トラック運転手の年収は?大型は約507万円・大型以外は約449万円、年齢別と会社の規模別【2026年3月公表】

トラック運転手の年収 大型は約507万円・大型以外は約449万円 全産業のデータ

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トラックの運転手として働こうか考えるとき、「トラック運転手の年収はどれくらいか」「大型に乗ると、どれくらい違うのか」が気になります。

ここでは、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」から、トラックを運転する人の年収を、大型とそれ以外・会社の規模・年齢で並べます。転職サイトの自社データではなく、国の統計の数字だけを使います。

この記事で分かること

  • 国の統計の「営業用大型貨物自動車運転者」の年収の目安は約507万円(月の給与38万6,900円・年間賞与42万9,600円・平均51.5歳)
  • 大型以外の「営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)」は約449万円で、大型とは約58万円の差
  • 大型は残業などが月33時間で、月の給与の約2割(8万600円)が残業代などの所定内給与以外の分
  • 年齢別では大型は50〜54歳の約532万円がいちばん高く、60〜64歳は約471万円

トラック運転手の年収の目安は、大型で約507万円

区分年収の目安月の給与(残業代込み)年間賞与平均年齢
営業用大型貨物自動車運転者約507万円38万6,900円42万9,600円51.5歳
営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)約449万円34万1,700円38万5,100円50.3歳
自家用貨物自動車運転者約430万円31万8,900円47万5,600円52.5歳
バス運転者約453万円32万8,400円59万100円56歳
タクシー運転者約451万円35万9,200円19万7,800円56.8歳
輸送・機械運転従事者(運転の仕事全体)約484万円36万1,800円49万3,900円51.1歳
働く人全体(全産業・全職種)約546万円37万500円100万9,600円―

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表・第2表(男女計・企業規模10人以上)、産業大分類 第1表(産業計)。年収の目安=月の給与(きまって支給する現金給与額)×12+年間賞与その他特別給与額で計算した額で、統計に載っている金額ではありません

国の統計でトラックの運転手が入る区分のうち、運送会社などで荷物を運ぶ「営業用大型貨物自動車運転者」の年収の目安は約507万円、「営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)」は約449万円です。大型の方が約58万円高く、働く人全体の平均(約546万円)と比べると、大型は約39万円、大型以外は約97万円低くなっています。

大型の月の給与38万6,900円のうち、残業代などを除く所定内給与は30万6,300円です。残業などの時間は月33時間(大型以外は26時間)で、運転の仕事全体(輸送・機械運転従事者)の平均の月26時間より多くなっています。年間賞与は42万9,600円と、働く人全体(100万9,600円)の半分以下でした。

働く人の数は、大型が約47万2千人、大型以外が約45万2千人です。平均年齢は大型51.5歳・大型以外50.3歳で、働く人全体より高めです。月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。手取りではありません。

トラックの運転は、統計のどの区分に入るか

厚生労働省の「業種別主な職種早見表」では、運送会社などで荷主の荷物を運ぶ営業用トラック運転者は、車の大きさで「営業用大型貨物自動車運転者」と「営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)」に分かれます。自分の会社の荷物を運ぶ自家用トラック運転者は「自家用貨物自動車運転者」です。

一方で、宅配の配達人は、トラック運転者ではなく「その他の運搬従事者」(倉庫作業員などと同じ区分)に入ります。宅配便の配達をしている人の給料は、この記事の表には入っていないと考えられます。また、どの免許(大型・中型・準中型など)を持っているかでは分けていません。

年齢別:大型は50代前半がいちばん高い

営業用大型貨物自動車運転者

年齢年収の目安働く人の割合月の給与年間賞与
〜19歳約354万円0.0%28万6,600円9万8,800円
20〜24歳約446万円0.8%34万7,100円29万7,400円
25〜29歳約472万円3.0%36万8,400円29万7,800円
30〜34歳約512万円3.8%39万7,300円35万1,600円
35〜39歳約524万円5.5%39万9,600円44万100円
40〜44歳約527万円10.0%40万4,900円41万2,100円
45〜49歳約530万円15.2%40万2,300円47万400円
50〜54歳約532万円22.5%40万2,800円48万2,300円
55〜59歳約518万円19.4%39万2,500円47万円
60〜64歳約471万円12.7%36万1,300円37万5,800円
65〜69歳約406万円5.4%31万4,200円28万6,400円
70歳〜約361万円1.7%27万6,300円29万7,300円

営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)

年齢年収の目安働く人の割合月の給与年間賞与
〜19歳約315万円0.2%24万8,700円16万3,100円
20〜24歳約371万円1.5%28万8,200円24万9,800円
25〜29歳約427万円3.8%32万6,500円35万900円
30〜34歳約462万円5.3%34万7,100円45万4,600円
35〜39歳約482万円7.9%35万8,700円51万2,200円
40〜44歳約481万円10.0%35万7,500円51万5,700円
45〜49歳約489万円15.2%36万9,700円45万7,400円
50〜54歳約470万円19.2%35万8,000円40万5,100円
55〜59歳約448万円17.8%34万2,300円37万2,400円
60〜64歳約391万円11.8%30万6,200円23万3,800円
65〜69歳約349万円5.3%27万7,300円16万1,600円
70歳〜約327万円1.9%26万6,000円8万2,800円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第5表(男女計・企業規模計)。割合は労働者数から計算

