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建設会社や工務店で働いていると、会社が土地や建物の売り買いも扱っていて、「宅建(宅地建物取引士)を取ってみないか」と言われることがあります。そのときに気になるのが、「どれくらいの人が受かっているのか」です。
ここでは、試験を行っている一般財団法人 不動産適正取引推進機構の公表から、宅建の合格率を最新の令和7年度と10年分の推移で並べ、合格した人の職業の内訳も見ます。2026年(令和8年度)の試験は10月18日(日)に行われ、合格発表は11月25日(水)です(不動産適正取引推進機構)。令和8年度の合格点と合格率は、その日に公表されます。
この記事で分かること
- 令和7年度の宅建の合格率は18.7%(受験者245,462人・合格者45,821人)。合格点は50問中33点
- 10年の合格率は15.4%〜18.7%。合格点は年によって33点〜38点と変わる
- 令和7年度の合格者のうち、建設業の人は8.7%。いちばん多いのは不動産業の33.2%
令和7年度の宅建の合格率は18.7%
| 項目 | 令和7年度 |
|---|---|
| 申し込んだ人 | 306,099人 |
| 受けた人 | 245,462人 |
| 合格した人 | 45,821人 |
| 合格率 | 18.7% |
| 合格点(一般の受験者) | 50問中33点 |
| 合格点(登録講習を修了した人) | 45問中28点 |
出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「令和7年度宅地建物取引士資格試験結果の概要」(2025年11月26日)、一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験実施概況(令和7年度以前の過去10年間)」
令和7年度は、申し込んだ人が約30万6千人、実際に受けた人が約24万5千人でした。受けた人のうち合格したのは約4万6千人で、受けた人の約5人に1人です。
「登録講習」は、宅地建物取引業の会社で働く人が受けられる講習で、修了すると5問が免除されます。登録講習を修了した人の合格率は24.2%(受験者50,920人・合格者12,316人)で、全体の18.7%より高くなっています。
10年の推移:合格率は15.4%〜18.7%、合格点は33点〜38点
| 年度 | 受けた人 | 合格した人 | 合格率 | 合格点(50問中) |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 245,462人 | 45,821人 | 18.7% | 33点 |
| 令和6年度 | 241,436人 | 44,992人 | 18.6% | 37点 |
| 令和5年度 | 233,276人 | 40,025人 | 17.2% | 36点 |
| 令和4年度 | 226,048人 | 38,525人 | 17.0% | 36点 |
| 令和3年度(10月) | 209,749人 | 37,579人 | 17.9% | 34点 |
| 令和2年度(10月) | 168,989人 | 29,728人 | 17.6% | 38点 |
| 令和元年度 | 220,797人 | 37,481人 | 17.0% | 35点 |
| 平成30年度 | 213,993人 | 33,360人 | 15.6% | 37点 |
| 平成29年度 | 209,354人 | 32,644人 | 15.6% | 35点 |
| 平成28年度 | 198,463人 | 30,589人 | 15.4% | 35点 |
出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験実施概況(令和7年度以前の過去10年間)」。合格点は一般の受験者のもの。令和2年度と令和3年度は10月と12月の2回行われ、表は10月の回
この10年、合格率は15%台〜18%台で、大きくは変わっていません。受ける人は約20万人から約24万5千人に増えています。
合格点は、令和6年度の37点から令和7年度は33点に下がりました。宅建は「何点取れば合格」と前もって決まっているのではなく、年ごとに合格点が発表されます。
合格した人はどんな人?建設業は8.7%
| 職業 | 合格者に占める割合 |
|---|---|
| 不動産業 | 33.2% |
| 他業種 | 27.9% |
| 学生 | 10.9% |
| 建設業 | 8.7% |
| 金融業 | 8.1% |
| その他 | 11.3% |
出典:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「令和7年度宅地建物取引士資格試験結果の概要」(2025年11月26日)(令和7年度の合格者。「その他」には主婦を含む)
令和7年度の合格者の平均年齢は36.2歳でした。職業でいちばん多いのは不動産業(33.2%)で、建設業の人は8.7%です。
宅建士がいないと困るのはどんな会社?
