万円 製造業

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工場で製品の検査をしていると、「検査の仕事の年収は、ほかの工場の仕事と比べてどうなのか」「何を検査するかで違うのか」が気になります。

ここでは、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」から、工場の検査の仕事(機械検査・製品検査)の年収を、全体・男女・年齢・会社の規模で並べます。転職サイトの自社データではなく、国の統計の数字だけを使います。

この記事で分かること

  • 国の統計の年収の目安は、機械検査 約523万円・製品検査(金属製品)約460万円・製品検査(金属製品を除く)約421万円
  • 3つの区分で働く人は合わせて約27万9千人。製品検査(金属製品を除く)は、働く人の58.8%が女性
  • 年齢別では、機械検査が55〜59歳の約629万円でいちばん高い
  • どの区分も会社の規模で差が大きく、1,000人以上と10〜99人で約170万〜220万円違う

検査の仕事の年収の目安:機械検査は約523万円

区分年収の目安働く人月の給与(残業代込み)年間賞与平均年齢
機械検査従事者約523万円約7万2,670人34万8,100円105万600円43.7歳
製品検査従事者(金属製品)約460万円約10万4,640人31万5,200円82万2,400円44.0歳
製品検査従事者(金属製品を除く)約421万円約10万1,920人29万1,200円71万7,800円43.2歳
生産工程の仕事 全体約472万円―32万4,300円82万4,200円43.1歳

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表・第2表(企業規模10人以上)。年収の目安=月の給与(きまって支給する現金給与額)×12+年間賞与その他特別給与額で計算した額で、統計に載っている金額ではありません

工場の検査の仕事は、国の統計では3つの区分に分かれています。年収の目安がいちばん高いのは機械検査従事者の約523万円で、工場で製造・組立などをする人全体(約472万円)より約51万円高くなっています。製品検査(金属製品)は約460万円で全体とほぼ同じ、製品検査(金属製品を除く)は約421万円で全体より約51万円低い結果でした。

残業は月11〜14時間で、ほかの工場の仕事(溶接は19時間、機械の整備・修理は18時間)より少なめです。月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。手取りではありません。

3つの区分には、どんな検査が入るか

厚生労働省の「業種別主な職種早見表」では、次のように分けられています。

  • 機械検査従事者:工作機械検査工・自動車検査工・電気製品検査工・電気機械器具検査工など(機械や電気機械の検査)
  • 製品検査従事者(金属製品):鋳物製品検査工など(金属の製品の検査)
  • 製品検査従事者(金属製品を除く):化学製品検査工・薬品検査工・繊維製品の検査など(金属以外の製品の検査)

品質管理の計画やデータの分析を主にする技術者は、技術者の区分に入ることがあり、この3つには入りません。統計は仕事の内容で分けているので、資格(品質管理検定など)を持っているかどうかでは分けていません。

男女別:金属以外の製品検査は約6割が女性

区分女性の割合男性の年収の目安女性の年収の目安
機械検査従事者24.1%約569万円約378万円
製品検査従事者(金属製品)38.2%約531万円約347万円
製品検査従事者(金属製品を除く)58.8%約512万円約357万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男・女)。割合は労働者数から計算

検査の仕事は、ほかの工場の仕事より女性が多いのが特徴です。製品検査(金属製品を除く)は働く人の58.8%が女性でした。男女の年収の目安の差は、どの区分も約155万〜190万円あります。区分全体の年収が低めに出ているのは、女性が多い区分であることも関係しています(統計からは、同じ仕事・同じ年齢での男女の差までは分かりません)。

年齢別:機械検査は55〜59歳の約629万円

年齢機械検査製品検査(金属製品)製品検査(金属製品を除く)
〜19歳約288万円約272万円約278万円
20〜24歳約383万円約351万円約329万円
25〜29歳約403万円約406万円約371万円
30〜34歳約483万円約446万円約393万円
35〜39歳約520万円約478万円約432万円
40〜44歳約583万円約487万円約447万円
45〜49歳約569万円約529万円約468万円
50〜54歳約602万円約519万円約461万円
55〜59歳約629万円約497万円約481万円
60〜64歳約469万円約412万円約394万円
65〜69歳約435万円約322万円約305万円
70歳〜約311万円約339万円約267万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第5表(男女計・企業規模計)。年収の目安=月の給与×12+年間賞与