大型の年収の目安は、20代前半の約446万円から上がり、40代から50代は約530万円前後が続きます。いちばん高いのは50〜54歳の約532万円で、60〜64歳は約471万円、65〜69歳は約406万円です。大型以外も同じ形で、いちばん高いのは45〜49歳の約489万円でした。

大型で働く人がいちばん多いのは50〜54歳(22.5%)で、30歳未満は3.8%しかいません。60歳以上は19.7%です。若い人が少なく、50代が中心の仕事だと分かります。

会社の規模別:半分以上が10〜99人の会社

営業用大型貨物自動車運転者

会社の規模年収の目安働く人の割合月の給与年間賞与
1,000人以上約544万円12.5%40万2,800円60万5,500円
100〜999人約559万円33.0%41万6,100円59万7,200円
10〜99人約468万円54.5%36万5,600円28万8,000円

営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)

会社の規模年収の目安働く人の割合月の給与年間賞与
1,000人以上約535万円24.5%38万4,500円73万9,200円
100〜999人約444万円23.6%34万1,600円33万6,200円
10〜99人約410万円52.0%32万1,600円24万500円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男女計)。割合は労働者数から計算

大型も大型以外も、働く人の半分以上(大型54.5%・大型以外52.0%)が10〜99人の会社にいます。大型では、100〜999人の会社(約559万円)が1,000人以上(約544万円)より少し高く、10〜99人(約468万円)とは約91万円の差でした。大型以外は、1,000人以上(約535万円)と10〜99人(約410万円)で約125万円の差があります。

大型で働く人の97.1%、大型以外で働く人の95.9%は男性です。

この数字から言えること・言えないこと

言えること

  • 国の統計のトラック運転手の年収の目安は、大型で約507万円、大型以外で約449万円
  • 大型は残業などが月33時間と多く、月の給与のうち8万600円は残業代など(所定内給与以外の分)
  • 年間賞与は大型でも42万9,600円で、働く人全体の半分以下
  • 働く人の半分以上は10〜99人の会社にいる

言えないこと

  • 免許の種類(大型・中型・けん引など)ごとの年収
  • 長距離と地場(近距離)の違い、運ぶ荷物(冷凍・危険物など)による違い
  • 宅配の配達をする人の年収(「その他の運搬従事者」に入っていて、分けて出ていません)
  • 個人で運送業をしている人など、雇われていない人の収入(この統計は、10人以上の会社に雇われている人だけです)

よくある質問

Q. トラック運転手の平均年収はいくらですか?

国の統計の「営業用大型貨物自動車運転者」の年収の目安は約507万円、「営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)」は約449万円です(令和7年賃金構造基本統計調査。月の給与×12+年間賞与で計算)。

Q. 大型免許を取ると年収は上がりますか?

統計は「大型の車を運転する人」と「それ以外」で分けているだけで、免許を取ったかどうかでは分けていません。大型の車を運転する人の方が平均で約58万円高いことは分かりますが、免許を取った人の年収がどれだけ上がるかは、この数字からは分かりません。

Q. トラック運転手は残業が多いですか?

6月の残業などの時間の平均は、大型で月33時間、大型以外で月26時間です。運転の仕事全体(輸送・機械運転従事者)の平均は月26時間です。会社や運ぶ荷物で大きく違います。

トラックの仕事を考えるときに

平均で見ると、トラック運転手の年収は大型の方が高く、残業代などが月の給与の約2割を占めています。ただし、これは全員の平均です。次のような人は、この数字だけで決めない方が確実です。

  • 残業を減らしたいと考えている人(残業代が減ると、月の給与も平均より下がります)
  • 大型・中型など、運転したい車の免許をまだ持っていない人(免許によって運転できる車が違います)
  • 長距離か地場か、どんな荷物を運ぶかがまだ決まっていない人(働く時間と給料の形が大きく変わります)

まず運転する車の大きさと、残業の時間・賞与の有無を確かめてから、動くかどうかを考えるほうが確実です。業種ごとの人手不足の数字は人手不足の業界はどこ?、業種別の平均年収は平均年収は業種別でいくら?、クレーンの運転の仕事の年収はクレーン運転士の年収は?にまとめています。

トラックの運転の求人を、見比べてみたいときは

国の統計で分かるのは、トラックの運転の仕事の平均の給料までです。自分の地域でどんな求人があるかは、この数字からは分かりません。ガテン系・職人・技術系の求人を集めた求人サイトがあり、ドライバーの仕事も載っています。

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載っている求人には、配送ドライバーなど業務委託(雇われるのではなく、仕事ごとに契約する働き方)の仕事もあります。応募する前に、職種・雇用形態・給与の条件を、それぞれの求人ページで確かめてください。

次のような人には向きません。

  • 正社員の仕事だけを探している人(アルバイト・業務委託の求人も多く載っています)
  • 求人に書かれた免許(大型・中型など)を、まだ持っていない人(先に、必要な免許と取り方を確かめてください)
  • 今の会社で働き続けると決めている人

出典

  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(職種(小分類)、性別)・第2表(職種(大分類))・第5表(職種(小分類)、年齢階級別)
  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 産業大分類 第1表(産業計)
  • 厚生労働省「令和8年賃金構造基本統計調査 業種別主な職種早見表」

月の給与は2025年(令和7年)6月分、年間賞与は2024年(令和6年)1年間の額です。企業規模10人以上・一般労働者(短時間労働者を除く)の数字です。年収の目安は、月の給与を12倍して年間賞与を足した計算の目安で、統計に載っている金額ではありません。

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