宅地建物取引業(土地や建物の売り買い・仲介など)をする会社は、宅地建物取引業法 第31条の3で、事務所ごとに、業務をする人5人に1人以上の割合で、専任の宅建士を置くことになっています(大阪府の案内による)。
建設会社でも、土地付きの家を売るなど宅地建物取引業をしている会社では、宅建士が必要になります。ただし、建設の仕事だけをしている会社では、宅建士がいなくても仕事はできます。自分の会社で必要かどうかは、会社に確かめてください。
この数字から言えること・言えないこと
言えること
- 令和7年度の宅建の合格率は18.7%で、受けた人の約5人に1人が合格
- 10年の合格率は15.4%〜18.7%で、合格点は33点〜38点と年によって変わる
- 令和7年度の合格者のうち、建設業の人は8.7%
言えないこと
- 自分が何か月の勉強で受かるか。勉強を始める前の知識や、使える時間で大きく変わります
- 今年(令和8年度)の合格点。合格点は試験のあと、11月25日に発表されます
- 宅建を取ると給料がいくら上がるか。資格手当があるかどうかは会社で違います
よくある質問
Q. 令和8年度の合格点はいつ分かりますか?
11月25日(水)の合格発表の日に、不動産適正取引推進機構が合格点と合格率を公表します(試験は10月18日に行われました)。それより前に出ている合格点の予想は、機構の発表ではありません。
Q. 合格点は毎年同じですか?
同じではありません。この記事の10年分の表では、一般の受験者の合格点は50問中33点〜38点で、年によって変わっています。令和7年度は33点、令和6年度は37点でした。
宅建を取るか考えるときに
宅建は、受けた人の5人に1人ほどが合格する試験です。ただし、次のような人は、合格率だけで受けるかどうかを決めないほうが確実です。
- 今の会社で、宅建士の資格手当や、宅建士が必要な仕事があるかを、まだ確かめていない人
- 建設の仕事で使う資格(施工管理技士・建築士など)を先に取るか、まだ決めていない人
- 次の試験までに、勉強の時間をどれくらい取れるかを、まだ考えていない人
まず今の会社で宅建が役に立つかを確かめ、勉強の時間を見積もってから、講座を使うかどうかを考えるほうが確実です。
宅建の勉強を、オンライン講座で進めたいときは
統計で分かるのは合格率までで、どう勉強すれば受かるかは分かりません。仕事をしながら受ける人の中には、通勤や休憩の時間にスマートフォンで講義を見られるオンライン講座を使う人もいます。
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受講料と講座の中身、いつの試験向けの講座かは、リンク先の公式ページで確かめてください。
月ごとの定額などで、宅建の講義動画と練習問題を使えるオンライン講座もあります。
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料金のプランと講座の中身は、リンク先の公式ページで確かめてください。
宅建のほか、行政書士など法律系の資格の講座もそろえた通信講座もあります。
受講料、講座の中身、合格したときの特典などの条件は、リンク先の公式ページで確かめてください。
次のような人には向きません。
- お金をかけずに勉強したい人(どの講座も、無料で試せる範囲のほかは有料です)
- 紙のテキストだけで勉強したい人(どの講座も、講義は動画で見る形です)
- 以前に資格スクエアを使ったことがある人(資格スクエアは、初めて使う人向けの案内です)
- 試験の申し込みや日程を知りたい人(試験は不動産適正取引推進機構が行っています)
出典
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構「令和7年度宅地建物取引士資格試験結果の概要」(2025年11月26日)
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験実施概況(令和7年度以前の過去10年間)」
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験スケジュール」(令和8年度)
- 大阪府「専任の宅地建物取引士の設置について」(宅地建物取引業法 第31条の3)