3つとも20代から年齢とともに上がり、機械検査は55〜59歳の約629万円、製品検査(金属製品)は45〜49歳の約529万円、製品検査(金属製品を除く)は55〜59歳の約481万円がいちばん高くなっています。60〜64歳になると、どの区分も55〜59歳より約85万〜160万円低くなります。

会社の規模別:1,000人以上と10〜99人で約170万〜220万円の差

会社の規模機械検査製品検査(金属製品)製品検査(金属製品を除く)
1,000人以上約610万円(35.0%)約606万円(19.6%)約520万円(20.1%)
100〜999人約501万円(49.6%)約464万円(42.0%)約423万円(49.7%)
10〜99人約393万円(15.3%)約382万円(38.4%)約352万円(30.1%)

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男女計)。( )は、その区分で働く人のうち、その規模の会社で働く人の割合

1,000人以上の会社と10〜99人の会社の差は、機械検査で約217万円、製品検査(金属製品)で約224万円、製品検査(金属製品を除く)で約168万円でした。機械検査は、働く人の約85%(84.6%)が100人以上の会社にいます。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 工場の検査の仕事の年収の目安は、機械検査が約523万円でいちばん高く、製品検査は約421万〜460万円
  • 製品検査(金属製品を除く)は、働く人の約6割が女性
  • 会社の規模による差が大きく、1,000人以上と10〜99人で約170万〜220万円違う

言えないこと

  • 品質管理の技術者(計画・分析を主にする人)の年収(この3つの区分には入っていません)
  • どの業種(自動車・食品・医薬品など)の検査が高いか
  • 同じ仕事・同じ年齢で比べた男女の差
  • 地域ごとの年収(この表は全国の平均です)

よくある質問

Q. 検査工の平均年収はいくらですか?

国の統計では、検査の仕事は3つに分かれています。年収の目安は、機械検査従事者が約523万円、製品検査従事者(金属製品)が約460万円、製品検査従事者(金属製品を除く)が約421万円です(令和7年賃金構造基本統計調査。月の給与×12+年間賞与で計算)。

Q. 検査の仕事は残業が少ないですか?

平均の残業(超過実労働時間)は、機械検査と製品検査(金属製品)が月14時間、製品検査(金属製品を除く)が月11時間でした。溶接(19時間)や機械の整備・修理(18時間)より少なくなっています。製造業全体の残業時間は工場を辞めたいときに見る数字にまとめています。

Q. ほかの工場の仕事の年収は?

工場で働く人の年収の職種別・年齢別は工場勤務の平均年収はいくら?、溶接は溶接工の年収は?、機械保全は機械保全の年収は?にまとめています。

自分の年収を、この数字と比べるときに

平均で見ると、検査の仕事の年収は、何を検査するか・会社の規模・年齢で大きく変わります。ただし、これは全員の平均です。次のような人は、平均の数字がそのまま当てはまりません。

  • 検査と製造ラインの仕事を兼ねていて、会社がどちらの区分で答えているか分からない人
  • 夜勤・交替勤務の手当が、年収の多くを占めている人
  • 派遣や契約社員など、正社員以外で働いている人(この表は、雇われ方を分けていない平均です)

まず自分の年収を、同じ区分・同じ年齢・同じくらいの会社の規模の数字と比べてから、動くかどうかを考えるほうが確実です。

通える範囲の工場の条件を、見てみたいときは

この記事の年収は全国の平均で、地域や会社、働き方によって大きく変わります。自分が通える範囲の工場で、どんな検査の仕事の条件が出ているかは、この統計からは分かりません。工場・製造業の求人を、地域や働き方の条件で探せるサイトもあります。

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  • 今の職場で働き続けると決めている人

出典

  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(職種(小分類)、性別)・第2表(職種(大分類)別)・第5表(職種(小分類)、年齢階級別)
  • 厚生労働省「令和8年賃金構造基本統計調査 業種別主な職種早見表」

月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。企業規模10人以上・一般労働者(短時間労働者を除く)の数字です。年収の目安は、月の給与を12倍して年間賞与を足した計算の目安で、統計に載っている金額ではありません。

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